こんにちは、あつしです。
シロアリの対策の薬剤、どれを選べばいいのか、お悩みではないですか?
近ごろはシロアリ対策薬剤だけでも、たくさんの種類があって迷ってしまいますよね。
「シロアリは1匹見つけたら100万匹いる」
という有名な戦慄フレーズ、皆さんも聞いたことがあるかもしれません。
一度被害にあうと、修復するのはなかなか大変といわれています。
そこで今回の記事では、シロアリ対策に使える薬剤の種類と薬剤の有効期限、薬剤使用の注意点の3つについて調べてみました。
おすすめのシロアリ対策薬剤もご紹介していますので、ぜひご覧くださいね♪
シロアリ対策の薬剤、主に3種類!
シロアリの対策の際に使用する薬剤は、たくさんの種類がありますが、大きく分けると、主に3種類です。
①ベイト工法
こちらは置き型タイプで、家屋のまわりにステーションという容器を設置します。
この容器のなかに餌があり、シロアリがそれを食べることによって、シロアリが近くにいるかどうかを確認することができます。
ベイト工法には、
- シロアリが来たことを確認してから、薬剤(毒)を置くタイプ
- 容器にもともと薬剤が入っているタイプ
の2種類があります。
薬剤を餌として食べさせて、コロニー(シロアリの巣)ごと、死滅させることが出来ます!
おすすめ薬剤!シロアリハンター
引用:Amazon
この薬剤の良いところは、はじめから薬剤と餌が混ざっていますので、シロアリが来たかどうかの点検が不要なんです。
②木部処理剤
シロアリの大好物は何といっても、木材です!
木部処理剤は、その名の通り、家屋の床下の土台や木材部分に、あらかじめ薬剤を散布し、シロアリが木材を食べないよう予防・駆除することができます。
木部処理剤は、
- 水で薄めて使用する、扱いやすい乳液タイプ
- 原液のまま使用する油剤タイプ
- そのまま吹きかけるスプレータイプ
の3種類があります。
屋外のウッドデッキやフェンスなど、雨や水に濡れる可能性がある場所には、水に強い油剤タイプをおすすめします。
防腐剤・防カビ剤入りのものもありますので、ご自宅の床下環境に合わせて選んでくださいね。
おすすめ薬剤!白アリミケブロック
引用:テクノ株式会社
この薬剤の良いところは、水で薄めて使う乳液タイプで使用が楽チンであることと、においが低刺激。
しかし!確実にシロアリを退治してくれる優れモノなんです。
③土壌処理剤
つづいて、土壌処理剤は、家屋の床下の土や、コンクリートなどに使用することによって、シロアリ被害を予防・駆除が可能な薬剤です。
- 水で薄めて使用する、扱いやすい乳液タイプ
- 振り撒いて使う粒剤タイプ
- そのまま吹きかけるスプレータイプ
の3種類があります。
シロアリの通り道である土に薬剤を使用することで、シロアリが床下に侵入することを防ぐ、薬剤処理層を作ることができます!
おすすめ薬剤!粒上ネオターマイトキラー
引用:Amazon
こちらは粒上ネオターマイトキラーという粒剤タイプの薬剤です。
この薬剤は即効性があり、そのままふり撒いて使用するだけで、なんとシロアリだけでなく、ゲジゲジ、ヤスデ、ダンゴムシなど、ほかのいや~な害虫まで、同時に駆除できます!
シロアリの薬剤については、こっちでもまとめています。
シロアリ対策薬剤は5年ごとに再処理が必要!
ところで、みなさんは、シロアリ対策の薬剤の期限をご存知ですか?
(公社)日本しろあり対策協会の防除施工標準仕様書では、「5年を目途にシロアリ予防の再処理をする」とされています。
なぜ5年ごとに薬剤を取り換えるの?
現在のシロアリ対策の薬剤は、環境に負担がかからないように、自然に分解されていく薬剤が基本となっています。
薬剤が分解されていく理由はいくつかありますが、主には
- 熱
- バクテリア
- 水分
- 光
- 金属イオン
- 強アルカリ/強酸
などが原因で、経年により少しずつ分解されていきます。
5年を過ぎる前から分解は始まっている!
また、シロアリ対策の薬剤は、散布した時点から少しずつ分解されてしまいます。
一般的に、一度薬剤を使用すると、「そのままずっと成分は残り続けているだろう」と考えてしまう方が多いようなのですが、実際は使用期限である5年目には予防効果が完全に消失してしまっている場合がほとんどです。
そのため、5年ごとにシロアリ対策の再処理をする。これが必須条件です。
忘れないように気を付けて、使用期限が近付いたあたりから、再処理を検討していかなくちゃいけないね。
注意!シロアリ対策薬剤を使用する前に・・・
シロアリ対策薬剤でいざ予防、駆除!
その前に!
ご自宅が木造建築で、断熱材、蓄熱工法をしている場合、注意していただきたいことが1つ!
これらの工法の共通点として、床下スペースが気密で、断熱層の室内側になる、という特徴があります。
すると、土台と床下にシロアリ薬剤を使用することにより、住居スペースが農薬成分に晒されてしまうという恐ろしいことに・・!
引用:株式会社 吉建ホーム
ご自宅の構造が高気密であるほど、影響は大きくなります。
そのため、床下へ散布するシロアリ対策薬剤を選ぶ際は、
- 揮発性がないこと
- 人体への影響が少ないこと
この2点を必ずチェックするようにしましょう!
ぜひこちらも参考にしてみてくださいね。
シロアリ対策の薬剤の種類と注意点のおさらい!
シロアリ対策薬剤の種類 | シロアリ対策薬剤の形状 | おすすめのシロアリ対策薬剤 |
ベイト工法 | 置き型 | シロアリハンター |
木部処理剤 | 乳剤・油剤・スプレー | 白アリミケブロック |
土壌処理剤 | 乳剤・油剤・スプレー | 粒剤ネオターマイトキラー |
- 薬剤は使用期限がくる前に取り換えよう
- 断熱材、蓄熱工法を導入している木造住宅に薬剤を使用する場合、健康被害が及ぶ可能性がある
- その場合、薬剤は揮発性がなく、人体に影響が低いものを選ぶ
以上、シロアリ対策の薬剤の種類と注意点をまとめてみました。
シロアリ被害は何といっても予防が一番大切といわれています。
予防と駆除では、かかる労力も費用も全く違ってきます。
DIYとして、市販の薬剤で予防と駆除もできますが、やはり最適なのはシロアリ駆除を専門とした業者さんへの依頼でしょう。
自分ひとりでは不安、という方や、本気のシロアリ対策を検討中の方は、業者さんの力も借りましょう!
ですが、シロアリ業者と聞くと、なんとなく「悪徳業者に引っかかってしまうのではないか」とか「きちんとやってくれるのだろうか」など、色々不安になりますよね。
「シロアリ110番」は、地元の優良業者と業務提携し、紹介してくれるサービスです。
年間受付数は20万件以上、日本しろあり対策協会の仕様書に基づいた施工が出来る優良業者を紹介してもらえます。
また、全国各地に加盟店があり、年中無休で24時間受付してくれます。
こちらで詳しく紹介しています。
この記事がみなさんのシロアリ対策にお役に立てたなら、とってもうれしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
少し聞きなれないワードも出てきますが、できるだけ簡単に解説していくのでご安心くださいね!