こんにちは、あつしです。
”30坪”という広さ。
あなたの家の広さと同じではないですか?
実は、30坪は日本の住宅にもっとも多い広さなんです。
そこで今回は、あなたの家の広さに特化した”シロアリ駆除の相場”をお伝えします。
ぜひ、ご自身の家と照らし合わせてご覧ください。
【シロアリ駆除】30坪の相場は”20万円”
30坪の家のシロアリ駆除にかかる費用の相場は、約20万円です。
ただし、業者や工法によって価格に差が出てきます。
それぞれの価格相場をまとめたのが、次の表になります。
引用:株式会社 雨宮
1平方メートルで比較するとそんなに差は無いようにも見えますね。
ただし、これを30坪に換算すると80,000円~300,000円。
その差は22万円にもなります。
だからこそ業者選びは慎重にしなければなりません。
また、ほとんどのシロアリ業者で見られる価格表記は1坪分です。
その一方で平方メートルでの価格表記をしている業者もいます。
単位に惑わされて想定外のお金を払わないように注意してくださいね。
1坪は約3.3平方メートルです。
1平方メートル価格表記をしている業者の場合、以下の式で家全体の価格を計算します。
1平方メートル分の価格×3.3×30(坪)=家全体の駆除費用
念願のマイホーム!シロアリへの備えは大丈夫?
マイホームを建てるならシロアリ駆除は必須です。
シロアリは、家を倒壊させる力を持っています。
大きな”群れ”で行動するシロアリ。
100万頭の大群が1年間で食べ荒らす量は、なんと木材25キロにもなります。
一匹一匹は小さなシロアリも、群れになると柱1本くらい食べ進めるのはなんてことないわけです。
つまり、シロアリを放置すること=自らエサを差し出しているようなもの。
そのため一刻も早い駆除が必要なのです。
・・・とはいっても、いきなりシロアリと対峙するのは気が引けますよね。
そこでまずは、「敵を知る」こと。
突然の遭遇にそなえて、シロアリの基礎知識から学んでいきましょう。
シロアリはアリじゃない!?
シロアリは ”白い蟻” と書きますよね。
読者様も、シロアリ=アリという認識だと思います。
でも、実はシロアリってアリの仲間じゃないんです!
シロアリと黒アリ(いわゆるアリ)の違いが次の図になります。
引用:株式会社 エコパウダー
一方で、シロアリはふ化したての幼虫から見た目が変わらないことから「不完全変態」と表される。
そして、黒アリというのはシロアリを食べてしまうこともあります。
シロアリは主に腐った木を食べるので、いわゆる「草食」。
それに対して黒アリは「雑食」。
ひいては「肉食」でもあります。
そのため、シロアリにとって黒アリというのは仲間を捕食する”天敵”なのです。
シロアリ界のツートップ
シロアリは、なんと日本に22種類も生息しています。
しかし、そのなかで家屋に被害を及ぼすものは5種類だけ。
そのツートップといえるのが、ヤマトシロアリとイエシロアリの2種類です。
とはいっても、いきなりシロアリの見分けはつかないと思うので、特徴を簡単に説明しますね。
【 ヤマトシロアリ 】
引用:アース製薬
主に、庭や家の土台などの湿って腐りかけたような場所を好む。
「餌場=巣」なので、巣の環境が悪くなれば新しい餌場を求めて移動する。
【イエシロアリ】
引用:アース製薬
屋根裏や床下、土中などに大きな巣をつくるのが特徴。
地下道を作って侵入してくるので、巣を探して巣ごと駆除しなければいけないのが厄介。
シロアリは「社会的昆虫」といわれ、巣のなかで役割を分担して活動しています。
そのなかでも、見つけたら注意してほしいのが”羽アリ”です。
羽アリは新しい巣をつくる際に欠かせない存在であり、シロアリの活動範囲を広げる役割があるからです。
詳しい生態については、こちらの記事を参考にしてみてください。
女王アリが1日に産む卵の数は数百個にも及びます。
そのため、増殖スピードも想像のはるか上。
気付いたら「家の柱はスカスカ、壁はボロボロ」なんてことも有り得るでしょう。
そこでオススメしたいのが業者による駆除です。
ひとくちに”シロアリ業者”といっても、その内容は様々。
では、どんな基準で選べばいいのでしょうか?次で詳しく説明します。
あなたに最適な業者は?
読者様がシロアリの駆除を検討するにあたって、もっとも重要視するのは何でしょうか?
「費用の安さ」と答える方も多いと思います。
しかし、単に安いだけの業者は、残念ながらオススメできません。
なぜか?
「将来的にシロアリが再発生するリスクが高い」からです。
シロアリの駆除業者は、大きく4タイプに分けられます。
それぞれの特徴も見ていきましょう。
大手上場企業 & JA(農協)系
規模が大きい分、信頼感も高いイメージがある。
一方で、経営コスト(宣伝費・人件費など)も高め。
JA系は、紹介手数料をJAに対して相当分支払う決まりになっているため、高くせざるを得ないのが実状。
地域密着型中規模業者
それぞれの地域に古くから展開しており、地元に根ざした経営スタイルを基本している。
被害状況や施工の難易度などに応じて価格を見積もるため、現場の状況にあわせた価格を提示してくれるのが特徴。
ホームセンター/インターネット集客型(フランチャイズ、仲介型含む)
主に、ネットやチラシを使って宣伝をおこなう。
大手に比べて広告費を抑えることで、30坪でも10万円ほどといった割安価格を打ち出すことが可能。
一方で、実際の工事は下請け業者が担当していたり、保証に対するサポートも業者に任せっきりだったりと、不安な点も多い。
個人経営型
インターネット上で仲介サイトに登録し、個人で営んでいるのが特徴。
なかには、8万円を切る破格設定にしている場合もあるが、工事品質のレベル維持など不安要素も多い。
仲介サイトというのも、あくまで業者名を載せているだけで業者ごとの工事品質を保証するものではないので注意が必要。
工事レベルの良し悪しも、実際に頼んでみないと分からない。
業者によっては、細かい費用(交通費・移動にかかる費用、工事後の清掃費用など)を後から請求してくることもあります。
また、再発生のリスクが残ることからも、”シロアリ駆除さえできればいい”という考えはNGです。
そして、なかには言葉巧みに近づいて不当な契約を結ばせる”悪徳業者”も存在します。
こういった業者は、一度家に上げてしまったが最後・・・なんてことも。
費用もサービスも妥協したくないあなたに
駆除の費用は安くおさえたいものですが、できればサービスや保証も充実している方が良いですよね。
そんな読者様にオススメのチェックポイントが、次の3つです。
- 社歴・業務歴の長さ
- 日本しろあり対策協会の会員であるか
- 明確な根拠のある価格設定か
順番に説明していきますね。
【社歴・業務歴の長さ】
シロアリ駆除技術のレベルを示すもののひとつとして、その会社のキャリアが挙げられます。
長く経営できている会社というのは、それだけ信頼も厚いといえるでしょう。
【日本しろあり対策協会の会員であるか】
「公益社団法人日本しろあり対策協会」に加盟しているか?ここが大きなポイントです。
この協会は国土交通大臣の許可を得た、日本唯一のシロアリ業界団体だからです。
その会員であるということから、”一定以上の技術レベルが保証される”といえます。
【明確な根拠のもと価格設定をしているか】
見積もりをとってみて、意味の分からない費用があれば説明を求めましょう。
回答があいまいだったり説明をはぐらかしたりするようであれば、その見積もり金額自体も疑わしいものです。
将来的なリスクの面からも、「何を」「どこまで」保証してくれるのかはハッキリさせておきたいですよね。
複数の見積もりをとる場合、これら3つのポイントにも注目してみてください。
【30坪の床面積家主専用】シロアリ駆除費用の相場ズバリ教えます まとめ
ここまでシロアリに関することから業者の違い・選び方まで様々なことをお話ししてきました。
シロアリは素人が相手にしていい生き物ではないことも分かっていただけたと思います。
また、シロアリ駆除の業者には以下の4タイプがあることもお伝えしました。
- 大手上場企業 & JA(農協)系
- 地域密着型中規模業者
- ホームセンター/インターネット集客激安型
- 個人経営型
規模が小さくなるのに比例して価格も安くなっていきましたよね。
しかし、業者選びは安さだけでなく将来的なリスクを踏まえたうえで検討しなければいけません。
こちらでは僕がオススメできるシロアリ業者を紹介しています。
良かったら参考にしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。