

どんな状態が危ないか、一緒に見ていこう!
庭木が伸びてくると、手入れをどうしたらいいのか、迷いますよね。
多少伸びたくらいなら大丈夫と思いがちですが、放置すると倒木してしまったり、虫の被害が出たりするなど、思わぬトラブルにつながることがあります。
この記事では、
- 庭木を放置することで起こりうるリスク
- 今すぐ確認したい要注意のサイン5つ
- 自分で手入れできる範囲とプロに任せた方が良い状態
これらをわかりやすく解説します。
庭木の状態を確認することで、「今すぐ対処すべきか」「専門業者に相談した方がよいか」を判断しやすくなります。
思わぬ事故や出費を防ぐためにも、まずは庭木に気になる変化がないかチェックしてみましょう。
庭木を放置するとどうなる?
庭木を放っておくことで発生するリスクには次のようなものがあります。
- 枝折れや倒木で事故の危険性アップ
- 害虫の発生、病気の広がり
- 落ち葉等で掃除の負担が大に
- 手入れや伐採費用が高額になることも
- 火災による延焼リスク
このように、庭木の手入れを怠ることは、ご自身の生活を脅かすだけでなく、周囲を巻き込む事故につながる危険性をはらんでいます。
とくに近年は、記録的な台風やゲリラ豪雨も多く、弱った庭木があっという間に倒木してしまう事例が後を絶ちません。
こうしたリスクから家や庭を守るためには、日頃から庭木の変化に早めに気づくことが大切です。
こんな庭木は大丈夫?要注意なサイン5つ
次に、放置してはいけない庭木の要注意サイン5つを見ていきましょう。
木が高くなりすぎている
背が高いと風を受けやすく、倒木の可能性が高まります。
また、枝葉の重みでも、しなって折れてしまうこともあるのです。
台風による強風や大雨などをきっかけに、倒木する事故が全国でも発生しています。
枯れ枝が増えている
枯れ枝はもろくなっているため、強風などで折れて落下することがあります。
特に、人が通る場所や家・車の近くにある枯れ枝は注意が必要です。
腐り・空洞などの異常がある
幹や太い枝に空洞、腐り、樹皮の大きな剥がれなどが見られる場合、木が内部から弱っている可能性があります。
外見だけでは木の強度を判断しにくく、倒木や枝折れにつながることもあります。
根の異常
根が浮き上がっていたり、周囲の地面が盛り上がっている場合は、根の状態に変化が起きている可能性があります。

木の傾きと根元の異常が同時に見られる場合は、特に注意しましょう。
家・車・塀・電線などの近くにある
木が倒れたり枝が折れたりすると、住宅や車の破損、停電などの被害につながることがあります。
特に上記の1~4のように、倒木の危険や異常がある木は注意が必要です。

庭木の放置による害虫被害と暮らしへの影響

ご近所さんから「あの家の庭木、管理不足で危ないんじゃない?」って思われるのもちょっと避けたいわね。
他にはどんな影響があるの?
庭木の放置は、倒木以外にも次のような生活への影響が考えられます。
害虫やカビの原因にも
庭木を手入れしないで放置すると、害虫の住み家やカビの温床にもつながります。
健康な枝にも影響を与え、将来的に木の寿命を縮めてしまうかもしれません。
代表的な害虫の被害
- カミキリムシ 幼虫が木の内部を食べ、木を枯死させることがあります。
特にクビアカツヤカミキリは桜・梅などに大きな被害を与える特定外来生物で、近年、被害地域が広がっているので注意が必要です。
- ケムシ 葉を食べて木の生育に影響を与えるほか、種類によっては触れると皮膚にかぶれなどを起こすおそれがあります。
- アブラムシ 生育に影響を与えるほか、すす病の原因となったり、植物ウイルスを媒介したり することがあります。
カビや病気にも注意
枝葉が密集すると、風通しや日当たりが悪くなり、木の内部に湿気がこもってしまいます。
こうしたジメジメとした環境は、カビや植物の病気の原因となり、木の幹や根元を腐らせる大きな原因にもなります。
倒木を引き起こす引き金にもなるため、注意しましょう。
落ち葉による排水トラブル
雨どいが詰まる最大の原因は落ち葉・小枝・砂ぼこりです。
そのまま放置すると、雨漏りや外壁劣化につながることがあります。
また、排水まわりに落ち葉がたまると、水はけが悪くなり、蚊が繁殖しやすい環境をつくってしまうこともあるのです。
庭木を放置すると、雨どいの清掃や建物のメンテナンス、害虫対策まで必要になり、家まわりの維持管理の負担が大きくなってしまいます。
切った枝木の放置によるシロアリ被害
手入れのために切った木や枝を庭に放置していませんか?
木材が長期間放置されると、湿気を含んで腐りやすくなり、シロアリが寄りつく可能性があります。
自宅だけでなく近隣への生活被害にもつながるため、剪定や伐採をしたあとは、庭に不要な木材を残さないようにしましょう。

シロアリはジメジメした場所が好きなんです。
高温多湿にならない庭にしておくことが大事ですね!
庭木を放置すると費用が高くなるケースとは
庭木を放置したからといって、必ずしも伐採費用が高くなるわけではありません。
しかし、木の状況や周辺状況によっては必要な作業が増え、費用がかさむことがあります。
たとえば、次のようなケースです。
木が伸びすぎた場合
- 木の高さ・太さ: 木が高く太くなるほど、伐採に日数・人員が必要になります。
高所作業車やクレーンなどの重機が必要になると、その分の費用も発生します。 - 周辺環境: 電線や建物、塀などに隣接している場合、周囲を傷つけないよう慎重に作業しなければなりません。
状況によっては、特殊な技術や追加の作業が必要になります。 - 処分費: 木が大きくなるほど、伐採後に出る枝や幹の量も増え、運搬・処分費が高くなることがあります。
このように、伐採費用は木の大きさだけでなく、周辺環境や作業条件によっても変わります。
「まだ大丈夫」と放置しているうちに、大掛かりな伐採になって高額な費用になったら困りますよね。
将来的な費用負担を抑えるためにも、木が大きくなりすぎる前に剪定するなど、状態に合わせて手入れをしておくことが大切です。
木が枯れている場合
枯れた木は、実は「切りやすい木」ではありません。
腐ってもろくなっていることもあり、突然枝や幹が落ちる危険から処理しづらいのです。
- 安全に伐採するには通常より慎重な作業が必要になる
- 状況によっては追加料金がかかることもある
もう一点要注意ポイントがあります。
枯れ木は、乾燥した枝葉が燃えやすく、火災時に燃え広がる要因になることもあるため、早めに庭木を確認しましょう。
庭木のDIYと業者に頼む判断基準
庭木の手入れは自分でできる場合もありますが、木の高さや状態、周囲の環境によっては危険を伴うこともあります。
費用をおさえたい場合でも、無理なく安全に作業できるかどうかが大切ですよね。
では、自分でできる・できないのラインを見てみましょう。

| チェック項目 | DIYしやすい | 業者を検討したい状態 |
| 1.高さ | 2m以下 | 3メートル以上 |
| 2.幹の太さ | 直径5~10cm程度以下 | 10~15cm以上 |
| 3.木の状態 | 良好 | 枯れ、腐り、空洞がある |
| 4.傾き・根元 | まっすぐ・根元に異常なし | 傾き・根の浮き |
| 5.周囲の状況 | 広く安全 | 家・車・塀・電線などが近い |
※高さと幹の太さはあくまでも目安です。
数値で判断せず、木の状態や周囲環境も必ず確認してください。

プロに任せることも検討しないといけないわね。
DIYと業者への依頼、どちらが良いか判断に迷うときは、こちらの記事の「メリットやリスク」等も参考にしてくださいね。
庭木の伐採は自分でできる?DIYか業者に依頼かの判断基準を紹介
庭木の伐採を業者に頼むなら?
先ほどのチェック項目で、自分で手入れすると危ない木や専門業者を検討した方が良い木がわかりましたね。
では、業者に依頼する際は、どのような点に注意すればよいでしょうか。
庭木伐採を依頼できる業者は3種類
庭木伐採の依頼先は、一般的には地元の専門業者・シルバー人材センター・複数の業者に対応している全国窓口型サービスの3つに分けられます。
- 地元の専門業者…伐採や剪定が専門で、比較的リーズナブルな料金で依頼できる傾向があります。
- シルバー人材センター…簡単な剪定、低木の伐採等といった、日常的なメンテナンス向き。
- 全国窓口サービス…全国の業者と提携しており、自分で業者を探す手間が省けます。
高所作業や危険木の伐採も対応できるのが特徴です。
各依頼先の選び方や注意点はこちらをご覧ください。
庭木の伐採業者はどこに頼む?3つの業者の違いを比較してわかりやすく解説
信頼できる業者の選び方
業者を選ぶときは、見積もりの内容だけでなく、安全への配慮や万が一の事故への備え、問い合わせ時の対応も確認することが大切です。
次の4つのポイントを参考に、安心して任せられる業者かどうかを判断しましょう。
- 現地調査: 庭木の状態や周囲の環境を確認したうえで見積もりを出しているか
- 見積もりの明確さ: 作業内容や費用の内訳が明記され、追加料金の条件も説明してくれるか
- 安全への配慮: 木の状態や周囲の環境を踏まえ、安全な作業方法を提案してくれるか
- 損害賠償保険: 万が一、作業中に建物や塀などを傷つけた場合に備え、損害賠償保険に加入しているか
見積もりの金額だけで判断せず、作業内容や費用内訳が明確な業者を選ぶと、依頼後のトラブルを防ぎやすくなります。
信頼できる業者を選ぶため、複数から見積もりを取り、対応や費用を比較しましょう。
庭木伐採の相場について書かれた記事もぜひ確認してみてください。
庭木伐採の相場はいくら?高さ別費用の目安と追加料金が発生するケースとは

【まとめ】庭木の放置は早めに対処しよう
庭木を放置すると、高木化や老朽化に伴い倒木・枝折れ、害虫や病気、伐採時の費用が大きくなるなど、さまざまな問題につながることがあります。
この記事では、
- 庭木を放置することで起こりうるリスク
- どんな木が危ない?5つのチェックポイント
- 放置するほど労力・費用が大きくなる理由
- 自分で手入れできる木と、業者に任せたほうがいい木の見分け方
- 業者の選び方
について解説しました。
「まだ大丈夫」と思っている庭木も、実はチェックしてみると要注意の状態かもしれません。
大切な家を守るためにも、危険を感じる木は無理に自分で切らず、早めに専門業者へ相談しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。












