家の設備の中でも特に使用頻度の高いトイレは、少し不具合が生じるだけでもとてもストレスになるものです。
トイレの中では、ストレスなくゆっくり過ごしたいですよね。
しかし、使用頻度が高いからこそ、トイレの寿命もありますし、歳を重ねてきて使い勝手が悪くなってしまうのが問題です。
そこで今回は、介護を視野に入れた、トイレのバリアフリーリフォームについて調べてみました!
今はまだ早いと思っていても、いつ急に必要になるか分かりませんし、家族の今後のためにも早めにバリアフリー化を検討されることをおすすめします!
■目次
トイレをバリアフリーに!考えるべきポイントは?
具体的に、トイレのバリアフリーリフォームとはどのようなものを指すのでしょうか?
一般的には、他の箇所のリフォームでも多くある、段差の解消や手すりの設置などを想像されるでしょう。
トイレの場合はその他にも、車椅子のまま利用できるようにスペースを拡張したり、扉をスライド式の引き戸にして車椅子でも開け閉めをしやすくしたりといった工事もあります。
他にも、床材を滑りにくい素材やクッション性のあるものに変更したり、緊急用のコールボタンを設置したりといったリフォームもバリアフリーリフォームに含まれます。
様々なリフォームが可能ですが、実際にリフォーム内容を検討する際にはどのようなことに気をつけたら良いのでしょうか?
身体状況に適したリフォームを検討しよう!
まずは、利用する方の身体状況に合わせてリフォーム内容を検討することが大切です。
例えば車椅子を利用されている方なのか、自力で歩いてトイレに入ることができる方なのかによっても大きく異なります。
車椅子であれば、トイレ内のスペースを十分に確保することが必要ですし、介助が必要なのであれば、介助する方がどの位置で介助するのが良いかまで考えておかなくてはいけません。
そのためにも、まずは身体状況を把握することが大切なのです。
専門家に相談しよう!
バリアフリーリフォームをする際に必須なのが、ケアマネージャーなどの専門家に相談すること。
手すりひとつ設置するにしても、どのくらいの高さに、どのような形式の手すりが必要なのか相談するべきです。
そうでないと、せっかく設置したものの必要な場所になくて意味がなかったり、逆に中途半端な位置に付けてしまい転倒につながるケースもあります。
せっかく費用をかけてリフォームするのですから、専門家にしっかり相談して、意味のあるリフォームにしてほしいと思います。
身体状況を把握した上で、専門家に相談しながら必要なリフォーム内容を検討することをおすすめします!
トイレをバリアフリーに!事例
次は事例をもとに、バリアフリーのリフォームとはどのようなものがあるのか見ていきたいと思います。
各家庭の間取りや状態によっても異なりますが、事例を見るのはとても参考になりますので、ぜひご覧ください!
事例1.外開きから折り戸にリフォーム!スッキリ広々空間に!
こちらは、狭く使い勝手の悪かったトイレを、スッキリ広々とした空間にリフォームされた事例です。
外開きのドアが邪魔になっていましたが、隣にお部屋があるため引き戸ではなく折り戸に変更。
タンクを後ろに収納し、手洗い器もコンパクトなものに変えることでスッキリとした広々空間に仕上げることができました。
さらに、出入り口の段差を解消し、身体を支える手すりを設置することで、転倒を防止し、より安全なトイレになっています!
事例2.車椅子対応やヒートショック防止の快適リフォーム!
こちらの事例は、車椅子でも入れるようにしたい!という要望を中心に、バリアフリーのトイレにリフォームされたものです。
出入りの邪魔になっていた手洗い器を撤去して、代わりに手洗い付きのトイレに変更。
さらに、タイル貼りで寒々しく、ヒートショックの危険もあった壁をクロスにし、汚れやすい腰壁には木質パネルを使用して掃除のしやすさにもこだわっています。
入り口の扉を引き戸に変更することや、床を車椅子の重さにも耐えられる重歩行タイプのクッションフロアにすることで、しっかりバリアフリーに対応できるようになりました!
ヒートショックって、お風呂だけだと思いがちだけどトイレでも起こりうるのね!たしかにタイルをクロスに変えるのって重要かも・・・!
事例3.洗面所との壁を無くして、動作がしやすいひと続きの空間に!
こちらは、トイレと洗面所がそれぞれ狭い空間だったため隔てていた壁を取り払い、空間を広くするリフォームを行った事例です。
ひとつの空間になることで、車椅子の利用があっても広々と余裕をもって使うことができる上、大きな窓もあり、明るい空間に仕上がっています。
また、入り口はバリアフリーに配慮して引き戸になっており、床は耐久性のあるフロアタイルを貼ることでお掃除もしやすくなりました。
低めの壁を間に挟むことで、ひと続きでも気にならないようになっているね!
飾り棚にもなっていて、とっても素敵ね!どの事例も細かいアイデアがいっぱいで、考えた人すごいわね〜!
トイレをバリアフリーに!気になる費用は?
続いて、気になる費用についてです。
どのようなリフォームでもいえることですが、費用はあくまでも相場といったところで、実際にはどこのメーカーのどの商品を入れるかによっても大きく変わる場合があります。
専門家にご相談の上、身体状況に応じたものを使用することが大切ですので、目安としてご覧ください。
手すりの設置
一般的な直線形状の手すりの設置の場合は5千円から可能ですが、立ち座りの動作があるトイレに最適なL字型の手すりを設置する場合には、2万円からが相場になります。
緊急コールの設置
トイレの中で何かあった場合に人を呼ぶことができる緊急コールは、工事なしで簡単に設置できる無線のもので約5千円から手に入れることができます。
埋め込み式の場合には工事が必要で、2万円からが相場です。
段差の解消
段差の解消工事は、敷居を取り除いて平らに整えたり、扉の交換が必要な場合は3万円からが相場になりますが、さらに大掛かりな工事が必要な場合には10万円などになることも考えられます。
扉の変更
車椅子でも便利な引き戸などに扉を変更する場合の相場は4万円からですが、扉を変更するにあたり周辺の壁を工事する必要がある場合には10万円からとなります。
スペースの拡張工事
車椅子が必要な場合には、トイレスペースを拡張する工事が必要になります。
その場合、他の部屋との兼ね合いなどもありますが、15万円からが相場とされています。
状況によって大きく変わる場合が考えられますので、スペースの拡張工事は実際にどのくらいの空間が必要なのか専門家に詳しく聞いて検討することをおすすめします。
トイレはお家の中でも比較的狭い空間で、工事の規模がそんなに大きくないから、10万円以下のリフォームでも十分いろんなことができそうだね!
ウンウン、毎日何度も使う場所だから、しっかり満足いくリフォームをしたいわよね!
トイレのバリアフリーリフォーム まとめ
今回は、トイレをバリアフリーにリフォームする場合のポイントや費用についてご紹介しました。
ポイントは身体状況に適したリフォームを検討すること、そして専門家に相談することでしたね!
費用については以下のとおり。
・手すりの設置:直線形状 5千円〜/L字型 2万円〜
・緊急コールの設置:簡易式 5千円〜/埋め込み式 2万円〜
・段差の解消:3万円〜
・扉の変更:4万円〜
・スペースの拡張:15万円〜
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
この記事が少しでも、皆さまのご自宅を快適にする手助けになればとても嬉しく思います。
ヤマダ電機では、バリアフリー対応トイレへのリフォームも行っています。
こちらの記事も参考にしてみてください。
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