トイレのリフォーム。2大メーカーTOTOとリクシルを徹底比較!

1日に数回は必ず足を運ぶ場所。それはトイレ。

長時間いるわけではないけれど、家になくてはならない場所ですよね。

毎日使う場所だから、気づけばあっという間に汚れてしまうし、水道代も意外とかかるし、目には見えないけれど菌や匂いも気になる。。。

そんな悩みの尽きない皆様に是非ともお教えしたい!!!

『イマドキのトイレ、すごいんですよぉぉぉ!!』

今回は、トイレの2大メーカーであるTOTOとリクシルの最新製品を徹底比較してみます。

トイレのリフォームを決めて、メーカーを選ぶのに悩んでいる方。

トイレのリフォームに興味はあるけど、なかなか決意できない方。

ぜひ最後までお付き合いください。

トイレをリフォームするならオススメのメーカーは?

トイレ製品を製造しているメーカーはTOTOリクシルPanasonicジャニス工業など、国内だけでも複数あります。

しかし、国内での衛生陶器のシェア率は、TOTOが60%リクシルは30%となっています。

また、リフォーム時の採用率は、TOTOが58%リクシルが34%となっており、いずれもこの2メーカーのみで全体の90%を占めています
参考:リフォームLab.

衛生陶器とは
衛生陶器とは便器だけでなく、手洗いや浴槽・給排水のタンクや管等、衛生設備に用いられる陶器の総称になります。

はるこ

昔から、トイレといえばTOTOってイメージが強いわよねぇ。

あつし

やっぱり母さんもそういうイメージなんだね。実際、1位と2位の間にも倍ほどの差があるしね。

はるこ

そんなに圧倒的に人気ってことは、やっぱりずば抜けて優れた何かがあるってことなのかしら?

あつし

そう思うよね。僕も気になって、今回調べてみたよ。

TOTOとリクシル。一体どんな会社なの?

早速TOTOとリクシルについて、紹介していきたいと思います。

はるこ

そもそもTOTOって昔からある有名な会社のイメージだけど、リクシルって最近CMとかで目にするようになったような気がするわ。。。

あつし

確かにそうだよね。じゃあまずはそこから説明しよう。

TOTOは1917年に東洋陶器株式会社として設立された会社です。

設立当初から便器をはじめとした衛生陶器の製造をしており、国産初の腰掛式水洗便器(今でいう洋式便器ですね)を開発したのもTOTOです。

一方のリクシルは2011年に設備機器や建材メーカー5社が統合する形で誕生した会社です。

その5社の中に含まれていたのが、衛生陶器メーカーであったINAXです。

INAXは1924年に伊奈製陶株式会社として設立された会社となります。

もともとはタイルなどの建設陶器を製造する会社でしたが、1945年に衛生陶器の製造を開始しました。

実はこのTOTOとINAX、もともと同じ法人グループに属していたり、創業者の1人が同じ人だったりと共通点も多いのですが、1945年のINAXの衛生陶器製造開始からは、長年にわたりライバル関係にあるのです。

各社一押しの最新商品で徹底比較!

長年のライバル関係にある2社ですが、今回は2019年最新の便器製品で比較検証をしてみます。

まずはTOTOの商品をご紹介。

ネオレストNX

希望小売価格:570,000円(税抜 以下同じ)
サイズ:W468×D800×H565
カラー展開:ホワイト

引用:TOTO

次にリクシルの商品です。

サティスG

希望小売価格:407,000円
サイズ:W375×D705×H540
カラー展開:ピュアホワイト、ノーブルブラック、ノーブルトープ、ピンク、ブルーグレー

引用:LIXIL
引用:LIXIL(左:ノーブルブラック 右:ノーブルトープ)

どちらも2019年発売の商品で、ウォシュレット一体型のタンクレストイレです。

トイレの排水には、床排水と集合住宅などでみられる壁排水(床上排水)がありますが、今回は床排水タイプのもので比較していきます。

あつし

値段は20万近い差が開いているんだね。リクシルはコンパクトな便器で定評があるんだって。

はるこ

あっくん!私は大きさよりも色がビックリだわ。便器といえば白!のイメージだったけれど、最近はカラー展開もオシャレなのね。

節水機能は?消費電力は?

何かとエコが話題のこの時代。

節水や節電は特に気になるところですよね。

15年ほど前まで、トイレを1度流すのに必要な水は8L〜13Lが主流でした。

2006年頃から2011年頃にかけて、各社節水型のトイレを次々と開発させ、今では15年前と比べると必要な水量はかなり少なくなっています。

ネオレストNX

3.8L /小3.3L / eco小3L
定格消費電力:1278W

サティスG

4L /小3.3L(エコモード作動時)
(エコモード解除時は大6L /小5L)
定格消費電力:1300W

あつし

やっぱりシェアNo.1だけあって、エコに向けた取り組みはTOTOが一歩リードしているみたいだね。

はるこ

13L必要だったのが今は4Lでいいなんて!水道代もかなり変わってきそうね。これはお金をかけてでも新しくする価値があるわね。

掃除のしやすさは?

エコと同じくらい気になるのが、掃除のしやすさ。

毎日の掃除が少しでも楽になったら嬉しいですよね。

ネオレストNX

  • セフィオンテクト採用
    従来の釉薬の上に特殊なガラス層を吹き付けることでさらに滑らかな仕上がりに
    汚れが付きにくく落としやすいを実現
  • トルネード洗浄
    渦を巻くような水流で、少ない水で汚れを効率的に洗浄
  • フチなし形状を採用
    汚れの溜まりやすい便器のフチ裏をなくした形状で、サッと拭くだけで掃除完了
引用:TOTO
  • きれい除菌水を自動で生成
    水を除菌効果のある「きれい除菌水」に変え、洗浄後の便器に自動で吹きかけることで、黒ずみの原因ともなる菌を除菌
引用:TOTO
  • ニオイの元を自動消臭
    トイレの1日の使用時間を学習し、頻度の高い時間はにおいきれいカートリッジに捕集して脱臭
  • お掃除リフト
    ワンプッシュ手動で便器とウォシュレットの間が外れ隙間も楽々お掃除

サティスG

  • アクアセラミック採用
    高硬度のジルコンを釉薬表面まで含んでおり、傷や汚れが付きにくい
    銀イオンのパワーで黒ずみの原因となる細菌の繁殖を抑制
  • パワーストリーム洗浄
    強力な水流が便器内の隅々まで回ることで汚れを落とす
  • スマートフチ形状
    汚れやすい部分をカットし、掃除が簡単に
    フチ裏の上部まで洗浄水が回るので汚れをしっかり洗い流す
引用:LIXIL
  • プラズマクラスター搭載でいつでもきれい
    プラズマクラスターのイオンが、水がかからない便座裏まですみずみまで行き渡り除菌
    ニオイ原因菌を除菌することでエアシールド脱臭の効果と重ねてニオイの発生を抑える
  • 泡クッション
    溜水面に泡をはることで、飛沫汚れや着水音を軽減
  • 電動お掃除リフトアップ
    便器の座面が電動で上がることで今まで掃除のできなかった隙間汚れも一拭きできれいに
引用:LIXIL

ウォシュレットの機能は?

ウォシュレットも現在では一般家庭の普及率が80%を超えており、トイレには欠かせない機能となってきました。

ネオレストNX

  • エアインワンダーウェーブ洗浄
    流速の違う水を交互に出すことで水玉を連射する「ワンダーウェーブ」に、さらに空気を含ませることで、少ない水で快適な洗い心地を実現
  • 使用前後には「きれい除菌水」でノズルを洗浄しいつまでもきれいに
引用:TOTO

サティスG

  • たっぷりの水でしっかり洗浄
  • スッキリノズルシャッター
    使用時以外はノズルを収納することでいつでも清潔に
  • ノズルオートクリーニング
    ノズル使用の前後にはたっぷりの水道水でしっかり洗浄
    また、ノズル先端は取り外しも可能で定期的にきれいなものに交換も可能
はるこ

どちらの会社もそれぞれ特徴はあるけれど、清潔で掃除がラクになるように考えられているのね。
これは掃除をする人の強い味方ね!

その他の商品展開は?

ここまで各社の最新型便器について比較してきました。

しかし、「そこまで最新の豪華なタイプじゃなくても・・・」とか、

「せっかくトイレをリフォームするなら他もまとめて綺麗にしたい!」と思っている方も少なくないはずです。

せっかくなので各社の製品についてもう少しだけご紹介します。

便器の種類別参考価格は?

TOTO

タンクレストイレではネオレストNXの他に、ネオレストAH・RH(344,000円〜)やネオレストDH(279,000円〜)という商品があります。見た目は高級ラインとあまり変わらない美しいフォルムですね。

引用:TOTO(ネオレストAH)

タンク式トイレでは、GG・GG800(230,000円〜)があります。

引用:TOTO

その他、住宅用システムトイレ(収納棚や手洗いカウンターが一体になったタイプ)では、レストパル・レストパルF(277,600円〜)という商品展開になっています。

引用:TOTO

リクシル

こちらも、タンクレストイレではさきほど紹介したサティスGの他に、サティスS(254,000円〜)があります。

引用:LIXIL

タンク式トイレでは、プレアスLS・HS(230,000円〜)があります。

LSは手洗いのしやすさにこだわり、HSは全体をぐっとコンパクトにまとめ空間を広く演出してくれます。

引用:LIXIL(左:プレアスLS 右:プレアスHS)

キャビネット付きトイレではリフォレ(248,000円〜)という商品展開になっています。

引用:LIXIL(左:I型 右:L型)

手洗いカウンター

こちらも衛生陶器の分類に入る商品ということもあり、各社力を入れています。

TOTO

レストルームドレッサーという名称で商品を展開しています。

フローティングデザインシリーズ(約700,000円〜)というかなり高級なものから、システムシリーズ(約160,000円〜)セレクトシリーズ(約100,000円〜)のものまで、3種類で展開しています。

いずれのシリーズも、手洗い器や水栓金具、キャビネットなどをカスタマイズしていくスタイルです。

手洗器のデザインも比較的シンプルなものばかりです。

カラーバリエーションも、木目の他に黒やグレー、ダークブラウンなどシックで落ち着いた雰囲気のものが多いです。

引用:TOTO(左からフローティングデザインシリーズシステムシリーズセレクトシリーズ

リクシル

リクシルは、手洗キャビネット(収納なども充実)、手洗カウンター(棚付き)、手洗器の3パターンで商品展開しています。

手洗キャビネットには、コーナー手洗キャビネット(109,000円〜)、キャパシア(84,700円〜)、コフレル(74,000円〜)などがあります。

キャパシアはTOTOと同様各パーツをカスタマイズするスタイルで、カラーバリエーションは木目をメインに白系の比較的明るい色味が多いです。

その他、手洗器では一見変わったデザイン性の高い商品も取り扱っており、ちょっと変わったデザインが好みの方にはオススメです。

引用:LIXIL(左からキャパシアコフレル手洗器

TOTOとリクシル徹底比較 まとめ

今回はTOTOとリクシルの商品を比較してみましたが、気になる商品は見つかりましたか?

僕が今回調べた感想としては、各社それぞれに特徴があるものの、どちらかがずば抜けて優れているという印象はありませんでした。

ただ、やっぱり「最新のトイレはすごい!

顧客ニーズとして「出来るだけ簡単なお手入れで清潔さを保ちたい」という思いが大きく、各社それに応えるためにいろいろな研究や開発をしているんだなぁと感動しました。

最後に、各社の特に特徴的だった部分をまとめておきます。

TOTO
  • 衛生陶器国内シェアNo.1のメーカー
  • 節水・節電はリクシルより一歩リード
  • メーカー独自の「きれい除菌水」を自動生成
  • 全体的にシンプルでシックな製品が多い
リクシル
  • コンパクトでスリムなデザイン設計
  • コストパフォーマンスが良い
  • プラズマクラスター搭載
  • 泡クッションはメーカー独自
  • 便器も含めてカラーバリエーションが豊富でデザイン性が高い
あつし

TOTOのきれい除菌水はかなり気になる特徴だね。

はるこ

立って用を足す男性がいる家庭は、リクシルの泡クッションをぜひ使って欲しいわね。

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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

あつし

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