見積書を受け取った時に1番気になることと言えば。
果たしてこの見積書に書いてある金額は、相場よりも高いのか安いのか?
リフォーム業者から見積書を受け取る時、「今回は、がんばって少しお安くしておきましたので!」
担当者に、とびっきりの笑顔でそんなひと言を告げられていたとしたら。
信じるべきなのか・騙されているのか。
担当者の本心をどう捉えればいいのかわからなくて、どんどん悩みの迷路に入っていってしまいますよね…。
今回は、そんな見積書で悩まない様にするために見方のコツをお伝えします。
■目次
リフォーム見積書の見方のコツとは?
見積書でまずチェックしたいのは、金額ですよね。
費用を知りたくて見積書を作ってもらうので、誰もが一番気がかりである項目です。
ですが、必ず確認して欲しいポイントは他にもあるんです。
依頼主であるあなたに、わかりやすく伝えようとしてくれているか。
ここに注目することが、最も重要なポイントなんです。
見積書は、リフォーム業者それぞれの方法で作成されています。
どの見積書も、とっても知的でピシッとした真面目な書類に見えますが、個性がよく出る書類でもあるんですね。
※もちろん真面目な書類であることは間違いありません!
見積書から、リフォーム業者の信頼度・提案力・担当者の誠実さを知ることができるんです。
信頼できるかどうかで、見積書の金額が妥当なのか・そうでないのかも読み解くことが可能になります。
じゃあ、どんなポイントをチェックすればいいのか。
これから見方のコツをひとつずつ説明していきますね。
見積書でチェックするべき8つのポイント
- 工事期間
工事期間が未記入の場合があります。
話が行き違うトラブルになるので、必ず確認しましょう。 - 支払い条件
支払い条件をよく確認しましょう。
工事の途中でリフォーム業者が倒産した場合、返金されない可能性があります。 - 一式工事
極端に高い一式工事の場合は、内容の確認が必要です。
- 数量・単価
現場調査を行なった上で記入されていることが前提です。
①数量・単価が示されているか。
②不明点等は図面で説明・確認してもらえるか。この2点を確認しましょう。
- 二重計上
この例では、運搬費・諸経費が別として記載されています。
二重計上の可能性があるので、確認が必要です。 - 保証期間
保証内容をよく確認して下さい。
長期の場合は、途中でリフォーム業者が倒産した場合のことも確認して下さい。 - 割引き
根拠のわからない特別価格や決算値引きについては、内容をよく確認して下さい。
- 承諾欄
一般的には、見積書で署名を求めることはありません。
署名をすると契約したものと判断されることがあります。
一式の見積書ってなんだろう?
一式と言う表記で書かれている見積書は、とてもすっきりしていてシンプルですよね。
しかし「内容を詳細に記載してあるもの」と「一式」と言う表記の見積書を比較した場合、一式の見積書は内容が把握できません。
複数の業者の見積書を比較する時に、正確に比べることができないのです。
内容がわからないと言うことは、どんなグレードの設備・材料を使うのかもはっきりしません。
リフォーム業者が口頭で工事内容を説明してくれるうえ、それを「見積り内訳書」や「仕様書」などで明確に提示してくれるなら問題はないんです。
依頼主に、わかりやすく伝えようとしてくれていることがわかりますから。
ですが、そうでないとしたら。
説明があっても、口頭だけで済まそうとする業者は、言った・言わないでトラブルになる可能性が高くなるので避けておいた方が無難です。
難しいんですが、詳細に記載されているから安心と言うわけでもないんです。
項目を細かく記入することで内容を明確にしているように見せかけ、実際には必要のない項目で費用を請求することもあります。
って言っても、必要がある・ないなんてよくわからないですよね。
こんな風にわからないなと思ったことは、リフォーム業者に何でも聞いてみて下さい!
見積書の段階で疑問をなくすことは、とても大切なことです。
ちなみに、この「一式表記」に対する対応で、リフォーム業者の体質や性格を読み取ることができます。
- 依頼主にリフォームの内容をわかりやすく伝えようとしているか。
- 工事後に依頼主とトラブルにならないように説明を書面に残そうとしているか。
このような配慮が、見積書や図面などの書類には表れてくるのです。
とにかく、疑問を残さないことが大切なのね。
こちらからも信頼につなげたい気持ちを持ちつつ、思ったことは根掘り葉掘り聞いちゃいましょ♪
品番・数量・単位・単価って知っておく話なの?
細かい話が苦手!という方は多いですよね。
でも、品番はその設備だけにしかついていない大切な正式名称。
【商品の名称・品番の表記例】
この例はメーカー名・品番がちゃんと明確になっていますよね。
今の時代、インターネットで検索すれば大抵の情報は調べられるので、依頼主がひとつずつ確認しようと思えば可能な情報が明確にされています。
メーカー名や設備名だけでは、自分がイメージしている希望の設備があってもどのグレードの、どのタイプなのか特定できません。
つまり、自分の希望がリフォーム業者に明確に伝わっているか確かではないんです。
考えてみれば電化製品も、数字とかアルファベットが少し違うだけでグレードが違ったりするものね。
リフォーム業者の考えと依頼主の考えが違っていれば、リフォームの仕上がりに大きな問題が出ます。
そんな思い違いをしないために、正確なメーカー名・品番が記載されているか確認することは、トラブルを防ぐために大切なことなんですね。
数量と単価の記載においても、同じことが言えます。
【数量と単価の記載例(壁紙張り替えの場合)】
単価・数量(面積、時間など)が記載されているかをチェックして下さいね。
よく使われる単位
- 資材関係 m(資材などの長さ)、平米(クロスなどの面積)、立米(コンクリートなどの体積・容積)、ケース、セット、台、枚、本、缶、袋、束(たば)など
- 作業費関係 /m、平米、立米、個所、人工(にんく=1人の専門職が1日かかる工事)、日など
同じ商品なのに他社と大きく単価が違うようなら、リフォーム業者に必ず確認してみて下さい。
図面と照らし合わせて、面積が実際よりも大きすぎる数字になっていないかなど、数量が妥当かも確認して下さいね。
面積や施工時間はリフォーム業者によって計算方法に違いがあるので、同じでないことが一概に悪いとは言いきれないと言う難しさはあります。
何度も言うけど「あれ?」と感じた疑問点は必ず質問してみてね! 納得のいく説明が得られるのかも、誠実なリフォーム業者なのかを判断するポイントなんだ。
問題があるのは、単価や数量の割り増しです。
残念ながら、一式表示ではなく単価や数量をきちんと明記している場合にも、その数値を割り増しするリフォーム業者の事例はあります。
自分ではよくわからないけれど、リフォーム業者には聞きにくいなと思うことありますよね。
そんな時は、依頼主とリフォーム業者の中立の立場になって相談を受付てくれる窓口を使ってみることもひとつの方法です。
住宅リフォーム見積チェックシステム
利益を目的として運営していない公益財団法人なんだ。 無料でリフォームの見積書をチェックしてくれるんだよ。
誰にも相談できずに、悩んで失敗してしまう事例は多いんです。
お金の話であったり、プライバシーに関わることが多いので、いくら親しい知人でも全てのことを話して相談に乗ってもらうにはハードルが高いことありますよね。
悩み疲れて「まぁいいや」と投げやりになってしまう前に、相談窓口で知識のある第三者に相談してみることも検討して下さいね。
値引き・割引きには注意しましょう!
先ほど紹介した住宅リフォーム見積チェックシステムに寄せられた、実際の相談例があります。
相談概要
【工事内容】 8畳の和室に温水式床暖房を敷設する工事
【住宅形式】 戸建(木造2階建)
【相談内容】リフォームのイベントで顔見知りになったリフォーム事業者と外壁の塗装、キッチン・ユニットバスを交換するリフォーム工事を契約した。さらに、古くなった畳の交換を依頼しようとしたところ、その事業者の担当者から「床暖房の敷設工事を畳を交換するより安くするから」と提案された。「特別価格」と記載された見積書をもらったが、金額や工事の妥当性についてチェックしてほしい。相談者から送付された資料
・見積書
この事例は、見積金額から8割の値引きをされた特別価格が本当に妥当なのか、依頼主が不安になってしまったという例です。
8割も値引きされてたら、私でも詐欺だと思うわ…!!
ですよね。
多くの人がそう思う例だと思います。
ただ、この例は設備の数量・工事費も過度に高すぎると言うことはなかったそうです。
ではなぜ、詐欺にも感じられてしまうような見積書になっているのか。
それは、設備・材料費などの価格にありました。
メーカー定価価格を記載していたため、8割もの値引きがされている見積書ができ上がっていたんです。
メーカー定価価格は、通常では見積書には記載されません。
仕入れ価格と言って、卸売業者がメーカーから買い付けた商品の購入価格=メーカー定価価格より低い価格が見積書に記載されるのが通常です。
依頼主が納得できるよう十分に説明を受けることができたのであれば、問題はなかったでしょう。
この場合は説明がなかったんだね。
悪意はなかったのかもしれないけど、リフォーム業者への不信感が募ってしまう例だよね。
このように、値引き・割引にはリフォーム業者の意図が何かしら含まれているものなのです。
依頼主には「やったー!待ってました♡」と浮かれたくなる値引きですが、この文言があった時こそ、リフォーム業者の説明・対応をしっかり見極めるつもりで受け止めて下さいね。
よく使われるけれど、わかりにくい用語集
見積書によく使われるけれど、曖昧になりやすい用語をまとめてみました。
○○一式 | 工事がごく小規模で工事金額がほぼ一定の場合、材料・工賃を合わせて「一式」とすることがある。 |
別途工事 | 見積書の範囲にない工事。 見積りに含まれるのか・含まれないのか、よく見極めておく必要がある。 例)トイレの手すり取付工事の見積りの場合、便器の取り替えは別途工事になる。 |
追加工事 | 見積り時点では正確な費用が出せない場合、後日清算するもの。 例)床の張り替え工事の場合、工事を始めてから床下の一部が腐っていることが判明→補強が必要になった工事内容が「追加工事」となる。 |
諸経費 | 施行業者が工事をするうえで必要な経費。 工事規模に応じて諸経費率は違ってくるが、10~20%であることが多い。 増改築工事の場合は、新築工事より割高となる。 |
廃材処分費 | 建築工事の際に出る廃材は、専門業者にしか処分ができない決まりがある。 違法にならないように、産業廃棄物処理業者に処理してもらう費用。 |
材料費と工費 | 材料費は使用される材料・製品・部品など。 工費はそれらを取り付ける技術料などのこと。 |
この一覧にある用語は、何となく意味はわかるんだけれど相場も調べにくい内容の用語ばかりですよね。
こういった項目は、悪い言い方をすれば誤魔化しがしやすくもあります。
「見積書でチェックするべき8つのポイント」で紹介した例でも、運搬費・諸経費が二重計上されていましたよね。
二重計上と言うのは、同じ工事項目がひとつの見積書に2つ記載されている状態のことだよ。
こんなものなのかな?と思っちゃうから、二重計上だなんて絶対に気が付かないわ~。
そうなりやすいのが、この一覧にある用語の項目なんです。
もちろん、全てのリフォーム業者が誤魔化しをしているわけではありません!
でも、極端に高い金額が書かれていたら注意する必要があります。
相見積もりの比較で、金額差の理由を知るコツ
複数のリフォーム業者に見積書を作ってもらっても、金額に差が出て悩むことありますよね。
見積書の金額の差が出る理由
- 見積もっている範囲・内容の違い
- 材料や商品などの製品の違い
- 仕入れ価格が異なること
- 工賃、諸経費の違い
リフォームは、どこをリフォームするかだけではなく、計画の立て方・経費の考え方で見積り額が大きく違ってくるものなんです。
相見積りをとったが、見積書の体裁や金額が異なるため比較できなかった例
相談概要
【工事内容】プロパンガスから都市ガスへ変更する工事、システムキッチン・洗面化粧台・給湯機の交換、壁・床の張り替え等
【住宅形式】 戸建(木造2階建)
【相談内容】3社から見積りをとったところ、事業者によって見積書の体裁や金額が異なるため、内容の比較ができない。
一番安い金額を提示した事業者に依頼した方がいいのかとも思うが、妥当な金額であるかなど不安を感じている。見積書をチェックしてほしい。相談者から送付された資料
・A社見積書(1,500,000円)、計画図面
・B社見積書(2,000,000円)
・C社見積書(1,400,000円)チェックポイント
・比較表の作成
【各社の見積書内容を一覧に並べた表】
【各見積書で表記が異なる項目名を共通にして比較した表】
相談者の方が、最初に好感を持ったのがB社だったそうです。
ですが、見積書の総額を比べるとB者は一番費用が高いですよね。
そのため予算オーバーにより選択から外さざるを得ず、一番低い金額を提示していたC社に決めようかと思っていたところ、表記が異なる項目名を共通にして比較したらB社が一番安かったと言う例です。
どうしてこんなに違いが出たんでしょうか。
この場合、工事範囲・工事内容・仕様等を、同じ条件にそろえて見積書を作成してもらわなかったため金額に差が出たといえます。
この相談者の方は、ガス工事・舗装工事については、ガス供給会社に直接依頼。
和室工事・門扉工事については、予算縮小のため中止する予定だったそうです。
ガス供給会社に直接依頼する工事や、中止する予定の工事を見積書から外し、同じ条件で集計したところ、項目名を共通にして比較した表のようにB社が一番低い金額であることが分かったんです。
リフォーム業者ごとに細かく要望を伝えるのって、言いにくかったりちょっと面倒だと思ってたわ。
でも、自分が損をしないためには重要なことのね。
見積書の総額が、極端に安い場合にも注意が必要です。
安い設備・材料を使われていたり、依頼主が行いたい工事が含まれていなかったりします。
そうなると、後から追加で請求が来て最終的に予算オーバーになってしまうことになりかねません。
見積書の金額が安いだけでは、工事の良否は判断し難いものです。
依頼主の予算の範囲内で、良心的な工事をしてくれるリフォーム業者を選ぶことが大切なんです。
見積書のチェックは時間をかけてして下さいね。
親身になってくれるリフォーム業者は、こちらが誠実な気持ちで尋ねたことには、なんとか応えようとしてくれるものですよ。
見積もりは無料ですが、リフォーム業者は人件費などのお金をかけて見積書を作ってくれます。
その有り難さを忘れずに、こちらの想いを伝えられるようにしたいですね!
相見積もりについては、いくつのリフォーム業者を比べたらいいのか、どうやって厳選すればいいのかこちらでまとめました。これから相見積もりすることを考えているのなら参考になると思いますのでぜひ読んでみて下さい。
リフォーム見積書に追加費用はかかるもの?
リフォーム追加費用は、かかりましたか?と言うアンケートの結果を見て下さい。
予算内でリフォーム費用を収めた方の体験談
・お風呂場のリフォームをしたのですが、見積もりの段階から追加費用はなしの確約をもらっていたので。(30代/男性/会社員)
・事前の見積もりを細かく正確に行ったので、追加費用はかからずに済みました。(30代/女性/その他専門職)
・見積もりが出た時に追加費用がかからないことをしっかり確認しておいたので(30代/男性/個人事業主)
引用:一般社団法人 住生活リフォーム推進協会
追加費用がかからなかった方は、見積書を作成してもらう段階で、リフォーム業者にしっかりと確認していることがわかります。
そのために、自分のリフォームしたい内容を明確にして、正確にリフォーム業者に伝えて、確認まで時間を掛けているんですよね。
60%が追加費用がかかっていないなんて意外だわ!
リフォームは追加費用がかかっても仕方ないって思ってたけど…そうならないために努力する価値はあるわね♪
逆に、40%の方はなぜ追加費用がかかってしまったのか見てみましょう。
追加費用がかかってしまった方の体験談
・風呂場は土台や下地が腐っていたりして直すのにお金がかかる。解体してみないとわからないことなので。(30代/男性/会社員)
引用:一般社団法人 住生活リフォーム推進協会
・当初の見積もりの金額に補強・補修費用が入っていなくて、工事をしていくうちに構造部の傷み、劣化に気付いて、補強・補修したほうがいいということで、追加費用がかかった。(40代/男性/会社員)
・外壁工事の際、取り壊した外壁の処分費用が追加でかかってしまった。(40代/男性/自由業・フリーランス)
「打ち合わせの段階では想定していなかったけれど、工事してみたら傷み・腐食などを発見した」
と言う理由で、追加費用が必要になっている場合が多いですね。
水まわりは痛みやすい、と言うのはよく聞きますよね。
床などを解体してみないと分からない部分が大きいので、見積もりの段階では正確に把握できないのが実態です。
そのため、追加費用は覚悟する必要があります。
ここで大切なポイントは、リフォーム業者から工事開始後にしか把握できない内容に対して、詳しい説明が受けられたかどうか。
この説明があるかないかで、リフォーム業者の信頼度は大きく変わります。
追加費用がかかる可能性があるのか、自分からも聞いてみなくちゃね!
もし、ここで納得の行く説明をしてもらえないようなら、説明してくれる他のリフォーム業者を探した方が満足の行くリフォームができると思います。
信頼関係が築けたリフォーム業者に工事を依頼できたのなら、リフォームの完成が楽しみで仕方なくなりますよ。
見積書の作成依頼やチェックは、慣れないことなので想像以上に骨を折る作業です。
ですが、費用の面でも満足のできるリフォームを叶えた方たちは、みんなそこに時間をかけていましたよね。
願い通りの暮らしを手に入れるために、ここでひと踏ん張りして一緒にがんばりましょう!
まとめ
リフォームの見積書の見方のコツのポイントをまとめますね。
- 見積書とは、費用の目安だけでなく、リフォーム業者の信頼度・提案力・担当者の誠実さを知ることができる大切な書類。
- チェックするべきポイントは8つある。
(工事期間・支払い条件・一式工事・数量・単価・二重計上・保証期間・割引き・承諾欄) - 値引き・割引には、リフォーム業者の意図が何かしら含まれているものなので注意する。
- 相見積もりの比較のために、同じ条件にそろえて見積書を作成してもらう。
- 追加請求をなくすため、自分のリフォームしたい内容を明確にして、正確にリフォーム業者に伝える努力をする。
見積書ってとりあえず出して下さいってつい言っちゃうけど、大切なことが詰まっている書類なのね。
そうだね。
だからこそ、ひとつずつじっくり時間をかけて確認する必要があるんだよ。
何かの書類を自分で理解しようとする作業って、なかなか大変ですよね。
リフォームの見積書は慣れない文言が多いうえ、リフォームの規模が大きくなればなるほど項目が多くなるので想像以上のパワーが必要になります。
わからないからと投げやりになってあなたの大切なリフォーム計画が失敗しないよう、これからも僕が応援させてもらいます!
見積書って言ったら金額が全てでしょ?!
他は一緒なんじゃないの…?