リフォームで屋根裏をロフトにしたいと思うけど、階段やはしごってどんなのがいいの?と思ったことはありませんか?
収納や小部屋にオススメのロフト。
屋根裏部屋に行くためには階段やはしごが必要となります。
リフォームで新たに取り付けようと思っても、いろんな種類があるからどれが良いのか分からない!という方もいると思います。
今回は簡単にオススメのロフト向けはしごとロフトのリフォームの流れをご紹介します。
屋根裏に取り付ける階段
屋根裏へ上り下りする階段は、主にシーリングタラップとロフトはしごに分けられます。
シーリングタラップは天井に収納しておいて、使う時だけおろします。
ロフトはしごは名前の通り、ロフトに設置したままの階段です。
屋根裏へのぼるには必ず階段が必要なので、使う階段にもこだわりたいですよね。
シーリングタラップとロフトはしごの良さを詳しくご紹介しますので参考にしてください。
シーリングタラップ
「シーリングタラップ」とは屋根裏の空間に収納スペースを作る際、上り下りに欠かせないはしごです。
簡単に言うと、屋根裏につながる天井に穴を開け、屋根裏へ行くときの収納出来る階段を設置するはしごのことを言います。
自分で設置することも出来ますが、何点か注意点があります。
天井蓋の開き位置の目安は天井蓋が開いて止まる位置から天井面までが350mm〜500mm程度にする必要があります。
天井材の仕様とバネの位置は必ず確認しましょう。
バネの強さとに耐えられる天井でないと、蓋が急に開いたり、閉まるときの強さが強くなったりするので危険です。
バネ調整と高さ調整は、商品を天井に取り付ける前に蓋を閉めた状態で調整するようにしてください。
蓋が開いている状態で調整すると、はしごが急に跳ね上がるので危険なので、作業するときは安全に取り扱いに注意して作業してください。
設置は結構難しいので、慣れていない方はプロの業者の方に相談して設置するようにしましょう。
引用:ポンパレモール
こちらはシーリングタラップ、収納はしごになります。
木製のデザインのものがありますが、アルミなどの金属製のものもあります。
お部屋の雰囲気や使い方、強度などでお好みの素材を選ぶといいでしょう。
季節でないものや普段あまり使わない物など、頻繁に出し入れしないものをしまっておくならシーリングタラップが便利ですね。
ロフトはしご
「ロフトはしご」とはロフトに行く時に使う、取り外し可能なはしごのことを言います。
よく賃貸とかでロフト付き物件とか見ると、ロフトの近くに立てかけてあるはしごを見かけるかと思いますが、それが「ロフトはしご」になります。
ロフトはしごは、側面に手すりが付いているものと、付いていないものがあります。
ロフトはしごはシーリングタラップと違って移動できるので、階段の数やデザインにこだわると楽しいですよ。
オーダーメイドで対応してくれる業者さんも増えているので、お好みのはしごを作ってみるといいでしょう。
引用:北欧の森
こちらは木製のロフトはしごです。
木製ならではのあたたかな雰囲気が好みで有れば、こちらをおすすめします。
引用:DAIKEN
こちらはアルミ製のロフトはしごになります。
木製よりも強度がしっかりしており、重さも軽めと、力の弱い女性でも安心して使える素材になります。
どれも心配になるのが強度や重量。
今のシーリングタラップやロフトはしごは安全性や強度、素材にこだわり、安心して使えるように設計されたものばかりです。
お部屋の使い方や雰囲気に合わせて気に入ったものを使ってみてください。
ロフトとグルニエの違い
ロフトと同じように「グルニエ」ってよく聞くけど、何か違いはあるの?と思う方もいるかと思いますので、違いを知っておきましょう。
ロフトとは
部屋の上部に位置し、ハシゴや階段で上る事が出来る「中二階」というイメージのものになります。
【メリット】
・部屋を広く使える
・別空間になるが部屋の一部
【デメリット】
・スペースが出来る分、冷暖房の効率が悪くなる
・利用するために階段や可動式のハシゴが必要となる
・位置が高いので掃除の手間がある
グルニエとは
グルニエとは天井と屋根の間にある「小部屋」のことで、階段を使って上り下りできます。
【メリット】
・ロフトよりも広いスペースを確保出来る
【デメリット】
・屋根のすぐ下なので夏はとても高温
・風通しも悪く、通気性がないので湿度が高い
・重い荷物を運ぶのが大変
・掃除がしにくい
それぞれのメリットとデメリットを見ると、ロフトの方が使い勝手が良さそうに思えますね。
どちらも部屋の高いところにつくる部屋になるので、掃除の面ではなかなか大変そうな感じがします。
それぞれの良いところと悪いところを頭に入れて、どんな部屋にするか考えてみるといいと思います。
じゃあ、ロフトと屋根裏部屋の違いは?気になる方はこちらをどうぞ。
ロフトリフォームの流れ
ロフトのリフォームを行う際、工事の終了までにリフォーム業者の方とどんなやり取りをすればいいのか、大まかに流れをお話しします。
- ショールームの見学、相談
- 現状調査(現在の住まいの状況、構造、敷地環境などの確認)
- リフォームプランの提案、見積もりの説明、契約
- 工事の着工
- 工事完了、引き渡し
流れとしてはこのような感じとなります。
ロフトは「建築基準法」によって、その定義がきちんと定められています。
天井の高さが⒈4m以下、かつ可動式のハシゴで上り下りするロフトは床面積に加えられない、とされています。
逆に⒈4m以上あり、階段で上り下りするロフトの場合「居室」という扱いになるため、住まいの床面積が増えることになります。
後者の場合、特に建物の容積率に関係してくるので、すでに容積率がギリギリになっているようであれば注意です。
リフォームでロフトを考えているなら、プランやデザインはもちろん、そのような専門的なポイントについても分かりやすく教えてくれるリフォーム業者さんを選ぶと良いでしょう。
お願いする業者さんが決まっていないなら、一括で見積もりを出してくれるサイトの利用もおススメします。
リフォームに関する意見を家族みんなで話し合い、まとめつつ一括見積もりを取ります。
それぞれの費用やプランを比較しながら、信頼できそうな業者さんをピックアップして、その上で相談を始めましょう。
どんなことでも親身になって相談に乗ってくれる信頼性が高い業者さんに出逢うことがロフトリフォームの成功につながります。
ロフトリフォーム成功ポイント
ロフトリフォームを計画するとき、完成後の「快適さ」、「使いやすさ」を事前にしっかり思い描いておくことが成功のカギです。
収納スペースや子供部屋、他にもいろんな使い方ができるロフトだからこそ、末永く使えるロフトをつくることを目指しましょう。
快適空間にするために
ロフトは室内の高いところに位置するスペースになります。
そのため、夏になると熱い空気がスペースにこもりがちになるという特徴があります。
特に注意が必要になるのが2階の天井板を取って設置したタイプのロフト。
夏は屋根から伝わる太陽の熱でとても暑くなり、冬は冷気が直接入ってきて、すごく寒くなります。
ロフトで一年中快適に過ごすために、屋根の断熱リフォームや熱交換型の換気扇を設置するなどの対策も一緒に行うと良いでしょう。
またロフトは空気がこもりやすくなるので、風通しを良くするために新しく窓を設置するなど空気の循環に有効な方法も取り入れると快適になり、過ごしやすくなります。
ロフトの有効活用例
子供部屋にリフォームする場合、ロフトも一緒に設置するといくつか利点があります。
■成長に合わせて収納を変えられる
お子さんの成長に合わせてどんどん物が増えていくので、ロフトを活用し、収納を増やしてスペースを有効に使いましょう。
普段はあまり使わないものやかさばるもの、大きめのものなどの収納に使えます。
■お子さんの共用スペースにも
1つの部屋を2人のお子さんで使う予定があり、将来部屋を分けて使いたいと考えているなら、それぞれのスペースをまたぐ形でロフトをつくるといいでしょう。
大きくなった時に、お子さんたちの共用スペースに出来るからです。
一緒に勉強したり、お互いの使うものをまとめておいたり出来るので、長い間有効に使えます。
ロフトを収納スペースや子供部屋、書斎などいろんな使い方が出来ますが、どの用途でも「コンセント」は必ず設置するようにしましょう。
照明やパソコン、掃除機などを使う際に必須になるので、ロフトをつくるときは設置するのを忘れないようにしましょう。
【リフォーム】屋根裏に階段が欲しい!おすすめのはしご紹介まとめ
屋根裏部屋やロフトにリフォームした時、必ず必要となる階段やはしご。
せっかくなので部屋と一緒に階段にもこだわってみたいものですね。
お部屋の雰囲気や使い方に合わせてお気に入りのデザインのはしごをぜひ見つけてください。
リフォームの全体的な流れや、おすすめのはしごをご紹介しました。
リフォームした屋根裏と階段で、ご自分に合ったステキな空間を作ってみてはいかかでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
[rishopnavi]
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