こんにちは、あつしです。
全国民の敵といっても過言ではない虫「シロアリ」。
シロアリは家にいるといけない!
シロアリだけは発生させちゃいけない!
誰しも感覚的にはこのような感じではないでしょうか?
絶対に発生してほしくないシロアリ。
目に見えない部分にいることが多いシロアリだけに不安になってしまいますよね。
そもそも、シロアリをしっかりと見たことってありますか?
大事な家のためにシロアリの特徴を知って、万が一の時に備えておきましょう!!
じゃあシロアリについて掘り下げていこうか。
シロアリの特徴とは?
まずはシロアリの特徴をしっかりと捉えて、もしも発見してしまった時に落ち着いてシロアリなのかどうか判断できるように大敵の正体を知っていきましょう。
では、シロアリについて説明していきます。
シロアリはゴキブリの仲間?!
そもそもシロアリとはどのような虫なのか。
シロアリは世界で約2000種類以上確認されています。
- 「アリ」ではなく「ゴキブリ」の仲間なので昆虫
- ゴキブリの仲間ではあるが集団生活をする昆虫(社会性が発達した昆虫)
- 朽ちた植物を主食とする
そうなんです!シロアリは、その名前から「アリ」と思ってしまいますが、実はアリではないのです!
「シロアリ」なんだからアリと思ってたわよ!しかもゴキブリの仲間だったなんて。
「シロアリ」と「黒アリ」の特徴
まず、アリには「シロアリ」と「アリ(黒アリ)」がいます。
木材に含まれるセルロースをエサとして、住宅に被害を及ぼすのがシロアリです。
シロアリがアリではない証拠、それはカラダの構造にあります。
- 寸胴体形
- 触覚はパール状のものが短く数珠状
- 羽の大きさが4枚ともほぼ全て同じ大きさ、羽が薄い
- ゴキブリの仲間
- 胴体にくびれがある
- 触角は長く、くの字に曲がっている
- 前の羽が大きく、後ろの羽が小さい
- ハチの仲間
こちらではシロアリと黒アリの違いを詳しく紹介しています。
次は、羽アリについてもみていきます。
シロアリと黒アリの「羽アリ」の違い
シロアリの羽アリは、羽の大きさが4枚ともほぼ全て同じ大きさです。そして羽が薄いです。
黒アリの羽アリは、前の羽が大きく、後ろの羽が小さいのが特徴です。
羽アリを発見してしまったと同時にショックを受けてしまいがちですが、実は羽アリ=シロアリと決まったわけではないのです。
黒アリにも羽アリがいますし、逆に羽のないシロアリもいます。
全ての羽アリがシロアリというわけではありません。
こちらではシロアリの種類と羽アリの違いについて詳しく紹介しています。
シロアリじゃなければ大丈夫?
黒アリ自体が直接建物に悪影響を及ぼすことはないので、屋外で見かけたとしても特に問題はありません。
しかしながら、黒アリを玄関、台所、お風呂、トイレ、洗面所など屋内で見つけてしまった時は要注意です。
シロアリが黒アリの栄養源となるので、建物近くにシロアリが生息している可能性があるのです。
もし家の中(水回り中心)で黒アリを発見した場合はシロアリの兆候かもしれません!
このことはぜひ覚えておきましょう。
被害を及ぼすシロアリの種類と特徴
シロアリの種類
シロアリは世界で2000種類以上生息していると言われています。
そのうち、日本で生息するのは約22種。
22種のうち、家屋に甚大な被害を及ぼすシロアリは4種になります。
更に2つのグループに分かれていきます。
土壌性シロアリ(地下シロアリ) | 乾材シロアリ |
・ヤマトシロアリ | ・アメリカカンザイシロアリ |
・イエシロアリ | ・ダイコクシロアリ |
土壌性シロアリ(地下シロアリ)
- ヤマトシロアリ・・・北海道北部を除く日本全土に生息
- イエシロアリ・・・千葉県以西の温暖な気候の沿岸地域(本州南岸)
特徴
- 最もメジャーに知られているシロアリ
- 大家族(数万~数百万匹)で侵食
- 床下に蟻道(ぎどう:シロアリが通るトンネル)を作る
- 土壌から働きアリが侵入
- 湿気や水分が必要
もう恐怖しかないわね。
乾材シロアリ
- アメリカカンザイシロアリ・・・宮城県から沖縄県まで全国24都府県に点在
- ダイコクシロアリ・・・奄美大島以南と小笠原諸島に生息
特徴
- 乾燥材に含まれた少量の水分で生きていけるシロアリ
- 土壌を必要としない
- 材木の内部を空洞にしてしまう程凶悪
- 蟻道を作らないシロアリのため、発見が極めて難しい
- 屋根裏に発生することがあり、発見が遅れることもある
- 駆除がかなり困難、入れないようにすることが大事
乾材シロアリは主に輸入家具などから羽アリが飛んできて屋根裏に入り込んで侵食します。
柱の中をごっそり侵食してしまい、最悪建て替えになるケースもあります。
そして、土壌性シロアリとは全く侵入経路が異なるため、同じ方法ではシロアリを防ぐことはできません。
もしシロアリを見つけてしまったら
まず、前提として家の中で使用されている木材の全てがシロアリの被害を受ける対象です。
発見が遅れ、家の建て替えが必要になってしまう、そんな最悪の場合もあります。
恐ろしいことにシロアリは柱や壁、天井裏などに使われる木材に侵食し、食べつくすまでその勢いは止まりません。
じゃあ、まずは予防できることがあるのかだね!
シロアリを家の中に入れないために
シロアリ被害は、家のガンとも言えます。早期に発見、駆除が大切です。
しかし、最大のシロアリ対策はしっかり「予防」することです。そうすることで、シロアリ被害を未然に防げます。
-
床下は暖めない
シロアリは寒いと動きが鈍くなります。もし、床下が暖かいとシロアリには好都合。季節に関わらず年中活発に活動します。
-
シロアリの好物を家の周りに置かない
そして、床下や庭に好物の木材を置かないことです。ついつい置きがちな段ボールは紙で作られていますが、材木からシロアリの好物であるセルロースを抽出しています。段ボールの取り扱いには十分気をつけましょう。
シロアリを見つけても殺虫剤は使わないで
とりあえず殺虫剤撒いちゃったらいいのよね。
蚊やゴキブリやハチを見つけたらまず殺虫剤をスプレーしてしまいますよね。
でも、シロアリに関しては絶対にやってはいけない手法なんです!
シロアリを見つけても絶対に殺虫剤は使わないでください!
実際、殺虫剤を使えば、一見シロアリは退治に成功したように見えます。
しかし、巣までは駆除できていないうえに、巣にいた他のシロアリたちが警戒し、離れた場所へ散らばってしまい、結果、被害が広がってしまう可能性もあります。
そうなってしまうともはや後の祭り、被害の範囲が広まってしまい、駆除が非常に困難になります。
大事な家を守るために殺虫剤の使用は避けましょう。
発見したシロアリについてしっかり確認する
残念ながら、家でシロアリを発見してしまった。
そんな時、まずは落ち着きましょう。そして、シロアリの種類と被害を受けた場所の確認をします。
種類や発生場所の特定は、今後のシロアリ駆除の成功に繋がる大切なことなので、自分でできる範囲でいいのでしっかり確認することが重要です。
情報があることは、業者に駆除依頼をする時にしっかりと話を進めることができ、とても有効なことです。
シロアリの駆除は専門の業者に
シロアリを発見してしまった時点で、目視できる範囲を超えて家中に被害がまん延していることが多いシロアリ被害。
自ら処理しよう、駆除しようとしても簡単にはいかないのがシロアリ被害の難点です。
素人が手を出して解決することは容易ではないので、シロアリの駆除が必要な場合はシロアリ専門の業者に駆除を依頼することをお勧めします。
少しでもシロアリを発見したら、落ち着いて特徴などを押さえて早急に業者へ依頼してください。
こちらではシロアリ駆除の業者について詳しく紹介しています。
おすすめは、シロアリ110番です。
シロアリの特徴をチェックまとめ
恐怖の大王、シロアリ。
自分の家は大丈夫!シロアリなんていない!
なんて悠長なことを考えているうちにどんどん侵食されているかもしれません。
いてほしくないシロアリ、もし発見してしまったらまずは落ち着いて対応できるように心がけてください。
自分の家は自分で守る!!
そんなヒーローの気持ちくらいでシロアリから家を守っていきましょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。