ちょっとした不注意で、フローリングにえぐれ傷ができてしまった!
この傷、なんとかならないかとお悩みではありませんか?
しかし、安心してください!
フローリングの傷は自分で補修出来ます!
「補修材」という専用の修理用剤を使うと、費用も掛からず、床の穴埋めも可能です。
手軽にフローリングを蘇らせる事が出来るのです。
そうだよ。フロリーングの傷は自分で補修できるんだ。
やっぱりできるのねー、うれしいわ♪ じゃあ、あっくん。お願いね!
ぇぇー…。(始めからそういう事だったのか)
まぁ、いっか。何でもチャレンジだ!
今回は、フローリングの補修DIYについて調べてみよう!
■目次
フローリングの補修前に確認するポイントは?
- フローリングの種類
- 傷の状態(フローリングの色、大きさ、深さ)
- 修理にかかる時間の把握
言うまでもなく、傷の確認は重要です。
●フローリングがどんな素材(色)なのか?
●傷はどんな状態なのか?
現状をよく確認することで、補修材選びがスムーズにいきます。
特に色の確認は、補修のできを左右する大きな要因になります。
また、補修材によっては補修に時間がかかる場合もあるので、余裕を持って補修DIYのプランを立てましょう。
いくら丁寧に補修しても、色が合っていないと浮いちゃいそうよねぇ…。
その通り!
一度修理してしまうと、やり直しが難しい補修材もあるんだよ。
やり直しがきかないのは困るわ。
そんな事聞いたら、ちょっと怖くなっちゃうわね…
大丈夫だよ。確実に補修するために、確認はしっかりしようって話だから。
ただ、手間をかけた方がいい点もあるって事は知っておいた方がいいね!
それを次で説明するから、よく聞いててー!
フローリングのえぐれ傷の補修に使う道具
- 水・針
- スチームアイロン、タオル
- 補修材 (ペン、クレヨン、スティックなど。色調が可能。)
- ヘラ(定規、プラスティックカードでも可)
- ドライヤー
- 歯ブラシ
- カッター
- いらない布
- 手袋
あらっ。補修材以外は、お家にあるもので出来るのね!
意外でしょー。
補修材はホームセンターで売ってるんだよ。
キットになっているものを買うと、何色か入ってるから色の調整が出来るよ。
単色でフローリングの色を再現するのはなかなか難しいから、初めてはキットがいいんじゃないかな。
ヘラとか必要な道具がセットになってるし
ネットショッピングでも補修材は購入出来ます。
いつでも気軽に買えるので、とても便利ですよね。
ただ、買う前に思い出してください!
色の確認は大切でしたよね。
スマホなどの画面上でイメージ画像を見るのと、実物で見るのでは色味に違いが出る事が多いのです。それで失敗したという体験談もチラホラ…。
気になる補修材は、手に取って見てからネットショッピングで買う事をおすすめします。
やっぱり自分の目を信じなきゃね!
そうだよ!
いくら色の調整が出来るって書いてあっても、実際に見てみることは大切だよ。
ちょっと面倒だけど、失敗して欲しくないからここの手間は省かないで欲しいな。
さぁ!フローリングのえぐれ傷をDIYで補修してみよう!
いよいよ補修DIY開始です!
傷の程度がどれくらいなのかによって、使う補修材の種類は変わってきます。
しっかりえぐれてしまった傷から浅い傷まで、補修方法をご紹介しますね。
【傷レベル・中~深】えぐれには、ハウスボックス「キズなおしま専科 」
スティックタイプの補修材でライトとダークの2種類あります。(価格は4,000円前後)
「キズなおしま専科」セット内容
- シェラック(スティック状の合成樹脂×5)
- 電熱コテ
- コテ台
- 耐熱保護材 10cc
- 木目ペン
- スチールウールXS
必要なものがキットになっているので、他に道具を買い足す必要がありません。
この商品の特徴はシェラックと呼ばれる合成樹脂が5色入っていて、スティックタイプでは最高硬度の補修材となっています。
- キズなおしま専科
- 歯ブラシ、カッター
- 竹串
- 下処理をする ※ 歯ブラシの柄の先で傷のふちをなだらかにする(必要ならカッターで傷を整える)
- スティックの色を選ぶ
- コテの上でスティックを溶かす ※ 色を混ぜる場合はこの時に行う(コテ先に乗せたスティックを竹串で混ぜる)
- 傷を埋めていく ※ 少し盛り上がる程度に埋めていく。
- 埋めた傷を中心に耐熱保護剤を塗る
- キレイに拭いたコテで補修個所を平らにする
- ペンで木目を描く
引用:YouTube
このキットに付いてくる5色のスティックのうち、1つは透明なクリアースティックです。
深い傷を直したいけど、あれこれ補修材を買うのイヤだな~という方には、このセットをおすすめします。
では、次は、傷レベルが中程度の場合です。
【傷レベル・中】くぼみには、ハウスボックス「イージーリペアキット」
こちらもスティックタイプの補修材です。(価格は3,000円前後)
イージーリペアキットの内容
- ホットナイフB2006 (※電池別売:単3電池×2本)
- イージーリペアスティック(シェラックつや消し)×4本
- ゴシゴシスクレーパー
- ミニヘラ
キズなおしま専科と同じハウスボックスという会社の商品です。補修材であるスティックの成分に違いがあり、イージーリペアキットはパラフィン油脂が主成分です。
スティックをホットナイフで溶かして使うことで、色の調整ができキズに隙間なく補修材を流す事が出来ます。
一度埋めてしまった後でも、補修材に熱を加えればやり直しが可能です。
- イージーリペアキット
- 歯ブラシ
- 単3電池×2本(ホットナイフに使用)
- 下処理をする(歯ブラシの柄の先で、傷のふちをなだらかにする)
- スティックの色を選ぶ(単色で合う色が見つからなければ、混ぜて色を調整する)
- 傷を埋める(傷の上でスティックをホットナイフで溶かし、少し盛り上がる程度に埋めていく)
- 埋めたスティックの表面を削り、平らにする
引用:YouTube
とっても簡単ですが、油断するとホットナイフで フローリングを焦がしてしまう事もあるので注意して下さいね!
こちらは、イージーリペアキットのダークカラータイプです。
ホットナイフを使うのはちょっと…という方には、建築の友「かくれん棒フローリング用」がおすすめです。
ハードタイプのクレヨンの補修材です。(価格は1,500円前後)
クレヨンをドライヤーで溶かして補修する事が出来ます。
手順は、イージーリペアキットとほぼ同じです。
引用:YouTube
【傷レベル・浅】擦り傷には、建築の友「かくれん棒ミニ」
クレヨンタイプの補修材です。(価格は1,500円前後)
クレヨンで直接塗り込むことにより、傷を目立たなくすることができます。浅い傷なら埋めることができます。
気軽にチャレンジすることができ、浅い傷にはおすすめです。
- かくれん棒ミニ10色セット(ソフト)
- いらない布
- クレヨンを、直角にすり込む
- ヘラで、余分なクレヨンを平行にすき取る
- いらない布で、傷の周りを拭き取る
- かくれん棒(木目書き)で、木目を書き足す
引用:YouTube
【傷レベル・浅】軽い引っかき傷には、建築の友「住まいのマニキュア」
ペンタイプの補修材です。(価格は2,000円前後)
クレヨンタイプと同じで、傷に直接着色をします。ペンで塗るだけという、手軽さがいいですね。
- 住まいのマニキュア ミニ 10色セット 筆ペンタイプ
- ペンの色を選ぶ
- キズにペンを塗っていく
引用:YouTube
【傷レベル・浅】軽いへこみには、水
無垢のフローリングは、水を使ってへこみを補修する事が出来ます。
木は、水分を含むと膨張する特徴があります。この方法はその特徴を利用して、へこみを解消します。
- 水
- 針、ピン
- へこんだ部分に3~4か所くらい針・ピンを刺す
- 少量の水を垂らす
- しばらく放置して、木が水分を含むのを待つ
同じように水を利用する補修で、スチームアイロンを使う方法もあります。
これらの水を使った補修方法は無垢材を使ったフローリングに対して有効な方法です。
フローリングは合板の場合もあり、そちらは木に化粧材という加工をした材料を張り合わせています。
傷がついているのは表面の化粧材であり、この素材には水での補修は効果が期待出来ません。
【傷レベル・関係なし】とにかく時間がない!なら、ニトムズ 「フローリング補修テープ」
テープタイプの補修材です。(価格は300円前後)
テープを貼るだけで傷が隠れるので、すぐに補修が完了します。
粘着力がとても強いので貼り直そうすると、フローリングの表面も一緒にはがれてしまう事があります。そのため慎重に貼る必要があります。
色合わせをしっかりすれば、このテープでも目立たなくする事は十分に出来ます。
●えぐれが気になるけれど、とにかく時間がないから困っている方。
●細かいことは考えずに、さっと補修したい方。
このテープで、ササっと隠してしまいましょうー!
フローリングのえぐれ傷を補修する費用
先ほどご紹介した補修材の費用をまとめてみました。
補修材 | 傷レベル | 費用※購入先によって違います |
キズなおしま専科 | 中~深(えぐれ) | 4,000円 |
イージーリペアキット | 中(くぼみ) | 3,000円 |
かくれん棒フローリンク用 | 中(くぼみ) | 1,500円 |
住まいのマニュキア | 浅 | 2,000円 |
かくれん棒ミニ | 浅 | 1,500円 |
フローリング補修テープ | 関係なし | 300円 |
水 | 浅※無垢の場合 | 0円 |
フローリングの補修を業者に頼む場合の価格相場は、1㎡あたり1万円前後になります。
DIYで補修する場合は、数千円で済むので費用を抑えることができますね!
ただし、傷は深かったり、範囲が広いと、やはり素人がするにはとても難易度が高いです。
色の調整も難しく、せっかく苦労して直したのに見た目が悪くなれば、かえって目立ってしまう危険もあります。
そうなったら、もう取り返しがつかないので最悪ですよね・・・(汗)
そんな読者様におすすめなのが、フローリング補修が得意な業者 にまずは相見積もりを依頼してみることです。
【賃貸の場合】フローリング補修DIYの注意点
「フローリングにうっかり傷つけちゃった…賃貸なのに~!」という場合には、注意点があります。
もしかして、補修すれば退去する時にクリーニング費用を抑えられると思っていませんか?
残念ながらそうではありません。
自分で出来る補修DIYは、傷を目立たなくするものであり、補修したフローリングが根本的に直るわけではありません。
破損しているとみなされる可能性は十分にあります。
これは床だけではなく、壁紙など他の場所にも同じ事が言えます。
補修DIYは簡単にキレイにする事は出来ますが、あくまで「自分が気になる場所を補修してみる」という点を、心に留めておきましょう。
知ってる?フローリングのえぐれ傷の原因
フローリングのえぐれ傷の原因って何かわかる?
もちろんわかるわよー!
あ。前にお皿落としちゃった時に出来た傷。
あれもショックだったわ~。
(母さん、フローリングの傷よりお皿の方がショックって言ってたけどね)
物を落とした時の衝撃ってフローリングのえぐれ傷の原因になるよね。
- 物を落とすなどの衝撃
- ペット、子供のおもちゃ、足の爪など
- 家具との接触、摩擦
このように、ちょっとしたことでもフローリングは傷つきやすいと言えます。
そうそう。うっかりして傷つけちゃうのよね~。
後から気づいてショック受ける事もあるし…。
今は数か所の傷でも、気が付かないうちに増えていくんだよね。
補修しよう!って思った時に、傷が多すぎてどこから手を付けていいのかわからない…なんてことになるかもしれないよね。
思い立った時が補修のチャンスだよ!
フローリングのえぐれ傷の補修DIY方法まとめ
フローリングはちょっとした事で、傷がつきやすいものです。
「しまった~!」と、思った時にはもう遅い…。
悲しくて落ち込みますよね。
ですが、補修材を使えば、誰でも簡単にDIYすることが出来ます!
補修材の種類はとてもたくさんありますから、傷をよ~く確認してから購入して下さいね。
ただ、色の確認はしっかり自分の目でする事をお忘れなく!
面倒に感じるかもしれませんが、後で後悔せずに済みますよ。
賃貸の方は、落ち込んでしまう所ですがグッとコラえて!(笑)
大丈夫です。なんとかなります!
(他にもいろいろフローリングに関する記事がありますので参考にしてみて下さい)
自分がお部屋で気持ちよく過ごすために補修するのも、いいんじゃないかしら。
キレイなフローリングっていいわよね♪
落ち込んだ気分も吹き飛んじゃうと思うわ!
ワンステップ手を加えて、補修後にワックスをかけると、細かい傷が目立たなくなり補修した場所がコーティングされてよりキレイになります。
保護もされるから、より長持ちしますよ!
ではでは、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
ねぇ、あっくん、フローリングの傷は直せるってテレビで言ってたんだけど…ホントかしら?