外壁をタイルにリフォームすると、住宅全体がおしゃれで高級感のある雰囲気に仕上がります。
加えて、タイルは耐久性や耐火性も高いため、長く暮らしたいマイホームにはまさにピッタリ。
しかし、タイル外壁は費用も高く、新築の場合だとほとんどのハウスメーカーでオプション扱いです。
「タイル張りの外壁には憧れるけど、費用が気になってなかなかリフォームに乗り気になれない」といった声も珍しくありません。
そこで、本記事では外壁をタイルにリフォームする際の費用や、費用を抑えたい方におすすめの外壁材をご紹介します。
リフォーム事例も載せていますので、満足のいく外壁リフォームにするための資料として参考にしてくださいね。
管理人のあつしです!
外壁・屋根・雨漏りのことなら何でもおまかせ!
- 外壁アドバイザー資格保有
- 実家のリフォーム経験あり
- 趣味はDIY
- わかりやすい説明と適切なアドバイスに定評あり
リフォームで外壁をタイルにする費用はどのくらい?
外壁用のタイルは、ほかの外壁材と比べると費用も高めに設定されています。
まずは、項目別に相場費用を見てみましょう。
外壁用タイルの目安費用
種類 | 費用(1㎡あたり) |
---|---|
タイル | 約9,000〜3万円 |
モルタル | 約2,000~8,000円 |
参考として、外壁材によく利用されるモルタルを載せてみました。
タイルとモルタルでは、価格幅に大きく差がありますよね。
仮に、40坪の土地面積なら外壁面積は140〜150㎡となるため、タイルだけで約120〜450万円と高額になるのがわかります。
外壁をタイルに張り替える費用
施工内容 | 費用(1㎡あたり) |
---|---|
下地処理 | 約5,000円 |
張り替え作業 | 約8,000~10,000円 |
塗装 | 約2,000〜3,000円 |
高所の足場設置 | 約700〜1,000円 |
【合計費用】 | 約12,000〜16,000円 |
張り替え費用を40坪(外壁面積140〜150㎡)で換算すると、200〜300万円程度になるでしょう。
また、全面総タイルではなく部分張りだと複雑な施工となるため、さらに割増になるケースもあります。
タイルは耐久性が高いのでメンテナンス頻度は低めなものの、総額はほかの外壁材より数百万円以上高額になるのが一般的です。
タイル以外の外壁材について、目安価格をチェックしたい方は以下の記事をご覧ください。
外壁リフォームでタイルにする費用が不安なら「タイル調」がおすすめ!
外壁をタイルにリフォームすると、高級感もアップして外観を美しくできる一方、費用面でやはり不安になってしまいますよね。
でも、ご安心ください!
タイル調の外壁材を使えば、お得にリフォームできますよ!
ここでは、おすすめの外壁材を紹介しますね。
タイル調サイディングボード
タイル調サイディングボードは、タイルのような模様がついた窯業系サイディングボードのことです。
窯業系サイディングとは?
セメントなどを主原料にした板状外壁材。高熱処理を施して、養生・硬化されているため、断熱・耐火性・施工性が期待できる。
そして、このタイル調サイディング材を利用すると、タイル外壁のような見た目を演出できます。
種類も豊富にあるため、カジュアルからアンティークまでさまざまな雰囲気に仕上げることが可能です。
また、サイディングはタイルよりも工期を短くでき、費用も抑えられるため、とても人気があります。
上記の画像はどちらも窯業系サイディングですが、タイル張りのように見えますよね。
ただしサイディング材は、耐久性・メンテナンス性がタイルよりも劣ることが注意点です。
メンテナンス費用も比較しながら、最適なサイディング材を選びましょう。
コスパ抜群!タイル調外壁材のリフォーム実例
では、実際にタイル調サイディングを使った外壁の施工事例を見てみましょう。
こちらは、総額160万円で外壁をタイル調にリフォームしています。
費用を大幅に抑えながらも、本物のタイルのような重厚感を演出できていますね!
こちらは、ニチハの「モエンエクセラード」を採用し大幅な外壁リフォームをおこないました。
総額費用は、339万円です。
複雑な形状の住宅でも、これだけの費用で張り替えが可能なのは魅力的ではないでしょうか?
「それでもやっぱりレンガやタイルのような高級感を出したい」と感じるなら、以下の記事で費用を抑えられるおすすめのタイルを紹介しています。
さまざまな外壁材を見比べて検討してみてください。
外壁のタイルリフォームはメンテナンスまで考えて施工先を決めよう
タイル外壁は耐久性が高いのが魅力ではありますが、メンテナンスが不要になるわけではありません。
最後に、メンテナンスにかかる費用や業者選びのポイントをチェックしておきましょう。
外壁タイルのメンテナンス費用
外壁をタイル張りにすると、一般的に高圧洗浄・目地補修・タイル自体の補修が必要です。
施工内容 | 費用(1㎡あたり) |
---|---|
高圧洗浄 | 約200〜500円 |
高所の足場設置 | 約700~1,000円 |
目地補修(使用材によって異なる) | 約500〜7,000円 |
タイル部分補修 | 約500〜1,000円(1枚あたり) |
タイル全面補修 | 約13,000円(1枚あたり) |
【合計費用】 | 約2,800〜15,200円 |
メンテナンスを140〜150㎡でおこなうと想定すると、経費は最低でも40万円ほどかかります。
タイルは強度も高く、耐久性もバツグンですが、自然災害時には破損する可能性も……。
また経年劣化でキズや汚れも目立ってきます。
定期的な補修や洗浄が必要になることも考えて、外壁リフォームを検討しましょう。
外壁リフォーム業者は長期的な視点で決めよう
タイル張りリフォームでは、張り替え費用とメンテナンス費用の双方を考えたうえで施工業者を決めるのが得策です!
施工料金を抑えられても、すぐに修繕が必要な状態になってしまうような品質だったら、かえって損をする場合もあります。
また、完成までは丁寧に対応してくれたけど、施工後のフォローが雑だったとなれば、業者への信頼もガタ落ちですよね……。
大切なマイホームですから、長くお付き合いできるリフォーム業者に依頼したほうがコスパも良くなりますよ。
とはいえ、信頼できる外壁業者を探すのはなかなか難しいですよね。
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外壁をタイル調にリフォームする際は費用だけに注目すると失敗するかも!
外壁をタイルにリフォームする際の費用について詳しく解説しました。
- 外壁をタイルにする費用は、ほかの外壁材より数百万円高くなるのが一般的
- 費用を抑えたいなら「タイル調」の外壁材を使うのもアリ
- タイル張りの外壁はメンテナンス頻度を落とせる
- 張り替え+メンテナンス費用の両方を考えて依頼先は決めるのがおすすめ!
タイル外壁は重厚な雰囲気と高級感のあるデザインで人気です。
しかし費用が高いため、諦める方も少なくはありません。
施工費用を抑えてタイルのようなデザインを楽しみたいなら、「タイル調サイディングボード」の活用もおすすめです。
ただし、メンテナンス頻度は本物のタイルより増えるため、長い目で見て外壁材を決めましょう。
施工費用にだけ着目して外壁材を決めるのは危険です!
「施工費用」「メンテナンス頻度や費用」「メーカーや業者のサービス」の3つを総合的に判断して、じっくりと検討するのがリフォームを成功させるポイントですよ。
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