1日に何度も使う空間、それが「トイレ」ですよね。
だからこそ、清潔でオシャレな空間にしたいと考える人はたくさんいらっしゃると思います。
実際に30代男女は
『75.4%が自宅のトイレ空間作りに「関心」や「こだわり」を持っており、
98.2%が友人・知人宅のトイレの「センス」や「清潔さ」が気になっている』
というデータもあります。(アジャイルメディア・ネットワーク株式会社 調査リリースより)
トイレは家の中でも小さな空間で面積も限られていることから、比較的DIYやリフォームをしやすい空間です。
リビングや寝室をすべて自分好みにするのは大変ですが、狭いトイレなら少ない費用と労力で自分好みの空間に変身させることができるのです。
というわけで今回は、トイレのDIYと業者リフォームについてたくさんの実例をご紹介いたします!
ざっくりとではありますが、費用もあわせてお伝えしますよ~。
ぜひトイレリフォームの参考にしてくださいね!
トイレをDIY!おしゃれにする方法11選!
ひと口に「DIY」と言っても、とても幅が広いですよね。
DIYのツワモノは、便器自体を自分で交換したりするんだって。
でも、そこまでしなくてもトイレの雰囲気を変えることはできるんだ!
ところであっくん。
11選って・・・ちょっと半端じゃないかしら?
(言われると思ったよ・・・)
実は僕もそう思ったんだけど、少しでもたくさん紹介したいと思ってさ!
それもそうね!
お手軽にできるものからちょっと頑張ればできるものまで、色々とご紹介いたします。
お手軽かんたんウォールステッカー
店のトイレのタイルが割れているところに、
セリアのタイルシール(5枚100円)を上から貼りました。セリアのDIY用品は、種類があるし、可愛いデザインが多いし、使いやすい。
最近、頻繁に行って物色してます^_^ pic.twitter.com/gU9FeioEdv— ミキコ/Miki Naoko (@mikikofuufu2) April 14, 2019
引用:Twitter
壁専用のシールなら、簡単に貼ってキレイにはがせるので安心だね。
初めて挑戦する方なら、まずは100円ショップを覗いてみるのがおすすめです。
安価で種類も豊富ですし、もし失敗したとしてもダメージが少ないですよね。
壁にできてしまった小さなキズやはがれ、ヒビの入ったタイルなどの上に貼れば、かわいく目隠しできて一石二鳥!
引用:Instagram
こちらは100円ショップとニトリのものを組み合わせています。
特に2枚目の画像ですが、白い壁に黒いステッカーがとても映えます。
ニトリでも様々なウォールステッカーを扱っていて、高くても1,500円くらいでした。
種類豊富なマスキングテープ!
セリアのマスキングテープでトイレ壁ライン両脇、余りでスイッチカバーデコ。100均DIYは質問わなければお手軽で助かる…最近オサレなもの多いし_(ゝLꒊ:)_ pic.twitter.com/s1dHkFkX8W
— じょー6m (@joe_1125) November 15, 2017
引用:Twitter
ダマスク柄がステキなマスキングテープを壁とスイッチカバーに貼っています。
横に真っすぐ貼るだけで、アクセントになってステキね!
しかも簡単そう!
こちらのブルーの壁、とってもステキですよね。
実はこれもマスキングテープなんです。
壁用マスキングテープをキレイに貼られています。
マスキングテープなので、ずれても剥がしてもう一度貼り直せるのがいいところ。
壁一面に貼るのが難しい場合は、ストライプ柄にするという方法も。
引用:Instagram
ストライプ柄もステキですよね。
テープの幅は10センチくらいでしょうか。
価格を調べたところ、幅100ミリ×10メートルで700円くらいからとなっていました。
また、長いテープ状ではなく、正方形の壁用マスキングテープもあります。
ただ、商品によっては粘着力が強いものがあるので、壁紙を傷めてしまうかもしれません。
念のために目立たないところで試してから本番にのぞみましょう!
水に強いタイルシール!
タイルシールと呼ばれるものには、
- タイルのような柄がプリントされている壁紙タイプ
- 本物のタイルの裏側がシール状になっているもの
の2種類あります。
どちらも比較的水に強い仕様になっているものが多いので、トイレにはピッタリです。
まず①のタイプ。
見ため本物のモザイクタイルのようだけど、シールなんだよねー!
ちらは耐熱温度120℃でキッチン回りにも使える仕様のため、粘着力は強めです。
原状復帰したい場合は、マスキングテープを貼った上に貼りつけるなど工夫が必要です。
31センチ×31センチ、1シートで1,500円ほどでした。
また、こんなツワモノもいらっしゃいました。
引用:Instagram
正面の黒いタイルがタイルシールですが、驚くのはその手法!
この方はトイレの壁に直接タイルシールを貼るのではなく、100円ショップのカラーボードに貼り、それを壁に「はめ込む」という方法でDIYされています。
カラーボードはやわらかいので、実際の寸法よりも1ミリから2ミリほど大きくカットすればはめ込むことができるそうです。
えーっ!? これ、貼り付けてないの?
大半の作業を広い場所で行うことができ、貼り付けないので賃貸でもOKです。
こちらの商品は31×31センチで1シート1,500円くらいでした。
次にご紹介するのは②のタイプ。
本物のタイルの裏側がシール状になっているものです。
引用:YouTube
こちらの商品は裏側のシールが「ふつうのシール」「がっちりシール」「ふしぎなシール」の3種類あり、貼る場所に合わせて選ぶことができます。
「がっちりシール」は水回りなどに、「ふしぎなシール」は剥がす時に特殊な液体を使うと剥がしやすくなる素材です。
引用:Instagram
へぇー! こんな便利なものがあるのね。楽しそうだわ!
お値段はシールによる違いはなく、150×150ミリ(タイル6粒×6粒)で1シート800円でした。
ペーパーホルダーなら取り付けも手作りもカンタン!
トイレットペーパーホルダーはドライバー1本で取り付け・取り外しが可能で、価格は上を見ればキリがありませんが、通販などで1,000円~5,000円ほどでオシャレなものを見つけることができます。
原状復帰も簡単なので、賃貸住宅でも可能です。
トイレットペーパーホルダーを変えただけですが、ナチュラルな雰囲気になりました。
気に入ったものをインテリアショップや通販などで購入するのもいいですが、自分で作っても楽しいでしょう。
ペーパーホルダーは比較的小さなものなので、DIY初心者でもチャレンジしやすいです。
実は上の画像のペーパーホルダーも手作りなんです。
これなら僕でも作れそうだ!
あら、あっくん! 作ってくれるの? 嬉しいわ~♪
(しまった、墓穴掘っちゃった・・・)
おしゃれな棚をDIYして収納力もアップ!
トイレに収納がなくてお悩みなら、棚を作ってしまいましょう!
上の画像は、壁に穴を開けずに棚を作った例です。
壁ピッタリサイズの横板にすることで、ぐらつかない棚にすることができます。
こちらはディアウォールという、天井や壁を傷つけずに柱を設置できるアイテムを使って棚を設置されています。
手洗いの後ろはタイル柄の壁紙を貼った板を貼り付けています。
お気に入りの照明にチェンジ!
うわ~、おしゃれなライトね!
照明を変えると雰囲気がガラッと変わります。
設置も取り替えるだけなので簡単ですよね。
この画像のように天井から吊るすタイプの照明は、頭をぶつける人がいないように身長の高い人に合わせましょう。
こちらは100円ショップのワイヤーバスケットとフォトフレームを組み合わせて、照明カバーをDIYされています。
工場にあるような武骨な雰囲気が、かえってかわいらしいですね!
鏡があると嬉しいかも!?
トイレに鏡があると、光を反射して明るくなります。
また、来客が多いお宅だと喜んでもらえそうですよね。
引用:Instagram
トイレに設置したこの鏡は、100円ショップの鏡と端材でDIYされたんだそう。
雑貨屋さんで買ってきたみたいにオシャレですよね!
引用:Instagram
窓のないトイレの場合、2枚目、3枚目の画像のように鏡を使って窓のように見せてもステキですね!
この方は写真立ての後ろに鏡を貼って自作されたようですよ。
かわいらしいグリーンを置いてみる!
一般的にトイレの壁は白っぽいことが多く、清潔感はあるけどちょっと物足りなく感じることも。
そんな時に活躍するのはグリーンです。
先ほどの画像でも、フェイクグリーンがいいアクセントになっていましたよね!
引用:Instagram
こちらもグリーンがステキに飾られていますが、グリーンのあるなしで随分違いますよね。
引用:Instagram
全体的にモノトーンでまとめられたトイレに、グリーンがいい仕事しています。
まぁ! こちらもグリーンが映えてステキだわ~。
やっぱりグリーンはいいわね!
本物のグリーンを置く場合は、植物の性質をよく把握しましょう。
種類にもよりますが、サボテンや多肉植物、エアプランツは水やりの手間がなく、日陰に強いものが多いのでトイレに向いている植物です。
アイビーも暑さ寒さに強く、水と直射日光が苦手なのでトイレ向きと言えるでしょう。
でも、いくら日陰に強い植物と言っても、まったく日に当たらないとそのうち元気がなくなってきてしまいます。
その時は窓辺に持って行ってカーテン越しに日光を当てるなど、メンテナンスをしてあげましょう。
人気のタンクレスにDIY!
すっきりとしたモダンなトイレは憧れますよね。
しかし、トイレ本体をタンクレスに交換するにはそれなりの予算が必要です。
また、賃貸住宅の場合はトイレ本体を変えることはできませんし、マンションでも水圧が低いとタンクレスが設置できない場合もあります。
だけど諦めないで!
DIYでこんな素敵にタンクレス風にできちゃいます!
突っ張り棒や木枠などホームセンターや100円ショップで手に入る材料を使って、原状復帰できるDIYも可能です。
タンクレス風トイレへのDIYについてはこちらの記事に詳しくまとめてありますので、よろしければご覧くださいね!
壁を塗っちゃう?
こちらは漆喰と板壁がステキなトイレの壁です。
が!! 実はコレ・・・
1枚のベニヤ板を加工してトイレの壁に貼り付けています。
板壁のように見えるところはベニヤ板を彫刻刀で削り、漆喰に見えるところは実は漆喰ではなく、100円ショップのタイル用セメントと白いペンキ、水を混ぜたものを塗っているんです。
漆喰の材料はホームセンター等で販売していますが、ちょっぴりお高め。(1キロ600円くらい)
この方は転勤族で、あと何年住むかわからないけど元々の壁には取れないシミがあり、できるだけ安くDIYしたいということで工夫されたそうです。
工夫がいっぱい詰まった壁なのね!
とても素敵だわ~♪
思い切って床を張ってみる!
ここまできちゃうと、母さんひとりではムリそうね・・・
確かにDIYとしては難易度高めかもしれないけど、結構チャレンジしてる人多いんだよ。
材料としては扱いやすいクッションフロアが一番メジャーかもしれません。
上のアフター画像の床もクッションフロアですが、木にしか見えませんよね。
値段も幅182センチ×長さ100センチで1,000円程度からとお手頃です。
クッションフロアについては、こちらに詳しくまとめてありますのでよろしければご覧ください。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
こちらのダークブラウンの床もDIYされたものなのですが、材料はこちら。
100円ショップのフローリングマットです。
えっ!? 見えない!
少し硬さがあるのですがカッターナイフやハサミで簡単に切ることができ、裏はシール状になっているので簡単に貼れるという至れり尽くせりの商品。
この方はこの後レンガ調の壁紙を腰壁風に貼って、ブルックリン風に仕上げていました。
こちらの床は、床にも使えるリメイクシートでDIYされています。
クッションフロアよりもリメイクシートの方が薄く扱いやすいので、定期的に内装をチェンジしたい人にはピッタリですね。
本物の木の床みたい!
だよね! 今はDIYの材料も豊富だから、すっごく楽しめるよね。
トイレのDIYについては、こちらの記事もぜひお読みくださいね!
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本格的にリフォームしたらどうなる?
DIYでも結構いろいろなことができるってよくわかったわ。とっても楽しかった!
でも、トイレ本体を変えるのは素人では難しいわよね。
そうだね。
トイレ本体の交換は配管作業があるから、業者にお任せしたほうが安心だね。
もしプロに頼んだら、どんなリフォームができるのでしょうか。
壁紙や床をお気に入りのデザインのものに張り替えるのはもちろん、最新の便器に交換したり、新たに収納を設置したり、トイレの窓や扉まで変えることができます。
最近ではタンクレストイレの影響で、小さな手洗いカウンターを設置するお宅も増えています。
また、清掃性を重視したり、高齢者に配慮した仕様にリフォームすることもできます。
家の間取りにもよりますが、狭いトイレスペースの拡張ができるのは業者ならではのリフォームでしょう。
インテリアを楽しむ壁紙や床材
壁紙や床材を変えると、たとえ設備が同じでも一気に新品のように生まれ変わるよ!
壁紙は全面でなくても、一面だけにアクセントクロスを施工すればグッとおしゃれなレストルームになります。
こだわりの壁紙と手洗いカウンターで、他のどこにもない唯一無二のトイレに仕上げることができます。
壁紙リフォームの相場は1万~4万円程度、床材リフォームの相場は1万~6万円ほどです。
コンパクトなタンクレスや壁掛けトイレ
トイレ本体の交換をお考えの場合は、コンパクトなタンクレスタイプや壁掛けタイプが断然おすすめです。
狭くなりがちなトイレ空間を有効に使えて、場合によっては収納も設置できるかもしれません。
また、最新のトイレは製陶技術の進歩で表面がツルツルで、10年前の製品と比較すると汚れが付着しにくい仕様になっているものが多いです。
本体もデコボコが少ないのでお掃除がラクになります。
あら~、近代的でステキ!
壁掛けタイプの場合はトイレ本体が床と接していないので、手の届きにくい空間の奥まで簡単にお掃除ができます。
今まで悩みの種だった、床と便器のスキマ汚れともおさらばです。
デザインもステキだけど、お手入れが楽チンなのがいいわ~。
あっくん、これにしてちょうだい!
(いやいや、うちはまだリフォームしたばっかりだからね、母さん・・・)
トイレ本体のリフォーム相場は20万~60万円と言われていますので、ぜひ検討してみてください。
タンクレストイレについてはこちらの記事もぜひ参考にしてくださいね。
暗い・狭いトイレは窓やドアをリフォームして
自然光を取り入れようとすると壁を壊すことになりますが、そもそもトイレの位置や壁の仕様によって窓が作れないこともあります。
マンションでは許可が下りないことが多いでしょう。
そんな場合でも「室内窓」なら許可が下りやすく、10万円ほどからリフォーム可能で費用も抑えられます。
隣接する部屋の光をトイレに取り入れることができ、部屋のアクセントにもなりますね。
なるほど~。そういう方法もあるのね。
こちらはドアを折り戸にして、スペースを節約した例です。
トイレや廊下が狭い場合は空間を広く使うことができて邪魔になりにくいので、ぜひ検討してみましょう。
トイレをはじめ室内扉のリフォーム費用相場は、扉の費用込みで3万~10万円と言われています。
引き戸や折れ戸にする場合は10万~20万円ほどですが、周りの壁を加工すると高額になる場合があるので注意が必要です。
将来を見据えて!バリアフリーリフォーム
もしこれからトイレをリフォームしようとお考えなら、将来を見据えてバリアフリーにしてはいかがでしょうか。
実は高齢者の事故が発生した場所の77%は、「家の中」という調査結果もあるんです。
「介護なんてまだまだ先のこと」と思っても、必要になってから慌ててリフォームするのは費用面でも体力面でもとても大変なことです。
それにバリアフリーはなにも高齢者だけでなく、家族みんなに優しいと思うんだ。
段差がない床は子供にも安全だし、広ければ掃除もしやすいよね。
上の画像では、廊下とトイレの段差をなくし、腰から下の壁は汚れにくく掃除のしやすいキッチンパネルにリフォームしています。
さらに扉を引き戸にしているので、実は間取りも広くなっています。
古いタイプのお宅では、男性用の小便器を別に設置している場合があります。
そうそう、よくあるわよね。
こちらは、ふたつに分かれていたトイレをひとつにして広いスペースを確保し、介護しやすいようにリフォームした例です。
広くなったスペースを利用して、新たに手洗いカウンターも設置できました。
バリアフリーリフォームの費用は、リフォームの規模によって幅があります。
手すりを取り付けるだけなら3万~10万円、段差をなくすリフォームは2千円~10万円くらいです。
ただ段差をなくすために床下の配管工事をする場合はもっと高額になります。
トイレのスペースを広くする工事は、間取りにもよりますが10万円~30万円程度です。
DIYやプロのリフォームでトイレを快適に!
トイレを快適な空間にしたいと、誰もが思っていることでしょう。
DIYには、
- 費用を抑えながら自分好みのインテリアに変更できる
- 出来上がるまでの過程を楽しめる
というメリットがあります。
一方業者リフォームは、
- トイレ本体を取り替える
- スペースを広げたり、段差を解消する
- 間取りを変更してトイレの位置を変える
なんてことも可能です。
トイレを清潔でおしゃれな空間にすることができれば、きっと日常生活が楽しくなるに違いありません。
家の中で小さな空間であるトイレは、リビングやキッチンなど他の空間よりも少ない費用でリフォームできるできる場所です。
水回りは傷みやすい場所でもあるので、本格的に壊れて使えなくなる前にリフォームを検討したほうが賢明かもしれませんね。
トイレのDIYやリフォームで、読者様の毎日が楽しくなりますように!
トイレのリフォームについては、よろしければこちらの記事もぜひお読みくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
母さんは、ドライバー1本で済むようなことなら何とか大丈夫だけど、ノコギリとかはムリだわ~。