皆さんはもうお気に入りのカーテンに出会えましたか?
カーテンはデザインだけにとどまらず遮光・遮熱・防音・防火など機能性に優れたものもたくさんあります。
でも取り付け方によってはそのデザイン性や機能性が十分に発揮されていないこともあるんです!
読者様の中にも「遮光性の高いカーテンを買ったけれどレールの上から光が漏れる」、「レールが見えるのでカーテンのおしゃれさが活かしきれてない気がする」などでお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな悩みを解決してくれる部品が「カーテンレールカバー」と「フック」なんです。
カーテンレールカバーについては以前にもご紹介しましたが、今回はそのおさらいと、フックの正しい使い方、どこで入手できるのかをご紹介していきます!
■目次
カーテンレール 部品の名称を知っておこう!
まず始めに「カーテンレールカバー」と「フック」に無くてはならない相棒、カーテンレールについて詳しく知っておきましょう。
「シャーってなるところ」にも名前があるのね!部品だけ交換することもできるなら出費も抑えられるじゃない♪
- レール:カーテンを吊って稼働させるためのベースとなる部分。素材はアルミ、スチール、ステンレスなど。形状は直線、カーブなど。カーテンに合った耐荷重を選ぶ。
- ブラケット:カーテンレールを壁などに設置する際に使用する金具。
- ランナー:フックを取り付けてカーテンをスライドさせる部品。滑車部分をレールにはめ込む。マグネット付きやフックがいらないワンタッチ式もある。
- キャップストップ:レールの端に取り付ける部品。ランナーがレールから抜けるのを防ぐ。カーテンレールの端を壁に固定できるタイプや、カーテンの稼働をストップさせるタイプがある。
「シャーっとなるところ」はランナーっていうのね!覚えたわよ~
その通り!ランナーに取り付けるフックについては後で詳しく説明するよ。
カーテンレールの相棒!カーテンレールカバーとは?
カーテンレールカバーは知ってるわ!レールを見えないようにカバーするのよね。
そう!じゃあ簡単におさらいしておこう。
カーテンレールカバーはカーテンボックスやバランスとも呼ばれるカーテングッズです。
カーテンレールの上から覆うように設置するボックス状のグッズで、天井に埋め込まれるように設置されているものや、レールと一体型のものもあります。
設置することで以下のような効果が期待されます。
- カーテンの上部や横から漏れる光の漏れを防止。プライバシーを守ることができ、防犯にも役立つ。
- 室内の暖まった空気や冷やした空気をカーテンの隙間から漏れてしまうのを防止。冷暖房の効率を上げてくれるので、省エネにも繋がる。
- カーテンレールが見えない状態になるので、洗練された印象に。お部屋のアクセントにもなる。
- カーテンにほこりが積もるのを防げる。上部にモップをさっとかければよいのでお手入れも楽々。
買う?作る?入手方法
そんな賢いカーテンレールカバーですがどこで入手できるのでしょうか?
実はホームセンターにあるある材料でDIYもできちゃうんです!
費用はレールも含め5,000円ほど。作り方はこちらの動画がわかりやすいですよ。
引用:YouTube
わたしはやっぱり「買う」派だわ~あっくんが作ってくれるんだったらいいけど!
そう言うと思った!カーテンレールカバーはホームセンターやネット通販にも取り扱いがあるよ。
買う派の読者様にはこちらの商品がおススメです。
上部にカバーが付いたカーテンレールです。
一流メーカーTOSOなら安心。こちらはレール付きのベーシックタイプ。
上部・左右に一体型のカバーがついているので、遮光性も断熱性もより高まるので寝室にぴったしですね!
今あるカーテンレールをそのまま使えるカバーだけのタイプです。
後付け可能なので、ここだけリフォームしたい方にはうってつけのアイテムです。
設置方法は?
カーテンレールカバーはDIYできるくらいなので、設置も簡単。
購入したカーテンレールカバーもプラスドライバーを用意すれば簡単に取り付けられます。
もちろんリフォーム業者に取り付けをお願いすることも可能です。
価格相場は20,000~35,000円とされていますが、事前に見積りをお願いしてみましょう。
カーテンレールカバーについてはこちらの記事にも詳しく載せています。
カーテン取り付けの必需品!フックとは?
お待たせしました!ランナーに取り付けるフックについて紹介するよ。
フックはわかるわよ~あの白いプラスチック製の部品でしょ?
そうなんだけど、これが意外に奥深いんだな~!
カーテンフックとはカーテンをレールに吊るすときに使われる部品です。
母さんが言っていたように、プラスチック製のアジャスターフックが一般的ですよね。
カーテンフックには「Aフック」と「Bフック」と呼ばれる2つのタイプがあります。
アジャスターフックはアジャスターをスライドさせることでAフック・Bフックどちらにもなり、カーテンの丈を微調整できます。
だからリネンとか生地が伸縮することのあるカーテンにも適しているんだ。
優れものなのね!
ではAフック・Bフック、それぞれの特徴をみていきましょう。
レールに掛けたとき上部にはみ出すカーテンの長さが短い。
- したがってレールが見える状態になる。
- ヒダがきれいにまとまる。
- レールに掛けたとき上部にはみ出すカーテンの長さが長い。
- したがってレールをカーテンで隠せる。
- レール上部の遮光性を高められる。
- ヒダがまとまりにくい。
- アジャスターフックの場合、カーテンを稼働させにくくなることもある。
適したフック選びでカーテンの魅力がぐっとアップするんだ。
闇雲に取り付けてたわ。うちのカーテンの場合はどっちで取り付けたらいいの?
じゃあフック選びのポイントを説明していくよ!
そのカーテン、Aフック・Bフックどちらがベスト?
AフックとBフック、どちらでカーテンを吊るせばよいか判断するにはいくつかのポイントがあります。
- カーテンレールがシングルかダブルか
- 機能性レールか装飾性レールか
- レールが壁に直角についている正面付けか天井付けか
- 生地の薄いレースカーテンか生地の厚いドレープカーテンか
といっても色んな組み合わせが考えられるから、わかりやすいようにいくつかのパターンを紹介していくね!
わたしでもわかるようにお願いします~。
フック装着パターン
- 機能性レール/シングル/正面付けの場合
カーテンの種類によらずAフック、Bフックどちらでも使用できるが、レールを隠すように付けるBフックがおすすめ。
- 機能性レール/シングル/天井付けの場合
Bフックだとカーテンが天井に当たってしまうので、どのカーテンもAフックで付けるのがよい。
- 装飾性レール/シングル
カーテンの種類によらずAフック、Bフックどちらでも使用できるが、レールのデザインを活かすAフックがおすすめ。
- 機能性レール/ダブル/正面付けの場合
レースカーテンはドレープカーテン用レールの邪魔にならないよう、Aフックで取り付ける。ドレープカーテンはAフック、Bフックどちらでも使用できるが、レールを隠すように付けるBフックがおすすめ。
- 機能性レール/ダブル/天井付けの場合
Bフックだとカーテンが天井に当たってしまうので、どのカーテンもAフックで付けるのがよい。
- 装飾性レール/ダブル
レールのデザインを活かすAフックがおすすめ。
- 機能性レール+装飾性レール
レースカーテンはAフック、Bフックどちらでも使用できるが、レールを隠すように付けるBフックがおすすめ。ドレープカーテンはデザインを活かすAフックがおすすめ。
へ~!AフックとBフックをレールごとに変えて使ったほうがいいときもあるのね!
そうなんだよ。あんな小さい部品にも重要な役割があるんだ!
機能性レール+装飾性レールのオーダーカーテンはここに注意!
一般的にカーテンを注文する際の「高さ」とはフックのランナーに掛ける部分から裾までの長さをさしています。
注文時に高さを間違えると、吊るしたときにレースカーテンとドレープカーテンの長さがちぐはぐで見栄えが悪くなってしまうことも!
機能性レールと装飾性レールの組み合わせの場合レールに段差があるので、レースカーテンとドレープカーテンのそれぞれの高さをきちんと計測しておきましょう。
フックが足りない!どこで買えるの?
カーテンを購入するとフックが一緒に付いてくるのが一般的ですが、洗濯や引っ越しなどでカーテンを取り外した際に紛失したり、破損したり、足りなくなることもありますよね。
そんなときもご安心を。フックはホームセンターやネット通販、100円ショップでも購入できます。
フックだけでなく、カーテンレールの部品も購入できます。
こちらではカーテンを2か所で固定する「十手式」と呼ばれる特殊なタイプのフックも入手できます。
カーテンのレール・カバー・フックのまとめ
- カーテンレールの各部品にも名称がある。知っておけば部品交換の際にも役立つ。
- カーテンレールを上から覆うように設置する「カーテンレールカバー」。遮光・断熱性の向上や空間の演出、カーテンの汚れ防止にもなる。
- カーテンレールカバーはホームセンターや通販サイトで購入でき、DIYも簡単。取り付け方も簡単だが業者に頼むこともできるる。
- カーテンをレールに吊るすための部品が「カーテンフック」。「Aフック」と「Bフック」の2タイプがある。どちらにも対応できるアジャスターフックが一般的。
- レールの種類や設置状況、カーテンの種類によってAフック・Bフックどちらが適しているか変わる。
- フックはホームセンターや通販サイト、100円ショップでも購入できる。
僕自身カーテンフックの正しい取り付け方を今回初めて知りました。
今までずーっと間違えた取り付け方をしていたので、さっそく付け直そうと思っています!
たかがカーテン、されどカーテン。
カーテンって奥が深いですね!
皆さんもお気に入りのカーテンの魅力を余すことなく発揮できるよう、部品にも是非こだわってみてください♪
最後までお読みいただきありがとうございます。
母さんこの前「カーテンレールのシャーってなるところがひとつ外れたわ!」って言っていたでしょ?
あの部品にだってちゃんと名前があるんだよ。名前がわかっていれば新しい部品を探し出せて、レールをまるごと交換しなくてもよくなるかも。