こんにちは、あつしです。
「これって、もしかしてシロアリの被害?」
「シロアリが出たら、家はどうなっちゃうの?」このような事を考えたことはありますか?
「シロアリ?所詮小さい虫でしょ?」なんて、甘く見ていると危険です。
阪神淡路大震災では、シロアリ被害がない家屋に比べ、シロアリの被害を受けていた家屋は約4倍も全壊率が高かったと報告されています。
シロアリ被害は、命の危険にも関わります。
この記事では、
- シロアリが好むものは?
- シロアリに狙われやすい場所は?
- シロアリ被害の特徴は?
こんな疑問にお答えします。
虫が苦手な方でも読んでいただけるように、今回の記事には虫の写真は載せていません。
安心して読み進めていってくださいね♪
シロアリの好物!その特徴は?
シロアリは「やわらかいもの」が好物です。
以前、NHK番組の「ためしてガッテン」でシロアリの好物について実験していました。
1位 発泡スチロール
2位 杉の木
3位 松の木
木よりも、やわらかい発泡スチロールが人気という結果になりました。
シロアリは、木に含まれる「セルロース」という成分を栄養源にしているため、主食は木です。
しかし、やわらかいものの方が好きなんですね。
つまり、やわらかくて、セルロースが含まれているものが一番好きなんです。
例えば「湿気で柔らかくなっている木」なんて、大好物です。
この「セルロース」、実は木を加工した本やダンボールにも含まれているのです。
屋外に紙類やダンボールを放置してしまうと、そこからシロアリが発生することもありますので、気をつけてくださいね。
シロアリ被害の多い場所!3つの条件とは?
シロアリ被害が多い場所には、条件が3つあります。
- 暖かく、湿度が高い
- 日当たりが悪く、風通しも悪い
- 食べ物が豊富にある
なんだか、ジメジメしていて、人間には好ましくない条件ですよね…。
この条件に一番当てはまるのが「床下」です。
特に最近では、断熱材や床下暖房などの普及によって、床下は1年中一定の温度に保たれ、湿度も溜まる状態になっています。
つまり、近年の床下はシロアリにとって最適の生活空間になってしまっています。
- 水まわり(お風呂・トイレ・台所など)
- 屋根裏・天井裏
- 畳回り
- 玄関
- 庭の樹木やウッドデッキ、枕木
シロアリ被害の現状とその特徴
ここからが本題です。
シロアリがいるかどうかのサイン、シロアリ被害の現状・特徴について解説します。
前提として、大きな特徴を2つ紹介します。
それは、シロアリの場合「木の中から食べ始める」「被害箇所に土のようなものが付いている」という点です。
その2つを踏まえて読み進めていってくださいね。
蟻道(ぎどう)がある
シロアリを発見するには、「蟻道」があるかどうかを確認することが一番です。
家の周りで、こんなものを見たことはありませんか?
蟻道とは、「土やシロアリの排泄物を盛って作るトンネル」のことです。
シロアリは乾燥した空気や日光が苦手なため、移動する際にはそのトンネルを使用します。
土を掘る訳ではなく、運んで土を盛ることができるので、コンクリートの上でも蟻道は作られます。
大量の羽アリ(死骸)がある
羽アリは大量発生します。
それは、巣離れをして新しい場所を移るために一斉に飛び立つからです。
シロアリの羽アリが飛び立つ時期ですが、早ければ3月頃から梅雨の時期まで、昼間ではなく夕方から夜の7・8時くらいに飛び立つことが多いです。
8月以降に飛び立つものは、ほとんどがクロアリの仲間なので、シロアリの心配はありません。
シロアリとクロアリの違いについてお知りになりたい読者様は、こちらもご覧ください。
シロアリのフンがある
家の中で、知らない間に木くずのようなものが溜まっていることはありませんか?
それはもしかすると、シロアリのフンかもしれません。
だたし、フンを発見した場合でも、それがシロアリのものだと判断するのは難しいです。
「なんだか変だ」「もしかして」と思われた場合は、専門の業者に調査を依頼しましょう。
フンが見つかりやすい場所は、部屋の隅、窓枠の隅、畳の下などです。
叩くと空洞音がする
気になる部分を叩いてみてください。
一部分だけ音が違っていたり、「コンコン」と空洞音がしたりするようならば要注意です。
シロアリに食べられると、木材がスカスカになってしまうため、中身のつまっていない軽い音がします。
床がきしむ、ブカブカする
シロアリは床下から侵入することが多いため、床はシロアリ被害を受けやすいです。
シロアリがいる家では、床がきしむ、しなる、ブカブカするといった状態になります。
特に水回りの場合は、床がへこむだけでなく、いずれは抜けてしまう危険性もありますので、床の異変に気付いた場合は、一度シロアリ被害を疑ってみてください。
ドアやふすまの建付けが悪くなった
家がシロアリ被害にあうと、木材の強度が低くなり、歪んできてしまいます。
また、家の重要なパーツである柱も、シロアリ被害にあいやすい場所です。
さらに、柱の場合はシロアリ被害が内部に現れるため、気付かないうちにどんどん被害が進行して歪みがひどくなる場合があります。
経年劣化によっても建付けは悪くなりますが、急に開け閉めしずらくなったり、他のシロアリ被害の特徴もみられる場合は、シロアリ被害を疑ってよいでしょう。
ご自身でできる駆除法についてお知りになられたい読者様は、こちらもご覧ください。
おまけ シロアリと間違いやすい被害
蟻道と間違えやすいジグモ(地蜘蛛)の巣
ジグモは、筒状の巣を作ります。一見すると、確かにシロアリの蟻道に見えますね。
引用:ご近所の小さな生き物たち
- 柔らかいので、手で壊したり抜くことができる
- 蜘蛛の巣のため、内部が白い
- 大きさは地上10cm程度
- 硬く、簡単には壊せない
- 糸ではなく、土を固めたような形状をしている
腐食菌による被害
いわゆる「腐っている」という状態です。
菌によって木材が腐ることがあります。
この場合は、シロアリと違って被害のある場所に土が持ち込まれていることはありません。
その他の虫によるもの
シロアリ以外にも木を食べる虫はいます。
しかし、シロアリ以外の虫の被害なのか、シロアリ被害なのかを一般人が判断するのは、とても難しいです。
個人でわかるのは、「加害箇所に土がのようなものがついていればシロアリの可能性が高い」というくらいです。
施工前の調査を無料で実施している業者があるから、この際にそういう業者を利用してシロアリ予防をしておくのが安心だね。
シロアリ被害の現状と特徴を解説!まとめ
- やわらかくてセルロースが含まれているもの
- 木だけではなく、本やダンボールも食べる
- 暖かく、湿度が高い
- 日当たりが悪く、風通しも悪い
- 食べ物が豊富にある
- 蟻道(ぎどう)
- 大量の羽アリ(死骸)
- シロアリのフン
- 空洞音
- ブカブカの床、床のきしみ
- 建付けの悪化
シロアリ110番について詳しくお知りになられたい読者様は、こちらもご覧ください。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。