こんにちは、あつしです。
読者様はシロアリ被害を経験されたことはありますか?
日差しも気持ちよくて「新緑の美しい季節がやってきたなぁ」とランチのため友人のお店に行った時のこと。
去年の5月ごろ、友人夫婦が経営しているカフェレストランで、シロアリが大量発生して臨時休業した話を思い出しました。
友人の話を聞いて飲食店と虫の関係性を想像するだけでも、人間が負けたような敗北感が伝わりました。
友人夫婦は都内から海辺の中古一戸建てに引っ越しして、自宅兼飲食店としてスタートして3年目の話。
シロアリの被害で思い出したのは、母が住む実家も築20年以上。
シロアリを見つけると
となる母が想像できます。
これからの季節、世間一般の生き物が喜びだす時期ですし、僕が予想した通りにならないよう、シロアリの生態と被害について調べてみました。
シロアリの種類
日本に生息するシロアリの代表的な2種類を紹介します。
シロアリに羽がはえている羽アリは、よくみかける黒い羽アリと体形が違い、四枚の前後の羽が同じ大きさで体にくびれがありません。
僕を含めて、ジーっとシロアリの観察をする余裕がない人のほうが多いような気がするのですが、特徴を把握しておくと発見した時の対応もスムーズです。
- ヤマトシロアリ
- イエシロアリ
ヤマトシロアリ
ほぼ日本全国の土に生息する黒っぽいシロアリです。
ヤマトシロアリは4月から5月に巣作りのため、昼間に大群で飛び立ちます。
普段は土の中に生息していますので、ヤマトシロアリの羽アリを発見するということは、周辺にシロアリがいる可能性が大きいということです。
イエシロアリ
あたたかい西日本から九州四国に生息する、茶褐色のシロアリです。
イエシロアリの羽アリは、6月から7月の夜に大群で飛びます。
ヤマトシロアリとイエシロアリの羽アリは、昼間と夜間に行動する違いがあります。
シロアリ被害の多い場所
日本に生息する代表的な2種類のシロアリでも、湿度の高い環境が好きなヤマトシロアリは台所、風呂場や脱衣所、洗面所トイレなどの水回り環境にある湿った木材を食べつくすシロアリです。
しかし、家の屋内に侵入して巣を作るためならば、木材以外にもプラスチックや電気コードなどに被害を及ぼしていることもあるそうです。
もう一方の水分を体に蓄えて移動できるイエシロアリは、活動範囲が広く家の床下から家全体へ行動範囲を広げ木材を食べつくすので世界レベルで厄介なシロアリとして一目置かれています。
家全体をむしばむシロアリと言ってもおかしくありません。
体は小さいけれど、一つの巣には数万数十万匹いるといわれ、集団の力を発揮される前に見つけて対応したいです。
シロアリ被害の見つけ方
シロアリ本体を見つけたら、その周辺に巣があるかも!とわかります。しかし、そんなに単純な話ではありません。
建物自体の木材にへこみや空洞を見つけたら、湿気やカビによる劣化かもしれないので、判断しきれないところがあります。
- 建物の外で羽アリを発見した
- 和室の畳の上で一か所に群れていた
- 天井の隙間から大量の羽アリが出てきた
- 柱の付け根あたりに羽アリが群れていた
見たくないけど、視界に飛び込んできたであろうシロアリの光景…。
殺虫剤や掃除機でシロアリの除去するのは一時的に一安心できますが、建物への被害を突き止めるには専門業者に依頼するのが一番安全安心です。
シロアリは
- 羽アリが屋内に飛んでくるパターン
- 木材などから道を作って地面から屋内に侵入してくるパターン
があるので、目視で確認できないこともあり、気がつかない間に被害が進行していることがあります。
水廻り環境の湿気を含みやすい場所の木材の床や天井。柱などべこべこへこんでいたり、雨漏りのしみができていたり、黒ずんでいる場所は注意が必要です。
まとめ
日本に生息する代表的な2種類のシロアリ、ヤマトシロアリとイエシロアリ。
築年数の経過している木造住宅、アパートなどの近隣に畑があったり庭に廃材や植木などがたくさんある一戸建てなどのお宅には、ゆっくり時間をかけてシロアリが侵入、食害している可能性があります。
母もガーデニングが趣味なので、これを機に使っていない鉢植えや土の栄養剤など庭に置きっぱなしにしないで整理してもらうようにします。
シロアリの羽アリとアリの羽アリの区別がつくだけでも、びっくり度が変わるだろうから、教えてあげようと思います。
- 屋外に自分でウッドデッキなど追加したり
- 脱衣所に棚を作ったり
- 木材でDIYしていく
のであれば、防腐効果を施した木材を使用して、未然に防ぐ意識も重要です。
何よりも、シロアリについての知識を身に付けたほうが、いざというときに役立つでしょう。
住んでいる自分たちに見えない場所でシロアリが生活していることもあり得るので、そこはプロの専門業者さんに頼んで確認していただくのが安心です。
点検、補修、アドバイスなど経験を積んだプロの意見を参考に、今後の予防策や駆除方法なども大切な家を存続させるために工賃以上の価値があると信じて。
ただただ害虫だ、あっち行けと追い払うのではなく生き物の生態や特徴を理解して対策を練ることは住んでいる私たちの義務でもあります。
そうでないと、また同じことの繰り返しで住み続けることが辛くなってしまう可能性も…。
自然の材料を使って家を建てているのですから、足りない知識はプロの専門業者さんに補っていただければ、快適な生活が過ごせると思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。