シロアリ被害にあう確率は?条件や場所・発生する前兆はある?

 

こんにちは、あつしです。

 

最近、家のメンテナンスや点検は、いつ頃行いましたか?

忙しさで点検を疎かにしていると、意外なところが見落としがちになっているかもしれません。

 

「そういえば、シロアリ駆除と予防工事は、いつやったのか覚えていない。

たぶん、10年以上はやってないかも?

 

どこも傷んでいる様子もないし、まだしなくても大丈夫だと思っていませんか?

 

10年以上点検していないなら、一度チェックしてもらった方がいいかもしれません。

 

「シロアリ被害がひどくならないうちに対処したい!」と考えている方へ

 

  • シロアリ被害にあってしまった家は、どのくらいの確率でいるのか?
  • どのような条件がそろうとシロアリが発生してしまうのか?
  • シロアリが発生する前兆は?

 

今回はこちらの3つのことについて、詳しく調べてみました。

少しでも悩みが解決できればと思います。

 

シロアリ被害にあう確率は?

 

はじめに、日本全体からシロアリ被害の割合をみていきましょう。

 

2013年に国土交通省が行った「シロアリ被害実態報告書」によると、調査した住宅は5,322軒

そのうち、1,004軒の住宅の床下からシロアリ被害が報告されました。

床下にシロアリ被害を受けている住宅は、全体の18.9%にあたります。

 

なんと5軒に1軒なんです!

 

こちらの割合を日本全国の住宅件数にあてはめると、約1,100万軒がシロアリ被害にあっていることになるんです!

 

5軒に1軒の割合だと、シロアリ被害がとても身近なものに感じます。

 

他人事ではないですよ!

 

次は築年数からシロアリ被害の割合がどう変化していくのか、見ていきましょう。

 

シロアリ被害は築年数が5年の家から少しずつ増えていく傾向があるようです。

 

なぜなら新築の時に薬剤によるシロアリ予防をしてその効果が5年を過ぎると消えてしまうからです。

 

そのままシロアリ予防対策をしないで過ごすと、築年数が多くなるにつれて増えていく傾向があります。

 

2013年に国土交通省が行った「シロアリ被害実態報告書」にシロアリ被害についての確率が書かれています。

 

約10年でシロアリ被害を受ける確率は10%、さらに20~30年経つと、10~20%へ増えています。

 

古い家ほど被害が増えている原因は、建物の劣化によるもの。

 

経年劣化により、ひび割れなどから雨水が侵入して木材が腐ってしまい、そこからシロアリ被害が発生しています。

 

シロアリの発生確率については、こちらの記事でも詳しく説明しています。

【シロアリ被害件数】確率で見るシロアリ発生割合と対抗手段!!

2019年9月14日

 

はるこ
経年劣化によるシロアリ被害が多いみたいだから、新築はシロアリ被害に合わないわよね?

 

あつし
いやいや、新築でもシロアリ被害にあってしまった方もいるらしいんだ!

 

はるこ
え?そうなの?新しい家なのに?

 

あつし
その土地がすでにシロアリ被害にあっていた場合はね。

建てる時に薬剤処理を行っていても、再発する可能性があるんだよ!

 

はるこ
ひえ~~それは、困るわ!

 

あつし

どんな環境でシロアリが発生しやすいのか、母さんは知ってる?

次はシロアリが好む条件や場所について詳しく説明していくよ!

 

次の記事でシロアリの予防について詳しく紹介していますので、是非ご覧ください。

シロアリ予防は新築でも必要?新築5年後みんなどうしてる?

2019年9月7日

 

シロアリが好む条件や場所は?

 

被害が発生したところを調べるとシロアリが好む条件や場所には、ある共通点がありました。

 

シロアリが好む条件が多ければ多いほど、発生しやすいのでチェックしてみましょう。

 

シロアリが好む条件
  • 湿度が多くじめじめした場所
  • 日当たりの悪い場所
  • 家の近くに河川や池、井戸水など水が豊富にある場所

 

つまり、ジメジメ・ムシムシした高温多湿な所が好きなようです。

 

家の中での発生しやすい場所は?

家の中で、空間が狭い、換気口が少なくて、空気の通りが悪い場所はどこでしょう?

 

それは、ずばり床下です。

 

もともと、ジメジメ・ムシムシした環境になってしまう床下

床下って土から近い場所ですよね?

 

土の中はシロアリの住処なので、簡単に行き来できる床下が大好き!

 

シロアリにとって絶好の場所なのです。

 

2013年に国土交通省が行った「シロアリ被害実態報告書」で、家の中でのシロアリ発生率が高い場所のデータが出ています。

 

なんと床下が64%、玄関が13%、家の周りが8%という結果でした。

 

昔の古い家は近代の床下に比べ、より床下が狭い構造で作られていました。

 

古い家は築年数+床下が狭い構造なので、シロアリが発生しやすい条件がそろっています。

 

それでは床下にシロアリがいなければ安心なのか?

 

一概に、そうとは言い切れません。

 

シロアリは毎年羽アリとなって、新たな場所を求めて旅立ちます。

 

ジメジメした場所の条件が揃えば、屋根裏などの高い場所にもいる場合があります。

 

雨漏りした経験がある家は、発生する可能性がありますよ!

 

次は家の中での発生元にどこが多いのか見ていきましょう。

 

シロアリは「水」を多く含む場所を好みます。

 

風呂場洗面所トイレ台所の床下周辺が最も発生しやすいという事が分かります。

 

水回りは他の場所に比べて、高温多湿になりやすい場所。

よく水を床にこぼしたり、水滴が飛んだり、濡れたタオルがあったりと床が濡れやすいです。

 

床をたままに放置してしまうと、水がしみ込んでシロアリのえさ場になってしまいます。

 

家の周り・庭で発生しやすい場所は?

外なら通気性がいいから大丈夫!と思われている方もいらっしゃると思います。

 

ですが、家の周りでもシロアリが発生する条件があります。

 

ガーデニングや園芸、家庭菜園などを趣味で行っている方もいらっしゃるでしょう。

自分の好みに合わせて、庭を整える楽しさがあります。

庭に木材の柵を使っておしゃれに見せたい!という方もいますよね?

 

しかしその場合は、注意が必要です。

 

木材の柵は、シロアリが土の中から直接えさを食べられる状態になっているのです。

 

さらに庭の草花に水やりをすると木材の柵に水がかかり、シロアリが好む湿った環境ができあがってしまいます。

 

住宅の近くに植えた木や盆栽もこの条件にあてはまります。

 

ウッドデッキに憧れる方もいらっしゃると思います。

しかしウッドデッキは雨晒しになり、土から近い場所にあるので注意が必要です。

 

庭に薪や木材がある場合も同様です。

 

きちんと対策をしておかないと、シロアリのえさとなる木材沢山使用しているので絶好の住処となってしまいます。

 

このように雨や水が当たる環境にあると、通気性のある外でもシロアリが発生しやすい条件が揃ってしまうのです。

 

立地環境で発生しやすい場所は?

家の立地環境で発生しやすい条件は、周辺に水辺が多い場所に家があることです。

 

家の周りに川、池や田んぼ、庭の水はけが悪い所があることが当てはまります。

 

シロアリの生息しやすい環境が側にあるので、なかなか改善しにくい問題です。

 

このようにシロアリの発生場所は、条件が揃ってしまうと、どんな場所でも現れてくる事が分かります。

 

誰にでもシロアリ被害が起こりうる状況です。

 

シロアリが発生する前兆ってあるの?

 

床下が発生元となることが多いシロアリ。

 

早期に発見出来たら、すぐ駆除したいですよね。

 

シロアリが発生すると、以下のような現象が起きてきます。

 

ぜひチェックしてみてくださいね。

 

シロアリが発生する前兆チェックポイント
  • 家の周辺で羽ありが飛んでいるのを最近見る
  • 4~7月頃に小さな羽が落ちている
  • 家の中でよくクロアリが発生している
  • 屋根が波立っている
  • 床がブヨブヨ、歩くとギシギシ音が鳴る
  • 柱を叩くと軽い空洞音がする
  • いつも使っている引き戸がスムーズに開かない
  • 外壁や基礎部分にひび割れがある
  • 風の通りが悪い部屋があり、ジメジメしている
  • カビのにおいがする部屋がある
  • 暖房器具の使用頻度が多く、室内の温度がいつも高め
  • 雨漏り、水漏れがおこっている
  • 俵型のフンが落ちている
  • 木くずが落ちている
  • 木材に穴が開いている
  • 5年以上シロアリ対策を行っていない

 

少しでもおかしいと思ったら放置しておかないでしっかりとした対策が必要です!

 

定期的に家や庭などのメンテナンスや点検をしておきましょう。

 

こちらの記事も是非ご覧ください。

シロアリ被害見つけたら‥?そのキッカケやシロアリcheckも紹介

2019年12月25日

シロアリの発生時期は一年中?!見つけた時にはもうすでに手遅れ!?

2019年11月16日

 

シロアリの被害にあう確率は?条件や場所・発生する前兆はある?まとめ

 

今回はシロアリの被害にあう確率や条件や場所、そして発生する前兆について詳しくみていきました。

 

シロアリ被害に関するポイント
  • 床下被害の住宅は日本全国の割合で見ると5軒に1軒で、全体の18.9%にあてはまる
  • 築年数が5年の家から少しずつ増えていく
  • 新築時シロアリ予防効果が、5年を過ぎると少しずつ消えてしまう
  • 建物の劣化が主な原因だが、条件が揃うと新築でも発生してしまう可能性がある
  • シロアリは、高温多湿なところが好き
  • 床下だけではなく様々な場所に発生し、屋根裏にも発生する可能性がある
  • 家の外木材(シロアリのエサ)と水が近くにあれば、どこでも発生してしまう
  • 発生の前兆は分かりやすい項目もあるので、少しでも異変を感じたら対策をとること

このようなことが分かりました。

 

シロアリ被害を受けている住宅は5軒に1軒という非常に高い割合です。

自分の家は大丈夫!と過信していると気が付いた時には、もう手遅れになっているかもしれません。

 

先ほどのシロアリ発生の前兆チェックポイントに当てはまっていないか、定期的にチェックをしておきましょう

少しでもおかしいなと思ったら、シロアリ駆除を検討することをおすすめします!

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 



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