雨漏りの修理を業者に頼みたいけど、どんな調査にどれくらい費用がかかるか不安ではありませんか?
何も知らずに頼み、言いくるめられて高額な修理費用を請求されたら困りますよね。
雨漏りの調査方法はいくつかありますが、ここでは高感度赤外線カメラを用いた「サーモグラフィー調査」をご紹介しますね。
- なぜサーモグラフィー調査をするのか?
- サーモグラフィー調査の値段は?
- 修理を頼まずに雨漏りを放置するとどうなる?
- おすすめの修理業者は?
本記事では上記のことについてご紹介していきますので、ぜひ最後までお読みください。
管理人のあつしです!
外壁・屋根・雨漏りのことなら何でもおまかせ!
- 外壁アドバイザー資格保有
- 実家のリフォーム経験あり
- 趣味はDIY
- わかりやすい説明と適切なアドバイスに定評あり
雨漏りの原因箇所を探る「サーモグラフィー調査」とは?
「サーモグラフィー調査」とは、高感度赤外線カメラを用いて家表面の温度を測り、雨漏りの原因箇所を探る調査のことです。
表面温度の違いを可視化することにより、雨水が浸入していないか、浸入していたら経路はどこかなどを調べます。
サーモグラフィー調査は、散水調査の精度を高めるために行われます。
散水調査のために散水されたあと、その水の温度がどう変化するか撮影していきます。
サーモグラフィー調査は散水調査と併用することで、散水調査ではわかりにくかった雨漏りを解決したり、原因箇所を素早く特定できたりします。
散水調査の費用やメリット・デメリットなどについては、こちらの記事をご一読ください。
サーモグラフィー調査の詳しい内容と値段は?
やはり一番気になるのは、調査にかかるお金ですよね。
調査の内容と、それぞれの値段を表にまとめてみました。
基本料金(撮影箇所約10か所) | 約10万〜30万円 |
足場代 | 約900〜1,200円/㎡ |
撮影箇所の追加 | 約2,500円/枚 |
表にある調査内容や値段は、あくまで目安として参考程度に留めてくださいね。
調査をする建物の高さによっては足場ではなく高所作業車やオペレーターを利用する場合もあり、すると追加料金の値段も変わってきます。
また、業者によっては基本料金に含む項目と含まない項目が異なるので、トータルの費用が前後することも視野に入れておいてください。
サーモグラフィー調査のデメリットとメリット
ここまでで、サーモグラフィー調査の目的や値段が明らかになりましたね。
しかし、実際に利用するなら、デメリットもメリットも知っておきたいところです。
ここからは、サーモグラフィー調査のメリットとデメリットを知り、ご自宅の雨漏りの修理に必要かどうかを一緒に考えてみましょう。
デメリットは?
まずはデメリットから。
- 調査結果が天候や気温に左右される
- 調査に不向きな条件の建物がある
- 業者選びを慎重にしなければいけない
- 調査にかかる費用が高額
では、1つずつ詳しく見ていきましょう。
サーモグラフィー調査を行う前に散水調査で散水し、高感度赤外線カメラを用いて赤外線放射熱エネルギーを検出します。
そのとき、雨漏りの原因箇所は水に濡れて温度が下がっているため、ほかの部分とは違う色でカメラに表示されるのです。
しかし、調査当日が悪天候だったり、気温が低かったりすると、正確な結果が出ないかもしれません。
あらかじめ業者と十分に話し合っておきましょう。
先述した通り、サーモグラフィー調査では温度変化が重要です。
そのため、建物の立地や建材によってはサーモグラフィー調査ができない場合もあります。
- サーモグラフィー調査に不向きな条件
- トタンやガルバリウム鋼板など、金属製の建材を用いた建物
- タイルのように日光を反射して高温になりやすい建材を用いた建物
- 表面で温度変化がわかりにくい建物(鉄筋コンクリート造り、通気層部分に雨漏りの原因箇所がある場合など)
- 隣の建物との距離が4m未満
- 周囲が木々や電線、建物などに囲まれている など
もしサーモグラフィー調査を依頼するのであれば、業者にしっかり相談しましょう。
サーモグラフィー調査をするには、高感度赤外線カメラという専門的な機械を使う必要があります。
カメラを扱う手技も必要ですが、表示される温度分布を読み取る知識も必要になります。
また、調査には建物のあらゆる条件が影響するため、建築に関する知識だけでなく、調査の経験も不可欠なのです。
修理を依頼する業者選びが大切になってきますね。
調査の費用相場は約10万〜30万円程度です。
雨漏りの原因箇所の目星がついていない場合や調査する面積が広い場合、他の場所をいくつか撮影すると追加料金が発生することもあります。
さらに、調査対象がアパートやビルなど高所の場合、足場や作業車などが必要になることでも追加料金を払わなければいけないことも。
サーモグラフィー調査がそこまで一般的でないことや、もとから高額な調査であることもあり、なかにはパフォーマンスのように扱う業者もいます。
費用だけでなく、散水調査のあとにサーモグラフィー調査を行ってくれるか、自宅が調査を行える条件に当てはまるか、きちんと業者に相談しましょう。
こちらの相談を親身に聞き、信頼して打ち合わせができる業者を見極めることが重要です。
メリットは?
次に、メリットをご紹介します。
- 建物に傷をつけずに調査できる
- 住人にストレスを与えない
- 雨漏り以外の不調を発見できる
以下から1つずつ詳しく見ていきましょう。
サーモグラフィー調査は散水後にカメラで撮影するだけなので、道具を使って建物に傷をつけることはありません。
加えて、基本的に足場は不要で、かつ比較的短い時間で広範囲の調査を行えます。
直接見るのが難しい箇所でも調査できるのは助かりますね。
調査に使う器具はカメラのみ。
騒音や異臭などはありませんし、調査後すぐに建物に入ることもできます。
高感度赤外線カメラには「断熱アラーム」という機能があるため、今起きている雨漏り以外の建物の不調を探ることができます。
「断熱アラーム」で温度変化の異常を見つけ、結露の有無や断熱材の破損などの発見につなげられるのです。
必ずすべての不調を発見できるわけではないですが、もし見つかったら今から備えられますね。
もし修理を頼まずに雨漏りを放置するとどうなる?
雨漏りが起きたら、家にある物で応急処置くらいならすぐにできることでしょう。
しかし、いざ業者に修理を頼むとなると、仕事や家事・育児などで忙しい方がつい後回しにしてしまうのもわかります。
電話やメールで依頼するだけならまだしも、現地調査や修理となると休みの日を捻出しなければいけませんよね。
そこで、雨漏りを応急処置で済ませただけで放置するとどうなるのか、掘り下げてみたいと思います。
雨水で湿った建材には、湿気を好むカビやカビを食べるダニなどが発生します。
カビやダニの死骸、フンなどは、アレルギー症状、皮膚炎、喘息などを引き起こす可能性があるのです。
雨水によって目に見えない部分の建材が腐ると、家全体の強度が下がってしまいます。
さらに、湿った木材を好むシロアリは家の柱などを食い荒らしてしまうのです。
腐食したり食い荒らされたりして建材と建材の間に隙間ができると、今度はネズミやハクビシンなどの害獣がやってきます。
害獣のフンや寄生虫などは健康被害につながりますし、悪臭や騒音の被害にも悩むことになるでしょう。
雨水が劣化したり破損したりした絶縁体に入り込むと、漏電が起きてしまいます。
漏電が起きると家電が故障したり、頻繁に停電したりと不便な状況になってしまうのです。
心当たりがないのにいつもより電気代が高いとき、漏電の可能性があります。
漏電した配線などを触ってしまい、感電すると、最悪命の危険もあります。
さらに、漏電して熱を持っている配線とホコリなどが接触すると、火災につながってしまいます。
配線は目に見えないところにあることが多いため、漏電や火災の原因に気づきにくいことがほとんどです。
雨漏りを長い間放置してからようやく修理を、と思っても、修理費用が高額になってしまう可能性があります。
深刻な二次被害をもたらしていると、修理というよりはリフォームや工事のように大規模になってしまうのです。
雨漏りを放置すると起きる恐ろしいことを、以下にまとめてみました。
- 家族に健康被害が及ぶ
- 家の建材が腐る
- 漏電や火災の原因になる
- 修理費用がかさむ
雨漏りによる二次被害を未然に防ぐためにも、修理は早めに依頼しましょう。
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24時間365日相談を受け付けているので、忙しい人でも修理を依頼しやすいですよ。
雨漏り修理110番なら、豊富な知識と経験があるスタッフがサーモグラフィー調査を行ってくれます。
相談、現地調査、見積もりは無料なので、まずは相談からはじめてみてはどうでしょうか。
雨漏り修理110番の基本情報や口コミ、利用する際の流れなどは、こちらの記事にくわしくまとめてあります。
サーモグラフィー調査は信頼できる業者に依頼しよう!
今回は、サーモグラフィー調査の目的や費用について解説してきました。
- 散水調査の精度を高めるために行う
- 雨漏りの原因箇所以外に、家の不調を発見できることもある
- 費用相場は約10万〜30万円
- メリットとデメリットを考慮し、業者としっかり相談してから決めるべき
サーモグラフィー調査は万能な調査ではありません。
信頼できる業者と話し合い、納得してから調査を依頼しましょう。
まずは雨漏りの修理を早めに依頼することが大切!
応急処置のみで済ませて放置していると、深刻な二次被害に苦しめられてしまいます。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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