キレイなトイレは気持ちがいいですよね!
購入した時は新築だったお家でも、時間の経過とともに少しずつ劣化してきてしまうのは仕方のないことです。
特にトイレは水回りですから、家の中で一番劣化が進みやすい場所でもあります。
トイレは家族全員が1日に何度も使う場所ですから、誰もが気持ちよく使える清潔な空間をキープしたいですよね。
そんな時、チャレンジしてみたいのが壁紙のDIY。
トイレ本体など設備を交換しなくても、汚れた壁紙を貼り替えるだけでガラリと雰囲気が変わります。
DIYは好きだし、気に入った壁紙を自分で変えてみたい。
だけどちょっと勇気がいる・・・。
そんな方は多いと思います。
そこで今回は最新の壁紙情報はもちろん、壁紙をDIYするには何が必要なのか、何に注意したらいいのかなど、チャレンジする前に知りたいことをまとめてみました。
壁紙のDIYは自分には難しいと感じた人のために、リフォーム業者に依頼した場合の費用目安もお伝えします!
■目次
「壁紙」って、実は消耗品
実は壁紙は消耗品で、一般的な耐用年数は5年から10年と言われています。
もちろん使用している場所やお手入れによって耐用年数は変わってきますが、壁紙はいつまでもキレイなまま維持できるものではないのです。
壁紙が5、6年で気になり始めても不思議ではないのね。
自分の家の壁紙を見て、
もしかして黄ばんでる?とか、
なんとなく薄汚れてる?など、
「気になり始めた時が壁紙の貼り替え時」と言えます。
トイレの壁紙ってどんなものを選べばいいの?
トイレの壁紙を選ぶ時、どんなことを基準にして選んだらいいのでしょうか。
最近ではオシャレなだけでなく、様々な機能を備えたトイレにピッタリの壁紙がたくさん販売されています。
そこでこの章では、
- トイレに向いている壁紙の色や柄
- トイレにオススメの機能付き壁紙
について、ご紹介したいと思います。
トイレに向いている壁紙の色や柄
【基本は薄めで落ち着いた色】
トイレは比較的狭い空間で、壁紙はトイレ空間の大部分を占めるので圧迫感のない薄めのカラーを基本にしましょう。
派手な色や原色もステキですが、薄めの色は清潔感をよりアップさせます。
ベージュなどのホワイト系、薄めのグレーやブルー、グリーン、ピンクなどがおすすめです。
【柄は小さめがおすすめ】
大きい柄には面積を小さく見せる効果があるので、狭い空間のトイレには向いていません。
柄付きの壁紙がいい場合は、小さめの柄を選んだ方が圧迫感が少ないでしょう。
【濃い色や目立つ柄は部分使いでおしゃれに】
そうは言っても、「独立した空間であるトイレだからこそ、他の部屋では使いにくい壁紙を取り入れたい」という方もいらっしゃるでしょう。
その場合はトイレ全体に使うのではなく、一部だけに取り入れてみてはいかがでしょうか。
アクセントクロスとして濃い色やはっきりとした柄を取り入れると、グッとおしゃれな空間になります。
その場合、アクセントクロス以外はホワイトで統一すると失敗が少なく、色や柄がより美しく映えるでしょう。
トイレにオススメの機能つき壁紙
トイレの壁紙を貼り替えるなら、消臭や防カビなど機能付きの壁紙もぜひ検討してみてください。
最近ではひとつの壁紙に2つ、3つと機能を備えた多機能な壁紙もあります。
【消臭機能つき】
トイレはにおいが気になる場所なので、消臭効果のある壁紙はとてもおすすめです。
壁紙の表面に光触媒や消臭剤を配合していて、においの原因物質を吸着して分解することで消臭効果が得られます。
▼消臭機能のメカニズムの一例▼
さきほど壁紙の寿命は5年~10年とお伝えしましたが、この消臭機能も5年~10年の間ずっと続きます。
【汚れ防止機能つき】
壁紙の表面を水に強い素材でコーティングすることにより、付着した汚れを拭き取りやすくした壁紙です。
表面が強化されているのでキズにも強いという特徴があります。
また、コーティング素材に抗菌効果があるものを使用している場合もあります。
トイレは家の中でも掃除する機会の多い場所なので、日々のお手入れが簡単になるのは嬉しいですね!
【防カビ、吸湿機能つき】
「うちのトイレ、湿気がこもりやすいな」とお悩みの方、いらっしゃいませんか?
おむつなどに使われる吸水性ポリマーの働きで湿気を吸収し、カビや結露の発生を抑える機能を持った壁紙なら快適に過ごせます。
逆に乾燥した時は水分を放出し、室内の湿度を調整してくれます。
だけど、湿気対策として壁紙だけでは足りないことがほとんどだと思うから、注意してくださいね。
心配な場合はリフォーム業者と相談して、別途工事費がかかったとしてもしっかりとした湿気対策を行うことをおすすめします。
初心者にも貼りやすい壁紙って?
DIYで初心者にも貼りやすいと言われている壁紙には、主に3種類あります。
- 貼ってはがせるシールタイプ
- 生のりつきタイプ
- 幅の狭い輸入壁紙
おすすめの壁紙は取り扱う人や環境によって変わってきます。
それぞれの特徴と注意点を説明するので、自分に合う壁紙を探してみてくださいね!
貼ってはがせるシールタイプ
裏側がシール状になっていて、裏紙をはがすだけで壁に貼れる壁紙。
貼った後でもはがせるので賃貸住宅でも大丈夫です。
- 貼ってはがせるので賃貸住宅でもOK。
- 失敗しても貼り直せるので調整がしやすい。
- 裏紙をめくるとシール状になっていて、のりが必要ないので手間いらず。
- シール状でべたつかないのでハサミ等で切りやすい。
裏紙をはがした後に接着面同士がくっついてしまうとはがしにくい。
生のりつきタイプ
壁紙の裏側に生のりがついていて、フィルムをはがせばそのまま貼れる壁紙です。
- 面倒なのりづけ作業不要。フィルムをはがすだけですぐに貼れる。
- 生のりが乾く前なら、ずれても貼り直しOK。
- プロも使う生のりなので、安定感があり仕上がりも本格的。
- 接着面同士がくっついてもはがしやすい。
- 生のりつきなので壁紙が重い。
- のりが乾くと貼りつかないので、購入から2週間~1ヶ月以内に施工する必要がある。
- 古い壁紙をはがす必要がある。(商品によってはそのまま貼れるタイプもあり)
- しっかり接着するので賃貸住宅には不向き。
- みみ(余白)があるのでカットが必要。
幅の狭い輸入壁紙
般的な国産の壁紙よりも幅が狭く、国産にはない色柄があります。
色々な素材がありますが、のりを壁に塗れる不織布(フリース)素材がおすすめ。
- 幅が狭く、のりがついていないので軽くて女性でも施工しやすい。
- 色や柄が豊富で、国産にはないオシャレなものがある。
- みみ(余白)がないのでカット不要。
- 扱うのりによっては賃貸住宅でも可能。
- のりを準備して塗布する必要がある。
- 素材(紙、フリースなど)によって貼り方が違う。
- 紙や塩化ビニールなどの素材にのりを塗布すると水分で壁紙が伸びるので、時間を置く必要がある。
トイレの壁紙DIYに必要なもの
❏壁紙
❏生のり(のりなしの壁紙の場合)
❏パテ(壁補修用)
◆角用の樹脂ベラ:コーナーの押さえに使用
◆ステンレスカット定規:壁紙カットに使用
◆押さえローラー:壁紙の継ぎ目の押さえに使用
◆押さえハケ:壁紙の空気抜き、シワ伸ばしに使用
◆カッターナイフ:切れ味のいいもの。替え刃も必要
他には 雑巾(またはスポンジ)、はさみ、新聞紙、ペン、脚立など
◆に書いた道具はセットで、Amazonや楽天などで1,000円~2,000円程度で販売されています。
壁紙を扱っているネットショップなら、一緒に販売されていることが多いので、探すのに苦労することはなさそうです。
壁紙を貼る前に、ウォシュレットのリモコンホルダーなどを取っておくと、貼りやすくて仕上がりもキレイです。
ドライバーもあったほうが良いかもしれません。
これぐらいなら、すぐに必要なものを揃えられそうですよね。
初めてでもトイレのDIYチャレンジが出来そうで、ワクワクしてきます♪
セットで売られてるならチャレンジしやすいですよね。
でも、注意点もちゃんと調べてから!
壁紙を貼ってみよう!トイレDIYで注意することは?
- 壁についている備品を外す。
- 古い壁紙をはがす。
- 新しい壁紙を貼る。
- 備品をもとに戻す。
やり方を簡単に書き出すと、この4つです。
誰でも、なんとなく想像がつきますよね。
では、注意するポイントはどういうことでしょうか。
- トイレが狭いので作業スペースが取りにくい!
- 古い壁紙はしっかりはがす!
- タンクの奥の壁に手が届きにくい!
- 壁紙の寸法はしっかり測る!
細かく見ていきましょう。
トイレが狭いので作業スペースが取りにくい!
脚立を置くのも大変!
そこに、大きな壁紙を持った自分が立つのは絶望的・・・。
でも、狭いからこそ必要な場所にすぐ手が届きます!
先ほどご紹介した初心者でも貼りやすい壁紙なら、貼り直しができますから焦らなくて大丈夫。
それに、狭いということは、すぐに貼り終わるということです。
古い壁紙はしっかりはがす!
最近では、古い壁紙がビニール製なら、はがさなくても上から貼れる壁紙が販売されていますが、可能であれば古い壁紙をはがしてから新しい壁紙を貼った方が、仕上がりがキレイです。
また、できるだけ途中でちぎれないようにはがした方が、結果的に作業時間が短く済みます。
壁紙の裏紙(薄紙)は残した状態ではがすのですが、施工して10年以上経過していると壁紙と一緒に裏紙がはがれてデコボコができてしまったり、残った裏紙の際の一部が浮いてしまうこともあるでしょう。
裏紙が浮いていると上から貼った壁紙もはがれやすくなってしうので、浮いた部分はキレイにはがしましょう。
裏紙が残った部分とはがした部分に段差ができて、デコボコがあると仕上がりに影響が出ることがあります。
そんな時は壁用のパテで補修すればOKです。
ちょっと面倒ですがここは丁寧にやった方が後から後悔しないですよ。
タンクの奥の壁に手が届きにくい!
これがトイレDIYの一番の問題点かもしれません。
とにかく狭いんですよね・・・。
よく見えないので、焦らず丁寧に、慎重に貼っていきましょう。
詳しい貼り方については、後ほど動画でポイントを説明しますよ!
もし「どうがんばってもムリ!!」という場合は、奥の手。
タンクレス風にDIYして、壁紙が貼りにくいところを隠してしまうのもひとつの方法です。
ちょっと邪道じゃない?
えへへ。
だけど、自分の自由にできるのがDIYのいいところだよ!
タンクレス風DIYの記事は、こちらにまとめてありますのでよろしければお読みくださいね。
壁紙の寸法はしっかり測る!
限られたスペースで、ムダなく早く終わらせる為に大切なこと。
「壁紙は多めに買ったから大丈夫!」ではなく、しっかり測りましょう。
最近では、壁紙の通販ショップなど必要な量を自動計算してくれるサイトがあるので活用するのもおすすめです。
柄物にはリピートという柄の繰り返しがありますが、それを考慮して計算してくれるのでとても便利です。
▼壁紙のリピートの一例▼
その場合でも貼りたい壁の高さや幅は自分で測る必要があるので、間違えないように測りましょう。
さあ、貼ってみよう!
引用:YouTube
こちらの動画、とても参考になります!
トイレの壁紙を貼る動画は、空間が狭いために撮るのが難しいのですが、こちらは仮設のトイレで説明しているので素晴らしく見やすいんです。
トイレの限られたスペースでうまく壁紙を貼るには、コツがあるんだね。 大切なのは焦らず、ゆっくり、丁寧に。
難しそうに感じるけど、これはDIYの基本だよね!
なんだか母さんもやりたくなってきたわ!
あっくんがきっと手伝ってくれるし。
ねっ、あっくん♪
(やっぱり・・・。そして結局僕ひとりでやる羽目になるんだよねー・・・)
もしプロに頼んだら、費用は?
もしトイレの壁紙の貼り替えを業者に頼んだとしたら、費用はいくらかかるのでしょうか。
壁紙のリフォームは面積の広さによって変わってきますが、一般的な量産壁紙であれば2万~6万円程度で施工可能です。
一方、自分でDIYすれば壁紙代(道具を購入する場合は道具代も)だけで済みます。
トイレは広くないので1万円あれば道具込みで購入できると考えると、DIYは費用面でとてもお得ですね。
ただし、慣れていないと貼り終えるまで時間がかかりますし、仕上がりに自分自身が満足できるかどうかという悩ましい問題もあります。
実はトイレの壁紙を貼る作業は、職人さんたちの間で「しっかり貼れるようになれば一人前」と言われるほど難しく、プロと素人の差が表れやすい場所なんだって。
あら、そうなの?
もし、DIYに自信がない場合はプロに頼むという選択肢も検討してみましょう。
壁紙だけでなく、一緒に床の貼り替えやトイレの備品をリフォームすれば、トータル的に安くリフォームできる可能性があります。
プロによるトイレリフォームについてはこちらの記事もぜひ参考にしてくださいね。
トイレの壁紙DIYでおしゃれ空間にチェンジ!のまとめ
どんな壁紙にしようか想像するだけで、ワクワクしますよね♪
壁紙は消耗品ですから、定期的に貼り替える必要があります。
- 色は薄めで小さめの柄
- 濃い色やハッキリとした大きめの柄は、アクセントクロスとして使う
- 消臭や防汚機能、吸湿機能を持った機能性壁紙もおすすめ
壁紙DIYの初心者は、初心者でも貼りやすい壁紙を選びましょう。
- 貼ってはがせるシールタイプ
- 生のりつきタイプ
- 幅の狭い輸入壁紙
簡単に貼れる壁紙も、セットになった道具も、ネットショッピングで簡単に手に入ります。
トイレDIY初心者用に、壁紙と道具がセットになったものが1万円以下で売られているので、さらにチャレンジしやすいです。
トイレは狭い場所で特にタンクの裏側は手が届きにくいですが、動画を参考にしてゆっくり丁寧に作業しましょう。
初心者向きの壁紙なら、貼り直しができるので焦らなくても大丈夫です。
万が一DIYに失敗したり「自分にはムリそう・・・」と感じた場合は、プロに依頼してもいいかもしれません。
壁紙を変えると、トイレの雰囲気がガラッと変わりますよ!
プロの完璧な仕上がりにはかなわないだろうけど、母さんはそれでもいいと思うの。
トイレが自分の好きな壁紙になれば、きっと毎日が楽しくなるわ!
そうだね!
自分で作る過程を楽しんで、お気に入りの空間にしたいよね!
読者様もぜひ、トイレの壁紙DIYにチャレンジしてみてくださいね!
トイレのDIYやリフォームについては、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
なんとなく壁紙って「新築の時に一度貼ったら終わり」というイメージがありませんか?