リフォームして屋根裏部屋を作りたいけど、「どこに依頼すればいいのか?」「工期や費用は?」といった悩みをお持ちの方は多いと思います。
物が多くて収納しきれないのにどの収納もいっぱい。
屋根裏の空間を収納として利用できれば、デッドスペースを有効に使えるので理想的です。
しかし、屋根裏部屋は通常の部屋と少し異なるので、業者選びや注意点も特有のポイントがあります。
そこで今回は、こちらの3つについてご紹介します。
「屋根裏工事の概要」「注意点」「屋根裏部屋の活用法」
この記事では、屋根裏部屋について詳しく知ることができます。
ぜひ、最後まで読んでみて下さいね!
リフォームして屋根裏部屋を作るにはどうすればいいの?
どの業者に頼めばいいのか
屋根裏部屋を作るなら、総合建築・総合リフォームを行なっている業者を探しましょう。
屋根裏部屋を作るのは作業範囲が多岐に渡ります。
具体的には天井の解体・屋根裏の下地補強・壁や床の造作などがあります。
特定のジャンルを専門に施工している業者では、全てに対応することができません。
結果的に外注が多くなり費用が高くなってしまったり、複数の業者に依頼しなければいけなくなり手間がかかります。
いいリフォームにするためには総合的に対応できる業者を探して、その中でも屋根裏工事の施工実績が多い業者がよいでしょう。
詳しくは後述しますが、屋根裏工事には特有のルールがあり、基準を超えてしまうと固定資産税が増えてしまいます。
費用や工期は
屋根裏のリフォームにかかる費用や工期のおおよその目安は、こちらです。
リフォームの内容 | 費用(6貼の場合) | 工期 |
屋根裏部屋を作る | 約75万~120万円 | 3~7日 |
屋根裏収納を作る | 約30万円 | 1~2日 |
増床工事 | 約11万~14万円 ※3貼から6貼へ | 1日 |
この基本工事費に加えて、オプション代がプラスされると思っておきましょう。どこまで手を加えるかによって費用が大きく変わってきます。
また、屋根裏工事は通常のリフォームに比べて、家ごとの差が大きくなります。
屋根の形状・屋根裏の状態・屋根裏の用途によって施工方法が異なり、それによって費用や工期も変わってくるからです。
そのため、屋根裏工事を検討するときは、必ず複数の業者に見積もりを依頼します。
見積もりから工期や費用を確認して、リフォームの計画を立てましょう。
リフォームして屋根裏部屋を作るときの注意点
では、屋根裏部屋を作る時の注意点をお伝えしますね。
専門知識を持った業者に頼む
屋根裏工事を依頼する業者を選ぶときは、必ず施工実績を確認しましょう。
屋根裏は法律により以下のことが規定されています。
- 天井高は最大で1.4m以下であること
- 床面積は直下階の床面積の1/2未満であること
これらの規定を超えない範囲であれば「屋根裏」として利用できます。
しかし、これらの規定を超えてしまうと「屋根裏」ではなく、「2階(ひとつの階層)」と見なされてしまい固定資産税の対象となります。
また、住んでいる地域によって屋根裏に関するルールを設けているところもあり、事前に確認する必要があります。
屋根裏工事に慣れた業者であれば問題ありませんが、経験がない業者だと見落としてしまい後々トラブルになりかねません。
そのため、依頼する前に必ず施工実績を確認して、屋根裏工事の実績が十分にある業者を選ぶようにしましょう。
屋根裏をリフォームするときに、注意するべきことは思いのほかありますので、こちらの記事もあわせてご覧くださいね。
現地調査を依頼する
依頼する業者を選ぶとき、もしくは見積もりをとるときには、必ず現地調査をしてもらいましょう。
屋根裏の空間は家によって違うためこの空間が十分な広さでない場合は、屋根裏部屋を設置できない可能性があります。
また、前述した通り屋根の形状・屋根裏の状態・屋根裏の用途によって変わります。
場合によっては相場の金額より、かなり高額になってしまうなんてことになりかねません。
より正確な見積もりは、予算を組む時やトラブルを未然に防ぐ意味からも必要です。
そのため依頼する業者を選ぶときもしくは見積もりをとるときには、必ず現地調査を依頼しましょう。
断熱工事を行う
現在の断熱性能にもよりますが屋根裏は断熱工事を行なっていない家が多いので、基本的に断熱工事を行いましょう。
屋根裏部屋は屋根に近いため外気の影響をもろに受けてしまいます。
屋根裏部屋を収納に使う場合は空気が循環しにくく、夏場であれば室内が高温になるので特に注意が必要です。
冬物の電化製品などを置いておくと高温で故障したり、場合によっては発火してしまう可能性があります。
ほとんどの場合は断熱工事が必要なので、業者を選ぶ時や見積もりをとる時には断熱工事を行う前提で計画しましょう。
屋根裏断熱については、こちらの記事がおすすめです!
屋根裏部屋の使い方
収納
引用:株式会社タグル
屋根裏部屋を収納スペースとして利用するのは最も多い利用方法です。
屋根裏部屋は一般的なクローゼットより広く、大型の荷物などクローゼットに収まりきれないものも収納できるので大変便利です。
収納スペースなので内装もこだわる必要がなく、他の使い方に比べて施工費を安く抑えることができます。
ただし、屋根裏部屋を収納スペースとして使う場合は、荷物を出し入れするときのことを考慮する必要があります。
開口部を広くとる・階段に手すりをつけるなどの工夫が必要です。
リフォームで屋根裏収納を作る時の費用が気になりませんか?
寝室や書斎
引用:LIXIL
屋根裏部屋は家の最も高い位置にあり外からも見えにくので、外部からの音や人目を気にすることなく静かな自分だけの空間を作りやすい場所です。
そのような特性を生かして書斎や寝室として使うことで、仕事や睡眠に集中することができるオススメの使い方です。
また天窓を作ることで採光を確保できるだけでなく、空が見えることで開放的な気分で過ごすことができるでしょう。
子供部屋
引用:株式会社スタイル工房
屋根裏部屋は他の部屋に比べて少し閉鎖的な雰囲気があり、子供にとってはどこか好奇心をくすぐる場所です。
そんな屋根裏部屋を、子供部屋として使うのもオススメです。
一番高いところにある屋根裏部屋の音は、外までは聞こえにくく、少々騒いでしまってもお隣に迷惑をかける心配がありません。
また、梁や柱などを活かしたデザインにすることで秘密基地のような、子供にとってワクワクする場所になるでしょう。
展望室
引用:株式会社シンケン
家の中で一番高いところにある屋根裏部屋は、窓を取り付けることで広い景色を楽しむことができます。
特に家のロケーションがいい場合は展望室として景色を見ながら、お茶や読書を楽しむ場所として使うのもオススメです。
景色を堪能しながら午後の紅茶を嗜む。
そんな優雅なひと時を過ごせる、くつろぎの空間になるでしょう。
吹き抜け
引用:株式会社田舎暮し
屋根裏の空間を下の階と繋げることで吹き抜けにして、開放的で広々とした空間を作ることもできます。
生活する空間を広げることで、晴れ晴れとした気分で快適な時間を過ごせるでしょう。
また屋根裏の空間が狭すぎては部屋として利用することができない場合でも、吹き抜けにすることで有効に使えるのでオススメです。
吹き抜けリフォームについては、こちらの記事で触れていますので、ぜひ読んでみて下さい。
リフォームで屋根裏部屋に大変身!!屋根裏を理想の空間にする方法のまとめ
この3つが今回の記事で覚えて欲しいポイントです。
- 専門知識を持っていて実績が十分にある業者を選ぶ
- 業者選び、見積もりをとる際には必ず現地調査も依頼する
- 必ず断熱工事を行う
この記事が、理想の屋根裏部屋を作るときの役に立てば幸いです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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