こんにちは、あつしです。
家の周辺で羽アリを発見!
羽アリってことは…シロアリ!?と思ったことはありませんか?
羽アリを家の周辺で見つけるとシロアリの被害が出てるんじゃないか、と心配になりますよね。
でも大丈夫!羽アリを見つけても落ち着いて行動してください。
羽アリを発見してもすぐに被害が家全体に出るわけではありません。
ですが早めに対策をして損はありません。
今回はシロアリとクロアリの羽アリのそれぞれの特徴や発生原因、応急処置をご紹介します。
羽アリ大量発生!?その原因とは?
家の周辺で羽アリを見かけたことはあるかと思います。
羽アリ=シロアリ!?と思うかもしれませんが、落ち着いてください、大丈夫です。
羽アリのすべてがシロアリではありません。
クロアリの中にも羽アリはいます。
羽アリの発生しやすい時期
シロアリもクロアリも羽アリは暖かくなると繁殖のため、今いた巣から旅立ち新しい住処を探しに行きます。
羽アリが多く発生するのは大体5月~11月あたりとされています。
特に気温が高く、蒸し暑い夏の日や湿気の多い梅雨時、雨降りそうなどんよりした日などによく発生します。
アリはそういった環境が好きなものが多いです。
羽アリは光に引き寄せられる
夜に、外で街灯の光に虫が集まっているのを見かけたことはありますか?
羽アリも光に寄っていく習性があります。
羽アリは春から夏に多く活動的になるので、梅雨時期などの夜で部屋の明かりで明るくなっているところがあると、そこに引き寄せられて集まることがあります。
そうすると羽アリの新たな住処として、巣作りを始めてしまう可能性があるので、防ぐためにカーテンなどで光が漏れないようにしましょう。
羽アリの特徴は?
家の近くで羽アリを発見したら、羽アリの特徴に注目しましょう。
シロアリとクロアリで色んな箇所に違いがあります。
羽アリの違いの比べ方はおもに三つあります。
・触覚
・羽の形
・体つき
この情報を踏まえてクロアリとシロアリの羽アリの違いを見てみましょう。
クロアリの羽アリの特徴
クロアリの羽アリは体も大きさが種類によって多少の差はありますが、大体2~20mm程度とされています。
クロアリは女王アリと雄アリでも体の大きさに差があります。
◎触覚
クロアリの羽アリの触覚は「く」の字のように曲がっていて、触覚の形が棒状のようになっています。
◎羽の形、大きさ
クロアリの羽アリの羽は大きさが前が大きく、後ろが小さくなっています。
◎体つき
クロアリの羽アリの体はくびれがあり、頭、胸、腹で分かれています。
引用:株式会社アサンテ
クロアリを間近で見たことがある方はなんとなく分かるかと思うますが、クロアリは上記の特徴があり、全体でみると三つに分かれた体をしているので、そこの部分でシロアリの羽アリとの判別が可能です。
シロアリの羽アリの特徴
シロアリの羽アリは体の大きさは大体5~10mm程度と言われています。
種類によって大きさに差があるので、パッと見での判断は難しいかと思います。
◎触覚
シロアリの羽アリの触覚はまっすぐに伸びていて、触覚の形が数珠のようになっています。
◎羽の形、大きさ
シロアリの羽アリの羽は大きさが四枚とも同じ形と大きさをしています。
◎体つき
シロアリの羽アリの体はくびれておらず、寸胴とした形をしています。
それぞれに違いがあるので、羽アリを発見したら、上記のポイントを踏まえて見てみましょう。
もしシロアリのほうの羽アリであれば、家に被害が出ている可能性が高いので、早めに専門の業者さんに相談しましょう。
羽アリ発見時の応急処置
羽アリを見つけてやっていしまいがちな応急処置として、「殺虫剤をかける」というものがあります。
これをやってしまうと羽アリが飛び散って、別の場所に移動して新たな場所から侵入されてしまいます。
簡単に言うと、殺虫剤を羽アリにかけると分散するだけ、ということになります。
分散を防ぎつつ、羽アリを捕まえる方法を二つご紹介します。
応急処置① 掃除機で吸い込む
一番簡単な方法として、掃除機でアリを吸い込んでしまうというものがあります。
羽アリを生きた状態で直接掃除機で吸い込んでしまいます。
でも羽アリを直接吸うなんて…掃除機の中で生きてるのでは?と思うかもしれませんが、アリは掃除機に吸い込んだ時に死んでしまいます。
なので、吸った後はそのまま捨てましょう。
もしまだ生きていたら、と不安に思うようなら吸い込んだ後に殺虫剤を吹きかけてから処分するといいでしょう。
くれぐれも吸い込む前に殺虫剤をかけないようにしましょう。
吸う前に撒いてしまうと、アリが分散して後が面倒になります。
応急処置② ポリ袋にためていく
家にあるポリ袋にためていく方法もあります。
ドアの枠や窓の隙間など、アリが侵入してくるところにポリ袋を用意してその場所を覆うようにかぶせます。
その中にアリが入って溜まっていくようにします。
程よく溜まったらポリ袋の口を、アリが逃げないようにしっかり閉めて処分しましょう。
他にも近くにポリ袋や掃除機などがない時は、光に集まってくる習性を生かして光を一点に集中させて羽アリを集めます。
集まった頃に殺虫剤をかけて退治する、という方法もあります。
こちらの記事でシロアリ対策をもっと詳しくご紹介しています。
羽アリ発生を防ぐ方法
羽アリを退治するのはもちろんですが、やはり寄ってこないようにするのが一番ですよね。
羽アリは雨が降ったりした後の、湿気が多くじめっとした日の夜に姿を現すことが多いです。
木材も雨を吸ったりして湿気が増えてくると、そこにアリが集まってくる傾向があります。
対策① 光を遮断する
上記でもお話ししましたが、羽アリに限らず虫が光に引き寄せられる習性があるので、家の明かりが漏れないように夜は遮光性のあるカーテンなどを使ってなるべく光が外に出ないようにしましょう。
今は遮光性の高いものでもおしゃれなデザインのカーテンも多いので、お好みでお部屋に合うものを選んでもいいでしょう。
対策② 隙間をなるべくなくす
アリだけで無くほかの虫も光に引き寄せられて隙間から侵入してきます。
それを防ぐために網戸は目が細かいものにしましょう。
網目を細かくすると、虫が家の中に入りづらくなります。
最近は防虫剤が含まれているものも出ているのでお勧めです。
他にも窓の隙間やドアの枠などにも隙間ができやすいので、隙間テープを使って隙間を出来る限りなくすことで家の中に入って来れるルートをなくして被害を減らしましょう。
こちらの記事で予防法を詳しくご紹介しています。
羽アリは怖がりすぎないでOK!
今回ご紹介した内容をまとめると以下となります。
・羽アリは湿気の多い環境が好き
・光に引き寄せられるので、なるべく夜は光が漏れないようにすること
・羽アリ発見時の応急処置は掃除機で吸ったり、ポリ袋にため込むなどを実践
・普段から侵入してくるのを防ぐためになるべく隙間を作らないようにする
応急処置はあくまでその場しのぎとなっています。
シロアリの羽アリだった場合、家に被害が出ている可能性があるので駆除や予防などの対策をする必要があります。
御者さんは来てくれるまでに時間がかかることがあるので、それまでの対策で今回ご紹介した応急処置は効果があるのでお試しください。
羽アリを発見しても慌てず特徴を見て、シロアリの羽アリの可能性があったら業者さんに相談するようにしましょう。
こちらの記事で駆除業者さんのことを詳しくご紹介しています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。