シロアリが発生する時期は一年中!?シロアリの巣も冬は暖かい!?

こんにちは、あつしです。

シロアリが一年中活動していることは、ご存知でしょうか。

日本の住宅に被害を与える3種類のシロアリは、それぞれ発生する時期が異なります。

そのため、きちんとした対応をとらないと被害を防ぐことはできません。

今回は、その3種類の違いやシロアリの好む環境などを交えながら、シロアリの発生時期についてお伝えしていきたいと思います。

シロアリの活動時期

一年中活動するシロアリ。

ここでは、シロアリの発生をシロアリの生態から発生の時期を見て行きます。

引用：熊本県シロアリ対策協会

シロアリには、6つの階級があり、そのトップが女王アリです。食害をしているのが働きアリ、羽アリは、女王・王の予備軍になります。

通常、シロアリは巣の中にいます。

シロアリが発生したときに見ることがあるのは、外で活動する役割がある働きアリと羽アリです。

女王アリの役割

女王アリの役割は、産卵をして数を増やすことです。

女王アリに産卵時期はなく、コロニー ( 巣 ) の個体数を減らさないように常に産卵し続けます。

女王アリが産卵を続けていると数が増えすぎてしまうんだ。

だから、一部のアリが羽アリになって巣から外に飛び立って行くんだよ。

女王アリが産卵し続けたののち、成長して巣から旅立っていくのが羽アリです。

この時期の羽アリの発生を「 羽アリが群飛する。」とも言い、時期・時間帯・様子などで区別されます。

シロアリの女王についてはこちら

シロアリの女王アリは自分で駆除できる?その知られざる生態に迫る!

2019年12月9日

シロアリの羽アリが発生する時期

シロアリが発生する時期とは、巣から旅立つ時期のことです。

シロアリは、種類によって羽アリの発生時期が異なります。

羽アリが発生する時期

※1，2，12月は、省略しています。

羽アリの発生時期は、4～10月です。

好適温度・活動温度

シロアリは、温度に影響されやすい虫です。

シロアリの活動は、好適温度・活動温度でも表せます。

シロアリの好適温度・活動温度

生息する地域とも関係しています。

引用：プレザーホーム

33℃以上でもシロアリは、耐えられると言われているよ。

 

でも、共生原虫たちは死んでしまうから涼しい場所へ移動してしまっているかもしれないね。

 

沖縄は、冬でも10℃以下にはならないから、冬でも活動しているよ。

羽アリの群飛する時刻

シロアリが群飛する時刻があります。

この群飛日やその様子によっても発生を知る事が出来ます。

シロアリの群飛日・群飛の様子はこちら。

働きアリ

働きアリは、繁殖以外が仕事です。子育てや食料の調達をします。

シロアリは冬にも発生する

地球温暖化や温暖設備などの進歩により、活発と言われる時期以外でも、シロアリの発生は、年々増え続けています。

冬の住宅は、シロアリにとって快適な場所である

かつては、「シロアリは、冬は活動を停止する」と言われていました。

しかし、現在は、少し異なってきているようです。

これらの条件に当てはまる所が、住宅で狙われやすい所だよ。

シロアリの好む環境は、湿度や水分はもちろんのこと、暖かな温度も環境づくりに欠かせません。

暖かい環境を暖房器具から得られるようになったため、シロアリは、冬でも暖かな時期と変わらずに活動をすることが出来るようになったのです。

たとえば、冬って窓に結露がつくよね。

その結露をそのままにしておくと、窓枠の木部が腐ってシロアリに食い荒らされてしまうんだ。

シロアリの食害は、とても速いので、気が付いたら活発な時期ではなくても早急な駆除が必要です。

基礎断熱・床断熱

昨今では、基礎断熱・床断熱などの住宅を暖かくする技術が高くなってきています。

シロアリの発生する季節・気温ではないからと、十分に対策を取らないと住宅が被害に遭ってしまいますので注意が必要です。

住宅の断熱方法は、2種類

夏は涼しくて冬は暖かい家が手に入る。

そのはずでしたが、基礎断熱には、デメリットがありました。

基礎断熱にするなら外側に断熱材を施工した方がおすすめです。

シロアリの気温との関係についてはこちらの記事でも見ることが出来ます。

シロアリは北海道にもいる!?寒さを超えた進化タイプの実態とは

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シロアリも快適!沖縄の住環境【RC住宅でも気が抜けない理由】

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シロアリが発生する時期って決まってるの!?それはいつ!?のまとめ

シロアリは、一年中活動しています。

シロアリ駆除は、シロアリがいると分かったらすぐに対処できることが重要なのです。

近年の気候や住宅の環境により、冬も暖かく湿度のある環境が手に入るので、シロアリは冬でも活動することが可能になりました。

昨今では、基礎断熱・床下断熱など住宅を暖かくする技術が高くなってきています。

私たちの理想とする「 夏は涼しく冬は暖かい家 」は、シロアリにとっても最高の環境となったのです。

「 冬は、乾燥するから。」と加湿器を使ったりするのも結露が出来る要因だったりもします。

快適な住環境か、シロアリが発生しにくい環境か。

どちらかを選ぶというのは、出来ません。

シロアリ被害に遭わないためには、シロアリの好む環境を作らないことです。

シロアリが好む環境や対策について知りたい方は、こちらを参考にして下さい。

シロアリ被害を初期で食い止めたい!知っておきたい種類と症状とは?

2019年12月17日

そして、もっとも重要なのは、定期的な検査や早期の迅速な対応を専門業者に依頼することです。

でなければ、住宅はあっという間に大きなシロアリ被害に遭ってしまいます。

シロアリ対策を個人でするといっても限界があります。

対応を間違えると、近所にも迷惑がかかってしまうのです。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。