こんにちは、あつしです。
一度狙われたら逃げられない・・・。
姿を見せずに侵入し、木材を食い荒らす。
シロアリは、家屋に致命的な被害を与える恐ろしい害虫です。
「すでに我が家も、シロアリの餌食になっている・・・?」
目に見えないシロアリ被害、不安は増すばかりですね。
しかし・・・
シロアリに狙われた場合、「蟻道」が必ず現れます。
まずは「蟻道」の有無でシロアリの存在を確認してみてはいかがでしょうか?
母さん、僕たちも「蟻道」を確認してみよう。
そもそも「蟻道」って何?
ズバリ!!これが蟻道です!!
「蟻道」と書いて「ぎどう」と読みます。
蟻道とは、シロアリが餌場へ向かうために作ったトンネルです。
シロアリは、家屋に浸入する際、必ず蟻道を作ります。
そしてズバリ!!
これが「蟻道」です。
引用:suumoジャーナル
シロアリに狙われたら必ず蟻道が現れるってどういうこと?
シロアリは、自分たちが生きるために必ず蟻道を作ります。
シロアリは、日光や空気の流れ(外気)にさらされることを嫌います。
なぜなら、シロアリの表面の皮膚は非常に薄く乾燥しやすく、光に数分あたっただけで干からびて死んでしまうからです。
また、姿をさらすことを嫌います。
自然界では他の生物のえさとなる、か弱い虫です。
例えば、最大の天敵はクロアリ。
他には、クモ、ツバメ、カエルなどの生物がいます。
見渡す限り天敵だらけです。
それらを避けるために、地中を離れる場合には「蟻道」がなくてはならないのです。
このような理由から、シロアリに狙われた家屋には、必ず蟻道が現れるのです。
蟻道は何で作る?どう作る?
蟻道は、「蟻土(ぎど)」と呼ばれる、木材や土壌のカスにシロアリの分泌物や排泄物を練り合わせたもので作ります。
それを、セメントのようにぺたぺたと塗り固めるのです。
基本的には、床下の木材やコンクリートに沿わせるように、それらに直接蟻土をつけ蟻道を作ります。
シロアリの蟻道の種類
蟻道には、いくつか種類があります。
蟻道
通常の蟻道は、床下の暗闇空間に作られます。
床下から被害が始まることがとても多いのです。
床下に、木材や基礎コンクリートに沿わせるように作られます。
空中蟻道
ヤマトシロアリの空中蟻道 pic.twitter.com/Dz4RsQW0zg
— てら (@TerarinDorcus) June 1, 2016
引用:Twitter
シロアリは、目が見えない昆虫です。
ぶつかった物を「壁」として認識します。
そして「壁」に沿って蟻道を作り始めます。
高さのない廃材などに当たってしまっても蟻道を作るのです。
「いつか木材にたどり着けるはず」と蟻道を作り続けます。
その結果、蟻土だけで上に伸びていく「空中蟻道」が完成します。
と言っても、空中蟻道は支えとなる柱や壁、基礎がありません。
よって、非常にもろい作りです。
実際に構築された空中蟻道は、10cmくらいで折れてしまうことがほとんどです。
しかし、ごくまれですが空中蟻道の先端が偶然にも物にぶつかり一本の柱のようになる場合もあります。
外蟻道
まれに家屋の外側に蟻道を作ります。
それを「外蟻道」と言います。
原理は、通常の蟻道と同じです。
光が差し込まなくて、ジメジメした場所にシロアリの蟻道が作られることがあります。
こんなところにこんな蟻道が?恐ろしいシロアリの執念!
シロアリの執念はすごいもので、私たちが思いもよらない場所から侵入し、蟻道を作ります。
よって、蟻道が作られる場所すべてをご紹介するのは残念ながら不可能です。
主な蟻道が作られる場所をご紹介させていただきますので確認の参考にしてみてください。
基礎断熱の間や内部に蟻道
引用:suumoジャーナル
基礎断熱には、基礎の内側に張る基礎内断熱と、外側に断熱材を張る基礎外断熱があります。
どちらとも、全国各地で被害が拡大しています。
全く死角で侵入されるため、被害は深刻になりがちです。
基礎と断熱材の隙間を、侵入した形跡がないかくまなく探すしかありません。
化粧モルタルの間に蟻道
基礎の表面を綺麗に仕上げるため、モルタルを塗って仕上げます。
そのモルタルが経年劣化でヒビが入ったり剥離することで、基礎との間に隙間ができます。
この隙間が、シロアリにとって絶好の侵入経路です。
こちらも、基礎とモルタルの隙間を侵入した形跡がないか、くまなく探すしかありません。
タイル貼りの間に蟻道
化粧モルタルと原理は同じです。
基礎にタイルを貼り付けている場合、基礎とタイルの間に隙間ができます。
玄関など、基礎の立ち上がりをタイルで仕上げますので、要注意ポイントです。
配管の間に蟻道
給排水管などに、凍結防止で断熱材を被覆した配管が使われます。
断熱材と配管の間も要注意ポイントです。
鋼製束に蟻道
最近の住宅は、床の柱に鋼鉄製の柱を使います。
この鋼製束もシロアリの通り道に使われます。
シロアリは、わずかな隙間から侵入し、そこから蟻道を作ります。
作られる場所も様々です。
シロアリの執念、恐ろしいですね。
シロアリは、コンクリート基礎でも侵入可能です。
コンクリートさえも、シロアリ侵入を100%防げるわけではありません。
侵入後、せっせと蟻道を作り、木材を目指します。
シロアリ被害は、だれにでも忍びよるものなのです。
「コンクリート侵入」についてはこちらで詳しく書いています。ご覧ください。
シロアリだけじゃない!他の昆虫の蟻道もある!?
シロアリ以外にも蟻道や蟻道に似ているものを作る昆虫もいます。
それは、クロアリとジグモです。
シロアリの蟻道との違いを見分ける簡単なポイントのご紹介です。
- 固く簡単に壊せない
- 土を固めたような形状をしている(触ると素材が固い)
- 手で簡単に崩れる
- 木くずで作られることが多い(触ると素材が柔らかい)
- 柔らかく、手で壊すと筒がスポッと抜ける
- 内部はクモの糸で白い
- 地上10cmくらいの大きさ
こういったものもありますので、焦らず慎重に観察してくださいね。
「シロアリ被害の初期症状」についてはこちらで詳しく書いています。ご覧ください。
シロアリに狙われたら必ず現れる!?「蟻道」これって一体何??まとめ
シロアリは、わずかな隙間から侵入し、蟻道を作り、木材を目指し、そして食い尽くします。
恐るべしシロアリ!!です。
今回は「蟻道」についてお伝えしました。
- シロアリに狙われた場合、「蟻道」が必ず現れます。
- まずは「蟻道」の有無でシロアリの存在を確認しましょう。
- 早い段階で被害を食い止める事が重要です。
- 万が一蟻道を確認したらそこにシロアリが生息しているか確かめましょう。
- 蟻道を、少しだけ壊してみましょう。
- 細長い棒状な物、たたえばマイナスドライバーのようなもので行うと良いでしょう。
- シロアリが生息していれば、そこから兵蟻が顔を出すはずです。
- ここでは生息の確認さえできれば十分です。
- これ以上衝撃を与えずにいてください。
- 確実に駆除することが何よりも大事ですので、業者に依頼がおすすめです。
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「シロアリ110番」についてはこちらで詳しく書いています。
最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
恐ろしいわ。