こんにちは、あつしです。
お家の大切な柱を食べてしまう害虫、シロアリ。
そんなシロアリですが、実は自分で駆除しようと思えばできることを知っていますか?
シロアリも虫なので、 殺虫剤で駆除することができます。
そのための薬剤は、ホームセンターやインターネットなどで購入することができるので、自分でシロアリを駆除しようと思えばできるんですよ!
しかし自分でやるのには、メリットとデメリットがあります。
今回は自分でシロアリ駆除をする場合のメリットとデメリットをお話しします。
シロアリの駆除は必ず業者さんにお願いするしかない、というわけではありません。
シロアリを駆除する薬品や殺虫剤などはホームセンターなどで購入することができます。
駆除と予防は自分でもやることができますよ!
シロアリの駆除orシロアリの予防で薬品のタイプが違う
シロアリは駆除と予防で薬剤の種類が変わります。
【シロアリの予防】
まだシロアリ被害はないけど、シロアリが発生しないように予防したい!という場合の方法は、「薬剤を木材に塗る」という方法が基本となります。
シロアリを寄せ付けない薬剤をシロアリの餌となる木材に霧状にして吹きかけます。
【シロアリの駆除】
シロアリを発見してしまいとにかく駆除したい!という場合は「直接駆除」と「巣に持ち帰らせて駆除」に分けられます。
直接駆除する場合、スプレーなどを使うのが一般的です。
また、ベイト剤という巣に持ち帰らせて駆除するタイプは、庭などの屋外対策用として使われます。
シロアリの予防に効く薬品
シロアリの駆除、予防に使われる薬剤をご紹介します。
【シロアリ用防止剤】(予防用)
液体タイプと、スプレータイプのものがあります。
白アリミケブロック業務用 白蟻駆除用木部処理用乳剤 | ||||
|
液体タイプのものはシロアリが食べた時に駆除する待ち伏せタイプのものになります。
木材の腐食を防止にも効果があります。
業者さんが使う高価な専門の薬剤とは違って、一般的に手に入るものは、薬の効果が長い期間持続しないので、こまめに塗り直す必要があります。
【駆除用薬剤】(予防用)
建材に塗る、建材に穴を開けて注入する、直接散布する、土壌に散布するなどのタイプのものがあります。
虫コロリエアゾール不快害虫用殺虫スプレー(300ml) | ||||
|
効果を期待しすぎてたくさん散布してしまうと、薬剤のにおいが残ってしまったり、体に悪影響が出てしまう場合があるので、注意が必要です。
シロアリの駆除に効く薬品
【スプレータイプ】(駆除用)
シロアリアース(450ml) | ||||
|
スプレータイプは、シロアリに直接かけて駆除します。
スプレーを浴びたシロアリが巣に戻ると、その匂いを嫌がり、巣が分散してしまう可能性があるので、使うときは気をつける必要があります。
【据え置きベイト剤】(駆除用)
シロアリハンター 駆除用(3コ入) | ||||
|
シロアリは巣に餌を持ち帰る習性があるので、それを利用して毒餌を持ち帰らせることで巣ごと駆除するためにこのベイト剤を使います。
どのタイプの薬剤でも、使い方を間違えると効き目が薄くなってしまい、万が一健康にも被害が出てしまうかもしれません。
使う際は、必ず取り扱い説明書をきちんと読んで、安全に注意して使うようにしてくださいね。
シロアリは自分では完全には駆除しきれない…!?
シロアリは、だいたい土の中から家の基礎の部分をつたって床下の木材に侵入して巣を作ります。
光と乾燥を嫌うシロアリ、餌を探すときも木材の外に出ることは滅多にありません。
住処にしている場所がそもそも、主食である木材なので、そこを食べ尽くさない限り外に出る必要はないので、姿を現わすことはありません。
シロアリは、普段私たちの目に見えないところで繁殖しています。
シロアリの繁殖とは…
シロアリの女王アリは一年中産卵しています。すごいですよね。
特に、春から夏、さらに温度と湿度が一気に上がる梅雨の後半の時期に沢山の卵を産んで、増殖します。
個体の数が増えると、巣全体のバランスが崩れていますので、羽アリが発生して新しい住処を作るためにその巣から離れていきます。
簡単にいうと、「家族が沢山増えたから引っ越すわね」ってことです。
そのため、シロアリは地面の中からだけでなく、空からも現れるのです‼︎
すごいですね、シロアリ…。
シロアリ被害の殆どがヤマトシロアリという種類なのですが、最近増えてきているイエシロアリは建物の地下に作った本来の巣を中心に分巣もつくるのです。
それらの数を合わせると、ゆうに100万匹をも超えると言われています。
しかもヤマトシロアリよりも乾燥に強い種類なので、被害が家中に広がってしまいます。
目に見えるシロアリはほんの一部にすぎません。
もしかすると、使わなくなった海外製の家具や木材を使うピアノ、スピーカーなどからシロアリが…‼︎なんてこともあるかもしれません。
こう考えると、自分で全てを駆除するのは難しいように思えてきませんか?
シロアリの駆除は自分でやると損してしまう⁉︎
日々目に見えないところで住処を作り、増殖しているシロアリ。
ゴキブリのように一時的に駆除するのは素人には、正直無理に近いです。
増殖スピードもすごいし、存在している個体の数が半端ないですし、いくら小さいとはいえ、あっという間にお家を支配しちゃうような存在です。
完全に居なくさせるのを自分でやるのは正直きついと思います。
季節ごとにシロアリがいないかチェックしたり、DIYでセルフで薬剤を使うのは予防するなら十分だと思います。
しかし、「駆除する」となると、徹底的にシロアリを根絶やしにする必要がありますので、もしシロアリがすでに家の中に侵入しているなら、プロの業者の方にお願いした方がコストと労力を節約することができます。
シロアリの習性を考えると、部屋の中でシロアリを見かけるようになったら、シロアリが住処にする床下では、すでに大変なくらいに被害が広がっている可能性があります。
無料調査、無料相談を活用しよう
シロアリの被害の心配がある場合、まずは専門の業者の方に相談したり、無料調査をお願いしましょう。
シロアリを捕まえている場合、メールでその写真を送り、シロアリなのかどうかを判断してくれる業者の方もいます。
無料と言いますが、業者の方にとって、大切な営業活動の一つなので、調査の内容はシロアリの被害を知るのに十分な内容になります。
立地環境、家の外回りや床下、部屋の中を調査して、シロアリがいないか確認。
もし繁殖しているようであれば、シロアリの種類を特定して、被害の広がりを想定します。
そのうえで、駆除とその後の予防計画をたてて提案してくれます。
いきなり料金を請求するようなシロアリの駆除業者さんは殆どいません。
(協会に加盟している正規業者の場合)
いきなり、料金を請求してくる業者さんには気をつけてくださいね。
シロアリと上手に付き合っていきながら、財産を守る方法を教えてくださるパートナーなので、色々とメンテナンスの計画などを相談できる業者さんを見つけましょう!
プロに任せればアフターケアもしてくれる
基本的に正規のシロアリ駆除業者であれば、シロアリの発生が確認できず、被害の痕跡も見つからない場合は、調査を終了してそこまでの費用は無料。
シロアリ被害が見つかり、駆除、予防対策を行なった後や被害が発生していなくても予防対策をお願いした時はお金が発生します 。
正規のシロアリ駆除業者はシロアリの駆除、予防の作業を行う前に一度、確認を取ります。
お願いしたとはいえ、事前の確認なしに作業をされてしまっては、業者さんの様子も分からないし、ちゃんとやってくれたか不安になってしまいますよね。
そういった依頼された方の気持ちを考えて業者の方は対応してくれます。
よって、見積もり以外の作業を勝手に行い、料金を請求することはありません。
駆除、予防の作業後は5年ほどの保証期間もあります。
その保証期間の間にシロアリの被害が再発した時は無償で対応してくれるので安心ですね!
シロアリ駆除の方法とおすすめ薬品のまとめ
シロアリの駆除をお願いする際はこちらを頭に入れてみてください。
・シロアリは自分で全て駆除しきるのは難しい
・シロアリの調査は基本的に無料
・駆除作業後、5年ほどの保証期間がある
シロアリの駆除キットはホームセンターやネット通販で簡単に手に入れることができます。
たとえば、昔からある日本家屋に住んでいるのなら、床下や屋根裏に入るのは簡単ですし、柱もむき出しになっているので自分でもある程度効果のある駆除ができるかもしれません。
しかし、現在の建築は基本的に密閉構造になっています。
狭くて風通しの良くない床下などで殺虫剤を使うことは、とても危険です。
(シロアリを見つけても拡散防止のために殺虫剤は使わないようにしてください。)
シロアリの被害調査は基本無料。
事前に「何が有料で何が無料か」を確認してから依頼することをおすすめします。
シロアリの駆除業者は専門家が徹底的にチェックしてくれます。
自分でやるのも悪くありませんが、シロアリの調査、駆除、予防はプロの業者さんにお願いするのが得策ですよ。
ここまでお読みいただきありがとうございました。