押入れを使っていて、「あー、なんか使いづらいな~」と感じることはありませんか?
押入れは布団に合わせて奥行きも深くなっているため、他のものを収納すると奥にしまったものが取り出しにくくなります。
その結果、どこに何があるのか分からなくなったり、物置状態でうまく活用できなくなったり、ということも・・・。
限られたスペースを有効活用し、スッキリと暮らすために押入れのリフォームを考えてみませんか?
■目次
押入れを使いやすくリフォームしよう!
改めて考える、押入れの問題点とは?
押入れ?そうねぇ・・・時々しか使わない大きくて邪魔なものをしまってるわ。
扇風機とか、ヒーターとか、季節のものが多いかしら。
押入れはもともと布団をしまう場所。
布団に合わせて奥行きも深くなっています。
ベッドを使う方は布団をしまう必要がないので、押入れを物置として使っている方も多いですよね?
でもちょっと使いづらいのよね・・・。
奥に何をしまったか忘れちゃうのよ。
無くしたと思って新しく買ったものが押入れの奥から出てきたり、あれどこにしまったかしら~?って探すと押入れのずっと奥にあったりするのよ。
もう少し使いやすくできないかしら?
そんなときは使いやすく押し入れのリフォームをするといいよ!
押入れは布団の収納に特化しているため、布団以外のものを収納するときにその奥行きを有効活用できず 使いづらさを感じている方も多いです。
押入れリフォームの選択肢
押入れのリフォームでよくあるのが、クローゼットへのリフォームです。
洋服をたくさん仕舞いたい方がクローゼットに作り変えたり、和室を洋室にリフォームするときに部屋に合わせて押入れもクローゼットにする、というパターンですね。
- クローゼットにする。
- ウォークイン・クローゼットにする。
- 簡易クローゼットにする。
- 作業スペースにする。
- 襖を張り替える。
でも押入れのリフォーム費用っていくらかかるのかしら?
高額請求が来ても困るし・・・価格相場も知っておきたいわ
押入れのリフォームはどんな風にリフォームするかによって費用が変わるよ!
ひとつひとつ説明するね
押入れをクローゼットにするときのリフォーム費用の価格相場
押入れのリフォームで一番多い、押入れからクローゼットへのリフォームは8万円~20万円が価格相場です。
費用内訳をまとめると、だいだいこんな感じになります。
押入れの解体 | 1万円~3万円 |
棚・ハンガーパイプの設置 | 1万円~2万円 |
床・壁の補強工事 | 1万円~2万円 |
扉の取り付け | 6万円~10万円 |
諸経費(廃棄処分) | 2万円 |
押入れをクローゼットにリフォームする作業は、解体→必要な補強を行う→棚やハンガーパイプや扉を取り付けるという流れで行います。
どんなクローゼット扉にするかも重要
クローゼットの扉には折れ戸、引き戸、開き戸の3種類があるよ
特にこだわりはないから安いのがいいわよ!
ダメだよ、母さん!クローゼットの扉は、クローゼットに何を収納するか、クローゼットの部屋をどう使うか最初に考えて選ばないと後々後悔するよ!
①折れ戸
クローゼットの扉としてよく使われるのが折れ戸です。
がばっと全開にできるので物の出し入れがしやすい反面、開くのにスペースが必要で、扉の周りに物が置けないというデメリットがあります。
僕も以前、クローゼットの前にベッドを置いたらスペースが足りず扉が半分しか開かなくなったことがあります・・・。
②引き戸
引き戸は半分ずつしか開けられないので大きなものを収納すると出し入れが大変になります。
ですが、開くのにスペースが必要ないので扉の周辺ギリギリまで物が置けます。
ベッドで部屋のスペースを圧迫してしまう寝室に適した扉ですね。
(僕の部屋も引き戸の扉にするべきでした・・・。)
③開き戸
開き戸はオシャレでインテリア性が高いのが一番の特徴ですがこれといったメリットはありません。
開くスペースも必要なので周辺に物を置くこともできませんね。
インテリア性を重視する部屋におすすめです。
追加費用に注意!
上に書いた基本的な作業のほか、追加費用がかかることがあるので注意が必要です。
追加費用の一例を挙げてみますね。
棚の設置 | 2万円~5万円 |
クロス貼り | 2万円~5万円 |
床張替え | 2万円~3万円 |
コンセント増設 | 1万5000円 |
ダウンライト設置 | 1万円 |
天袋のある押入れの場合は解体費用が高くなることも・・・。
あら、色々と費用がかかるのねぇ
そりゃ、こだわろうと思ったらいくらでも高くなるよ。
でもね、これはいらないな、ってものを減らせばリフォーム費用は安く抑えられるんだ。
作りつけの棚じゃなくて市販のカラーボックスを使うとか、扉をつけずにオープン収納にするとかね!
押入れをウォークインクローゼットにするときのリフォーム費用の価格相場
押入れからウォークインクローゼットへのリフォームは20万円~50万円が価格相場です。
結構幅があるよね。
ウォークイン・クローゼットはスペースをどうするかによってリフォーム費用が大きく変わるんだよ
押入れのスペースをそのままウォークイン・クローゼットとして使う場合、リフォーム費用は安く済みますが、ちょっと手狭。
スペースを拡張してリフォームすると壁を増設する分費用は高くなります。
使わなくなった和室を丸ごとウォークイン・クローゼットにする場合、床や壁を大きく変更する大規模な工事になります。
予算面などリフォーム会社とよく相談するようにしましょう!
押入れを簡易クローゼットにするときのリフォーム費用の価格相場
押入れの棚を撤去しパイプを取り付けるだけの簡単なリフォームは3万円~5万円が価格相場です。
簡単そうだけど自分でできるものかしら?
やろうと思えばできないこともないよ。
でも、棚を撤去した後に壁の補修が必要だし、パイプもちゃんと太さと耐久性のあるものを選んでしっかり取り付けないと危ないから、自信のない人はプロに任せたほうがいいかもね。
押入れを作業スペースにするときのリフォーム費用の価格相場
押入れを書斎などの作業スペースにするリフォームは10万円~20万円が価格相場です。
押入れにもともとある棚をそのままデスクやベッドとして使うこともできます。
その場合、解体作業が必要ないので自分でリフォームすることも充分可能ですね。
#リフォーム #押し入れ改造 #押し入れベッド #押入れリフォーム #押し入れベッド #ミニマリスト #断捨離 押し入れの中にある物殆ど要らない処分したり整理したりし押し入れが空きベッドにした。快適。本棚の本も殆どメルカリに出したりしていますが。快適な押し入れ部屋👍 pic.twitter.com/klbWUyPL0v
— ルイまる子 (@calcal_Z) 2018年11月3日
引用:Twitter
DIYでハイセンスな書斎にリフォームしている方もたくさんいるのでぜひ挑戦してみてくださいね。
襖張替えのリフォーム費用の価格相場
大きく作り変えるのではなく、傷んだ襖を張り替えるだけなら一枚2000円~1万円が価格相場です。
最もお手軽なリフォーム方法ですね。
当たり前ですが、押し入れ内部の造りは変わらないので、収納力は変わらないです。
もちろん自分で襖を張り替えることもできます。
押入れリフォームの注意点
見逃せない!押入れリフォームの注意点
・湿気対策をする。
押入れはもともと湿気がこもりやすい場所なので湿気対策が必要です。
調湿壁紙やルーバー付きの扉を使うといいでしょう。
・奥行きをうまく活用する。
押入れをクローゼットにリフォームするとき、 奥行きはそのままで内部や扉が変わるというケースが多いです。
収納をどうするか考えながらリフォーム計画を立てましょう。
・床の補強が必要。
DIYするのであれば床の強度の問題も考えなければいけません。
押入れの床は薄い板が張ってあるだけのことがほとんどだからです。
それもそのはず、もともとは布団用の収納スペースですから 布団の重さに耐えられるだけの強度しかないんですよね・・・。
なので、その床を補強したりフローリングに張り替える作業を 必ず行うようにしましょう。
ただ押入れからクローゼットにするだけでは「奥行きがありすぎて使いづらい」という問題は解決しないのね
そうなんだ。
あらかじめ、どこに何を収納するか考えてリフォームしないと結局使いづらいまま。
パイプを2列にして奥側にシーズンオフの服をかけるとか、奥行きを活用できる工夫をしよう!
押し入れリフォームには何日必要?
リフォーム費用については大体分かったわ!
でも、リフォームするのにどのくらいの日数がかかるのかしら?
押入れには色々たくさんしまってあるし、何日も出しっぱなしは困るわ・・・
日数はそんなにかからないから大丈夫だよ!
押入れのリフォームにはそれほど日数はかかりません。
簡単なものなら数時間、ウォークイン・クローゼットにする場合でも5日程度で完了します。
押入れ→クローゼット | 半日~2日 |
押入れ→ウォークインクローゼット | 3日~5日 |
ただし、押入れを含めて和室全部を丸ごとウォークインクローゼットにする!などなど大規模なリフォームになるとその分日数もかかります。
まとめ
押入れのリフォーム費用や注意点について紹介しました。
大切なのは、
・リフォームの目的を考えること!
・節約できる部分を考えること!
です。
押入れのリフォームにはちょっと手を加えるだけの簡単なものからガラッと作り変える大規模なものまで様々です。
もちろん、リフォーム費用も。
押入れをどのようにリフォームし、どんな使い方をしたいのか。
節約できる部分はないか。
自分でするのか、プロに任せるのか。
最初にきちんと考えておかないと、「費用をかけてリフォームしたのに、結局使いづらい・・・」ということになってしまいます。
その後の生活をイメージし、悔いのないリフォームにしましょうね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
ところで母さん、押入れはどんな風に使ってる?