こんにちは、あつしです。
気がつけば驚異的な繁殖力で大切な家を蝕むシロアリ。
誰もが嫌がる存在ですよね。
さらに虫が苦手な方にとってはこれ以上ない天敵…といっても過言ではないですよね。
僕も正直虫は苦手なので、見なくて済むなら見たくないです。
「シロアリの被害が恐ろしいことは十分知っている。そもそもシロアリの来ない家にしたらいいのでは?」
と思った僕は、今回シロアリの来ない家や環境を作ることは可能なのかを調べてみました!
被害には絶対会いたくない!虫も苦手だから、シロアリになんて絶対に出会いたくない!
そんな方におすすめの情報です!
シロアリの来ない家作りは”シロアリの嫌いな環境”を作ること!
対策をするためには、何よりもまず敵の弱点を突くことからです。
そこで、シロアリが嫌いな環境の作り方を見ていきましょう。
シロアリが嫌う環境の作りのポイントは、大きく分けて3つあります。
- 換気をする
- 湿気対策をする
- 木材を少なくする
この条件が揃うと、シロアリにとっては生活しづらい環境が作れます。
具体的にどのようにするのがいいか、ひとつずつ見ていきましょう。
換気をする
シロアリは外気を好まず、空気が流れている環境を好みません。
シロアリの来ない家作りの第一歩は換気をする、つまり「空気を流す」ということです。
例えば、こんな場所には要注意です。
- 床下
- 押し入れや物置
【床下】
シロアリ発生場所の代表的なところでもある床下。
そもそも空気が通りにくい場所でもあるので、できるだけ空気を循環させる工夫が必要です。
- 床下の高さを40cm以上にする
- 換気口を設置する
まれに床下の地面からの高さが低い家がありますが、天井が低いほど空気の流れも悪くなります。
建築基準法の観点から見ても、床下は40cm以上の高さがあると空気が通りやすくなります。
また、建築基準法の観点からもうひとつ、5m置きに300平方cm以上の換気口を作ることも、空気を循環させる工夫のひとつです。
【押し入れや物置】
もうひとつ空気の流れが悪い箇所が、押し入れや物置です。
物をたくさん置きすぎている、もしくは床に直置きなどしているとその周辺の空気がよどんでしまいます。
その場合は、
- 定期的に扉をあけて換気
- 床との接地面に空間ができるような棚を設置
このように工夫することで空気が滞ってしまう状態を解決しましょう。
下の画像のような少し床から浮いて、空間ができる棚がおすすめです。
引用:LOHACO
湿気対策をする
シロアリ被害の代表的な場所のひとつが水回りでもあるように、シロアリは湿気っている場所を好みます。
キッチンや洗面所などの水回りは、
- 掃除をこまめにする
- 換気を徹底する
という方法で湿気対策をしましょう。
その他にも意外なところに湿気がたまりやすい原因があります。
- 家の近くに川や池、湖がある
- 家が雨漏りをしている
こういったことがある場合も、シロアリを呼び込んでしまう湿気が発生している場合があります。
【家の近くに川や池、湖がある】
家の近くに川や池、湖がある場合、もともと地下水位の高い土地であると言えます。
そうすると自ずと地面のもつ水分濃度も高いため、シロアリが好む環境ができやすいのです。
同じように、家を建てた土地が元は湿地帯だった…という家の立っている土地の状況も、少なからず影響してきます。
自分の家の土地がどのような環境か、今一度確認してみるのがおすすめです。
【家が雨漏りをしている】
家が雨漏りをしている場合、その周辺の湿度ももちろん高いです。
雨漏りを長い間放置することで、シロアリに狙われてしまう可能性は極めて高いと言えます。
「しまった!雨漏りしてた!」という時にはこちらの記事をどうぞ↓
木材を少なくする
木材はシロアリの大好物なので、木材をむやみにたくさん置くのは避けたほうがいいです。
木は湿気を含みやすいという意味でも、シロアリが住みやすい環境を作ってしまいます。
家の外構に木製の門を使っていたり、枕木を敷いている方もいますね。
枕木とは下の画像のように、地面に木の板を間隔を開けて置く、エクステリアデザインのひとつです。
引用:エクステリアコネクト
たしかにおしゃれなのですが、シロアリのやってくる地面と接している場所に大好物の木材を置いていることになってしまいます。
さらに、それが家に向かって道を作っているデザインが多いので、そういった意味でもシロアリを家に寄せ付けてしまう恐れがあります。
シロアリが来ない家にするには、「換気・湿気・木材」を意識して環境作りをするのがポイントです。
シロアリの来ない家だと思っていたら…こういった場合も注意!
でも、せっかくだから応用編についても語っていい?
先ほど、シロアリが好む環境についてご紹介しました。
基本的にはその環境を作らないようにすることが、一番最初に気をつけるべきポイントです。
ですが、意外と見逃しがちな部分があるので、この機会にご紹介させてください!
「コンクリートだから安心」は間違い?!
シロアリは木材を好むから、コンクリートなら大丈夫!と思いますよね。
確かに、比較するとコンクリートの方がシロアリから家を守れる環境が作れます。
ただ、油断は禁物です。
たまに「シロアリはコンクリートを食べる」という話もありますが、それはよっぽど他に食べるものがない場合のこと。
シロアリに狙われやすいコンクリートの弱点は、わずかにできる隙間があることなんです!
床下をコンクリートで囲った場合、一見安心な気がしますが、この隙間からシロアリは侵入してきます。
引用:SHUT!
基礎とその上に被せたコンクリートの隙間からシロアリがあがってくるんですね。
隙間が0.6mmもあればシロアリは通れてしまう上に、コンクリートの割れなどがあれば、
その細かい粒子をひとつずつはずしてコンクリートに穴を開けることも可能です。
ここまでくると、尊敬しちゃうわ
家の構造によっても被害率が変わる?!
シロアリ被害に会いやすい、として築年数があげられることは多いですが、
実はそれ以上に大事なのは家の基礎構造なんです。
国土交通省の調査では、基礎構造別のシロアリ被害発生率についても調べられています。
このデータから、基礎構造も少なからずシロアリ被害に影響していることが分かります。
※その他:旧土台作り、高床式、玉石基礎、床束のみ、床束工法、石積み基礎、石組み、転ばし土台など
※A区分:防蟻処理保証切れで、再施工せず、一定期間経過(放置)した物件
B区分:防蟻処理保証期間内の物件 (新築予防保証、既存予防保証、駆除保証など)
このグラフで特に注目すべきは、青い棒グラフです。
青いグラフは、防蟻処理の保証期間が過ぎても何もせずに放置されている家を対象にしています。
日本の建物の多くはベタ基礎か布基礎+土壌の構造になっています。
その2つで比較すると、ベタ基礎の方が被害は起きにくい、と考えられます。
布基礎:建物の外周や仕切り部分をコンクリートで支える
ベタ基礎:建物の底一面をコンクリートで支える
近年ではベタ基礎の方が地震にも強いということで、ベタ基礎の家は増えているそうですが、土地の状態によって布基礎の方がいいとされる場所もあるため、この2つの基礎が主流になっています。
引用:クレバinfo
シロアリの来ない家にするための予防策!自分でもできる?
シロアリの好む環境や、家の構造などをご紹介しました。
とはいえ、御察しの通り、完全にシロアリが来ないようにするというのは難しいです。
そこで僕がオススメしたいのが、
シロアリが来にくい環境作り+シロアリ予防の工事をするという作戦です。
最近ではホームセンターやネットでも、シロアリ予防グッズを購入することができます。
シロアリ対策の薬剤についてはこちらでもご紹介しています。
ただ、正直なところ素人でシロアリの予防をするは難しいと、僕は感じています。
なぜなら、
- 市販の薬剤は効果が弱いor長続きしない
- 使い方を誤ると健康被害がある
こういったことが考えられるからです。
シロアリ予防を自分でやる難しさはこちらの記事でも書いています。
そのため、僕はシロアリ予防は業者に依頼することを強くオススメします!
目指せシロアリの来ない家! まとめ
目に見えないところからやってきて、いつの間にか家を蝕んでいくシロアリ。
今回はそんなシロアリの好む環境を作らない意識をしつつ、業者に依頼をして予防することで、
よりシロアリに対して強固な環境を作るという内容でした。
…ということは分かっても、正直どこに頼んだらいいのか分からないですよね。
悪徳業者がいないか…と言われれば、残念ながらそういう業者が存在することも事実です。
そんな方に僕が心からおすすめしたいのが「シロアリ110番」です!
「シロアリ110番」がおすすめな理由はいくつかあります。
- 全国どこでも対応可能
- 24時間対応可能
- 1㎡あたりの費用が1,200円と相場より安い
- 5年間の保証付き
「シロアリ110番」では、公益社団法人「日本しろあり対策協会」指定の薬剤や工法を熟知した「シロアリ防除施工士」の資格を持った業者が対応してくれます。
見つけたシロアリは、知識と技術を持った専門業者にしっかり駆除してもらえれば安心です。
「シロアリ110番」についてはこちらで詳しく書いています↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
他にもシロアリ予防について調べたことがあるので、良かったらご覧ください!
あっくんのおかげでシロアリに怯えることもないわね!