こんにちは、あつしです。
シロアリ被害を見つけたら、あなたならどうしますか?
まさか、ウチがシロアリの被害に遭うなんて・・・
でも慌てずにまず深呼吸。
冷静に、この後どうするか考えましょう。
今回は、シロアリ被害を見つけた際にやるべきことやシロアリ被害を見つけたきっかけ話についてまとめましたので、今後のシロアリ対策に役立ててもらえると嬉しいです。
シロアリ被害を見つけたら何をすべき?
シロアリ被害を見つけたとき、してはいけないことを初めにお伝えします。
むやみに殺虫剤を散布するのはNGだということです。
用心深いシロアリがびっくりしてしまい、さらなる被害を引き起こす可能性があります。
ではどうすればよいのでしょうか?
- 速やかに専門家に相談。
- 過去に防除してもらっている場合は保証期間を確認。
- シロアリの種類・被害場所の確認。
「シロアリの種類・被害場所の確認」は素人には難しいと思われるかもしれません。
その場合は見つけたシロアリ(羽アリ)をサンプルとして取っておきましょう。
そうすれば、駆けつけてくれた専門業者に羽アリが本当にシロアリなのか、シロアリのどんな種類なのか判別してもらえるので調査がスムーズにおこなえます。
もちろん死骸でも問題ありません。
シロアリは種類によって生態が異なることから、駆除には種類の特定が必要なんです。
それと殺虫剤がどうしてダメなのかという説明もしておくと、その成分に忌避剤(シロアリが近寄りたくなくなるもの)が含まれシロアリが散らばってしまう恐れがあるためです。
つまりシロアリの活動範囲を広くさせてしまい、駆除の難易度が上がってしまうことになり兼ねないのです。
かといって何もしないわけにもいかないので人間側の抵抗として、シロアリに対しては殺虫剤ではなく掃除機で吸いとるのが最善の策です。
基本的に人目に触れない暗い世界で生きるシロアリですが、羽アリとなって外の世界へ出ていきます。
その羽アリの発生箇所がわかったという場合はとりあえずテープでふさいでください。
羽アリが出た時点で巣作りから3年経過しているといわれ、シロアリによる被害は深刻なレベルに達していることがほとんどです。
DIYでの駆除は極めて困難なのでおすすめしません。
なにより一刻も早く業者へ連絡することが大切です。
プロに調査を依頼しましょう。
調査・見積もりまでは無料であることがほとんどですよ。
シロアリ被害が見つかるきっかけは羽アリ
シロアリ被害が見つかるきっかけとして羽アリを見たというのが多いです。
(※これも音はしません。)
シロアリの羽アリ発生は一般的に、シロアリ被害が進行しているサインとされます。
シロアリは巣の中で1つの集団として暮らし、巣の中の個体数が増えすぎると子孫繁栄のため、1つの群れの約3%が羽アリとなって巣から飛び出し、新しい土地へ巣作りの旅に出るのです。
1つの巣には数万~数百万匹のシロアリが存在すると言われていますので、飛んでくる羽アリの数といったら、、、もうお分かりですね。
ものすごい大群であることがわかります。
それではシロアリ被害が見つかる上での羽アリに関する重要な情報をお届けします。
シロアリの羽アリ 飛ぶのはいつ?
ヤマトシロアリ(黒っぽい色) | 4~5月の10時~12時頃 |
イエシロアリ(茶褐色) | 6~7月の夕方~夜にかけての時間 |
日本に生息するシロアリは22種類ですが、そのうち家屋被害をもたらすのはヤマトシロアリとイエシロアリの2種類といわれています。
その2種類について飛び立つ時間帯を表にしました。
時期に少し幅があるのは、沖縄などの温暖な地域では早まり、北の寒い地域では時期が遅れる傾向にあるためです。
種類によって時間帯が異なることもわかります。
共通して言えることは20℃以上、湿度80%前後の比較的湿度が高く暖かい日を選ぶということです。
雨が降りそうなとき、雨上がりなどのタイミングとも言われています。
シロアリの羽アリ どのように飛ぶ?
シロアリの羽アリは一斉に飛び出しますが、移動距離にしておよそ100メートルしか飛ぶことができずそれほど遠くに行けません。
同じ大きさの4枚の羽(翅)が取れやすい構造をしているためです。
ベランダなど家の周辺に大量の翅が散乱している場合も、シロアリが棲みついている表われとなるので注意が必要です。
翅は、虫でよく見られるような半透明のものです。
シロアリの羽アリ どこで見た?
シロアリの羽アリを見る場所も重要なポイントです。
家の中に大量の羽アリが出た場合
高い確率でその建物内にシロアリ被害があります。
嫌な予感が的中する可能性大です。
大切な自宅がシロアリに侵されているわけです。
専門家による迅速な対応が必要になります。
家の外で大量の羽アリを見た場合
それは家の近くに巣があるということがわかります。
つまり、自宅に被害がある場合とご近所さんに被害がある場合の2通りがあるということです。
この場合、床下も含めしっかりと調査をしてみないと特定できません。
自分で調査してみるのも手ですが、素人の場合はシロアリ被害が見つかることがあっても、シロアリ被害がないと断定することはできないので専門家による調査が必要になります。
以上のことから、シロアリの羽アリを見たからといって必ずしもあなたの家がシロアリ被害に遭っているわけではないということもお伝えしておきます。
また、チャタテムシや黒アリなどシロアリに似た害虫の場合もあります。
ぜひ落ち着いて対応したいものです。
シロアリの特徴について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
シロアリ被害が見つかるきっかけ その2
シロアリ被害が見つかるきっかけは羽アリの目撃以外にもあるんです。
それではこちらのSNS投稿をご覧ください。
キッチンの水道管?が壊れる→いっそのことリフォームしちゃおう→ついでにお風呂もユニットバスにしよう→お風呂解体→シロアリ発見→予想以上に柱とかボロボロ。むしろ今までなんで崩れなかったのか不思議なくらいボロボロ←イマココ
— あめこ (@xameko) October 26, 2015
引用:Twitter
実際にあった怖いシロアリ話でした。
お聞きになっていかがでしたか?
リフォームついでに補修ができてラッキーと思えるならとても素晴らしいです。
そこまでポジティブに考えることはなかなかできませんが、このようにリフォームがきっかけとなりシロアリによる被害が判明した、という事例はしばしば報告されています。
家は設備も含めて経年劣化していくものなので、みなさんリフォームをする機会がいづれ訪れるわけです。
リフォーム時のシロアリ被害発見は少々覚悟しておいたほうがよいのかもしれません。
もしくは湿気がこもらないようにメンテナンスをするなどして、日頃から抜かりなくシロアリ対策をおこなうようにしましょう。
その他にはリフォームはしていなくても、建物の異変として表れる場合も。
- 柱をたたくとポコポコと軽い空洞音がした。
- 歩くと床がきしむ音・しなる音がする。
- ふすまや障子、雨戸の建付けがなんとなく悪い。
などの目立った不具合からシロアリ被害の発見につながることもあるんです。
どれもシロアリが好物の木材を食べることが原因となって起こります。
空洞音はシロアリが柱の内側部分の柔らかいところを主に食べ、年輪などの硬い部分は残す習性があるためです。
他には、建物の基礎や束石の表面に蟻道や蟻土があったことで発見に至ったケースもあります。
蟻土とは、光や乾燥が苦手なシロアリが適度な湿度を保つために、分泌物や運んできた土砂を木材の割れ目や継ぎ目、すき間などに詰めたり盛り上げたりしたものです。蟻道は、地面と木部をつなげるために蟻土と同じ材料によって作り出されたトンネルのような通り道のことをいいます。
シロアリ被害の初期症状についてもっと知りたいという方はこちらをご覧ください。
シロアリ被害が進行してしまってからの発見は防ぎたい! チェックリスト
さいごにシロアリチェック!
あなたの住まいは大丈夫?
1つでも当てはまれば要注意。
シロアリに狙われている、もしくはシロアリ被害に遭っている可能性があります。
1.新築から5年以上もしくは前回のシロアリ防除(薬剤散布)から5年以上経過している。
2.ドアの閉まりが悪い。
3.畳・床にすき間やきしみがある。
4.雨漏りがある。
5.古い木材やウッドデッキ、樹木の添え木の柵が庭や建物近くにある。
6.通気口・基礎・外壁にヒビがある。
7.浴室まわりにカビまたは腐食がある。
8.給排水からの水漏れがある。
9.自宅周辺で羽アリを見た。
10.近所でシロアリ駆除をしている。
これらはシロアリ好みの環境またはシロアリが近くにいるサインなのです。
つまりこれらの項目に当てはまらないようにすると、シロアリの好きな環境じゃなくなるのでシロアリ対策がおこなえるということになります。
自宅に庭がなくても安心できず、建物の立地条件として川や湖・池近くの土地あるいは、近所の公園に巣があればシロアリはそこからもやってきます。
そういった所にお住まいの方は、十分な対策が必要になりますので心に留めておいてください。
シロアリ対策についてもっと詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
シロアリ被害を見つけたら 記事まとめ
・シロアリ被害?と思ったら、速やかに専門業者に連絡を。
・シロアリ被害が見つかるきっかけは「羽アリの目撃」or「リフォーム」の2パターンが多い。
・空洞音・きしむ音・しなる音もシロアリが潜んでいるかもしれないので要注意。
・あなたもシロアリチェックをして、しっかりと対策をとれるように心掛けましょう。
シロアリ駆除ならシロアリ110番。その評判が気になる方はこちらをどうぞ。
最後までお読みいただきありがとうございました。