日本では豪雨や台風の直撃など災害大国と呼ばれるほど、家屋にダメージを与えやすい環境が多くありますね。
災害にあって無事だったと安心していても日々暮らしていく中で
- 一戸建て家屋の破損や劣化
- 天井にしみができていたり部屋がカビくさかったり
する日がきてしまうかもしれません。
天井裏や屋根、外壁などは雨漏りが確認しにくく、雨漏りが発生している可能性があります。
こんな実家での母との会話から不安になったので、雨漏りと雨漏りによって起こる健康被害について調べてみました。
雨漏りが健康被害に!?健康被害の傾向とは
- カビの発生
- 害虫の発生
- ネズミ
カビの発生
雨漏りすることにより、建物内の木材の腐食や金属のサビが発生してしまいます。
湿気により腐食や錆びたところからカビが発生し、臭いやカビが増殖していく可能性が。
僕や読者様がよく目にする黒カビは「クロカワカビ」と呼ばれていて、正式名称は「クラドスポリウム」です。
覚えにくいのでここでは黒カビと呼んでしまいますが、この黒カビが家屋に増殖することによって人体に悪影響を及ぼすのです。
「カビ臭い」と感じるということは、決して心地よい臭いではないですよね?
大量のカビがぎっしりと生えているということになりますので、臭いのもとを特定する必要があります。
カビの胞子を吸い込んでしまうと喘息やアレルギーを引き起こす可能性があるので危険です。気管支喘息やアレルギー性鼻炎などです。
カビの発生源を突き止めて除去しなくては改善はできないので、雨漏りでカビが発生している場合はプロの業者におねがいするのがいいでしょう。
害虫の発生
雨漏りによって湿度が高く気温が上がると、高温多湿を好むシロアリやダニが侵入する可能性もあります。
そこから部屋の内部に登場して悲鳴をあげることになるかもしれません。
ダニに刺されるの嫌だわ~。
ダニは数種類あります。アレルギー皮膚炎を起こしたり、感染症になるダニがいますので、発生場所が特定できるならば駆除の方向で準備をすすめていきましょう。
シロアリが発見された場合も駆除の方向でプロにお任せする準備を進めていきましょう。
ネズミ
雨漏りによって建物の木材が朽ちて外部とのすき間ができてしまったら、ねずみは屋根裏に侵入する可能性があります。
ねずみにダニが生息してくっついていることがあるので、ねずみがいればダニもいると考えられるので駆除の対象です。
天井を走り回る騒音や建物や家具をかじられるという精神的にダメージを与える被害が大きいので、糞尿や死骸をみつけたり食事を食べられていたりしたら早急に退治に取りかかりましょう。
雨漏りが原因で生じる健康被害への対策
何よりもまず雨漏りがどこから発生していたのかを突き止める必要があります。
あきらかに天井から水がぽたぽた落ちてきたり、台風で屋根の瓦が飛んで行ってしまったなど見た目ですぐわかることもあります。
地味にゆっくりカビの範囲が広がっていったり、小さい虫が大量に床に集まっていたりと原因発生元がわかりにくい場合もあります。
雨漏りがどこから発生しているのかご自身でわからない場合は、プロの業者にお願いしましょう。
雨漏りの工事
雨漏りを修理するには、場所や原因によって工事の種類、費用、工事日数が変わってきます。
雨漏りだとわかっていて、放置しておくと工事費用も修理規模も大きくなる可能性が出てきます。
相談や見積もりは気づいたら早めに行いましょう。
雨漏箇所 | 修理概要 | 料金目安 |
---|---|---|
棟板金 | 板金の撤去交換 | 30万円~100万円 |
スレート | スレートの交換 | 1万円~2万円 /枚 |
漆喰 | 漆喰の塗り直し | 30万円~80万円 |
瓦 | 瓦の交換 | 1万円~2万円 /枚 |
谷樋 | 谷樋の撤去交換 | 20万円~80万円 |
ベランダ | 防水コーキング | 5万円~20万円 |
天窓 | 防水コーキング | 5万円~25万円 |
引用:ルーフパートナー
雨漏りによる健康被害まとめ
雨漏りといえば台風被害で築年数の経っている瓦屋根の住宅が被害にあい、上空からの撮影で町が一面ブルーシートで埋め尽くされている映像を見ました。
災害では、精神的な健康被害もよく耳にします。
雨漏りというレベルを通り越してしまい、修理業者が追い付かずボランティアによる応急処置された家で数日過ごしてたという話も聞きました。
築年数の経っている家は傷みや劣化によって、住みやすさに変化が起こります。
雨漏りもその一つ。
目に見えるカビや壁のしみによって気づける雨漏りから害虫などが増殖していくことで気づく雨漏り。
自分や家族の咳や皮膚炎など、体調不良によって気づく建物の変化。
健康被害が起こらないように、家の変化、建物の変化に早急に気づけるように知識を増やしていくことも大切だと思います。
特に豪雨や台風などの災害が起こったあとは建物全体に影響がなかったか確認するだけでも、未然に防ぐ行動となります。
定期的に屋根裏や外壁の確認作業を、リフォーム工事の時に周辺の劣化や破損をプロの業者に見てもらうのも住人がこの先も健康に過ごせる手段となるでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
[amamori110]
コメント