突然の雨漏り!
修理業者が来る前に、また雨が!どうしよう……
と、お困りではないでしょうか?
雨漏りはそのまま放置していると被害が大きくなり、床や壁の老朽化や漏電の危険性も出てきます。
そのような被害を出さないために、修理が完了するまでは応急処置をしましょう!
でも、雑巾やタオルなどで濡れたところを毎回拭き取るのは手間ですよね。
そんな時に役立つ応急処置グッズが吸水シート!
今回は、吸水シートで雨漏りの応急処置をする方法について解説していきたいと思います。
急な雨漏りの応急処置には吸水シートがおすすめ!
急な雨漏りに役立つのが吸水シート。
しかし、実は「吸水シート」と聞いてピンと来る人は少ないんです。
ここでは「吸水シートとは?」「別のもので代用はできないのか?」などを詳しく紹介いたします。
知れば知るほど、もしものときのために準備しなければ!と思うはず。
吸水シートとは?
吸水シートとは文字通り水を吸い取るシートのこと。
見た目は薄くとても軽いですが、大量の水を吸い取ることができます。
- 吸水シートの特徴
- 水に触れるとすぐ吸収する
- コンパクトなので保管や持ち運びがしやすい
- 1枚あたり50〜60gの吸水シートで約5Lの吸水量(※ただし製品により異なる)
これだけ絶大な効果があれば、雨漏りが起きてしまった時の応急処置として大活躍してくれるでしょう。
吸水シートがあれば二次被害は防げそうね!
吸水シートはコンパクトで場所も取らないから、もしもに備えて持っておくと便利だね。
なぜ吸水シートなの?
雨漏りにはなぜ吸水シートが良いのでしょうか?
その理由は、以下の通りです。
- 広範囲をカバーできる
- 使いたい箇所によって形を変えられる
- 雑巾等よりもはるかに吸水できる
このように、吸水シートは雨漏りの応急処置にピッタリなんです。
でも、吸水シートを持っている人は少ないんじゃない?
ガムテープで代用できないのかしら?
ちょっと待って!
ガムテープはできれば使わないでくださいね。
「雨漏りが起きている箇所をガムテープでふさいでしまえばいいのでは?」という考えは、わからなくもありません。
しかし、ガムテープのデメリットに注意しておきましょう。
- ガムテープを使用するデメリット
- 粘着力が強いため、はがすときに跡が残ったり、壁紙や塗装などが一緒にはがれたりする
- 粘着剤は紫外線や熱に弱いので、屋外で使うと耐久性が低くなる
- 水滴やほこりなどがある場所には貼れない
なにかを貼るとしたら、はがすことを前提にしている養生テープのほうがいくらかマシかもしれません。
しかし、粘着力が弱く、雨が浸透すればすぐにはがれてしまいます。
同じテープでも、雨漏り対策なら防水テープを使いましょう!
雨漏りの程度や箇所によりますので、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。
ちなみに、ペットシーツやオムツなどにも吸水材が使われています。
急場なら使ったほうがいいですが、吸水量が少ないことはあらかじめ理解しておきましょう。
ペットシーツやオムツを代用したとしても、修理までの雨漏り対策には専用の吸水シートに切り替えることをおすすめします。
吸水シートは繰り返し使えるの?
多くの吸水シートは「再利用不可」と注意書きがあり、繰り返し使うことはできません。
天日干しをして再利用ができる……という噂を聞いたので、そんな商品を探しましたが見つかりませんでした
吸水ができる商品としては寝具としての除湿・吸水シートまたは災害対策としての吸水性土のうがあります。
しかし、これらを雨漏りへの応急処置として利用するには、デメリットが多いです。
除湿・吸水シートのデメリット
- 吸水量が少ない
- 一度雨漏り対策に使うと寝具用に使うには心理的負担がある
吸水性土のうのデメリット
- 再利用できないものもある
- 購入必要量が多く、価格が高い
- 吸水量は多いが、かなり重く大きい
やはり雨漏りの応急処置には吸水シートがおすすめです!
次の章では効果的な使用方法を雨漏り別に紹介していますので、そちらもチェックしてくださいね。
【雨漏りの応急処置】吸水シートの効果的な使い方
吸水シートの利便性がわかったところで、正しい使い方を確認していきましょう。
雨漏りの箇所別に、使い方を3通りご紹介します。
天井からの雨漏りに
天井からポタポタと雨漏りしている場合、バケツをその下に置くことが多いですよね。
そのバケツの中に、吸水シートを敷いてみましょう。
中で吸水シートが水を吸い取ってくれるため、水が跳ね返り床などを濡らす心配はありません。
さらに、何度もバケツの中の水を捨てに行く手間も少なくなります。
サッシや窓枠からの雨漏りに
サッシや窓枠からの雨漏りの場合、吸水シートはレールや隙間に敷き詰めるようにして設置しましょう。
カーテンは濡らさないようにどけておくのが重要です。
ゴミや汚れを取り除いてから吸水シートを設置すると、より効果的に吸水してくれます。
屋根裏の雨漏りに
もし屋根裏に入れるのであれば、天井からの雨漏りが起きる前に応急処置をしましょう。
屋根裏で雨漏りが起きている場合、吸水シートはそのまま床に敷けばOK。
屋根裏に吸水シートを設置したら、回収を忘れないようにしてくださいね。
【雨漏りの応急処置】吸水シートを使うときの注意点
雨漏り時の応急処置として吸水シートはとても便利ですが、いくつか注意する点もあります。
使用する際のコツを知ることで、雨漏りの被害を最小限に留めることができますよ。
カットして使わない
吸水シートを敷きたい場所が狭いからと言って、吸水シートを切って使うことはしないでください。
中の吸水材が傷つき、切ったところから吸収したはずの水がこぼれてくる可能性があります。
「切って使える」と書いてあるもの以外はカットしないようにしましょう。
裏面が湿ってくる
置いておくだけで便利なシートですが、ある程度吸水量が多くなるとシートが湿ってきます。
濡れる範囲を広げないようにしているのに、湿ってくることで床や壁などに二次被害をもたらす危険性が。
その対策として、吸水シートの下に新聞紙やブルーシート等を敷くと良いでしょう。
重くなる
吸水シートは水を吸うと重くなります。
例えば、屋根裏に敷いたり、壁や天井に貼りつけたりするときは注意が必要です。
水を吸った重みで天井が抜けたり、壁紙が剥がれてしまったり、吸水シートそのものが落ちて床を濡らしたり……。
被害を大きくしてしまう可能性があるので、貼りつけての使用は控えましょう。
屋根裏で吸水シートを使う場合は、天井が抜けるのを防ぐために5Lサイズまでのものにしておきましょう。
応急処置であることを忘れない
吸水シートはあくまで応急処置としての雨漏り対策なので、長時間放置するのはやめましょう。
そのままにしておくと建物への被害だけでなく、カビや害虫によって体にも被害を与える可能性があります。
できるだけ早く専門業者に修理依頼をしましょう。
雨漏りによる怖い健康被害の話は、こちらの記事でも詳しく解説しています。
雨漏りの応急処置に備えよう!おすすめの吸水シートを紹介
吸水シートはホームセンターや100円均一、通販サイトなどで購入可能です。
Amazonなどのネット通販は、種類も豊富で、わざわざ買いに行かずとも自宅まで届けてくれるのでおすすめです。
吸水シートはおよそ数百円〜¥2,000ほど。
商品により大きさや給水量が異なるため、性能と価格の両方の面から選びましょう。
いくつかおすすめの吸水シートを紹介します。
第一衛材 水たまり吸水シート(防災人)
- 1袋10枚入り ¥2,849(※2022年4月現在)
- 吸水量:7リットル/枚
- サイズ(mm):360×550
- 再利用不可
- 特徴
- 使用前は厚さ3mm以下、重量50gとコンパクトなので保管時もかさばらない
- 浸水・漏水が起きた箇所に置くだけですぐ吸収してくれる
- 最大7リットルの水を約5分で吸収
- 台風・ゲリラ豪雨・雨漏りだけでなく、トイレの水漏れ、冷蔵庫等の結露吸収にも使える
アクアボーイ(吸水バック)
- バラ売り ¥1,496(※2022年4月現在)
- 吸水量:5リットル/枚
- サイズ(mm):370×280×4
- 再利用不可(吸水量が飽和状態になるまで繰り返し使用可能)
- 特徴
- 使用前は厚さ4mm、重量60g(5リットルタイプ)、吸水後は土のうとしても使える
- 最大20リットルの水を約2分で吸収するほど吸水スピードが速い
- 吸水材として吸水性樹脂を使用しているため劣化しにくく、10年経っても吸水機能は変わらない
- 紙おむつと同じ素材でできているので、人体や環境にもやさしい
他にもいろいろな種類があるので、ぜひあなたのお家に合ったものを探してみてくださいね!
こちらの記事では、他にも雨漏りの応急処置ができるグッズをご紹介しています!
突然の雨漏りは吸水シートで応急処置!正しく使って被害を最小限に!
吸水シートはホームセンターや通販サイトで手軽に購入することができ、値段も数百円〜2,000円ほどとお手頃です。
また、大量の水を吸い取ることができるので、雨漏り以外にも水害対策の準備として検討してみてはいかがでしょうか。
ただし吸水後は、置いた場所が湿ったり吸水シート自体が重くなります。
注意点をしっかり押さえ、雨漏りの被害を最小限に抑えましょう!
そして、忘れてはいけないのは、吸水シートを使った処置はあくまでも応急処置であり、根本的な解決にはなりません。
僕が信頼しているのは「雨漏り修理110番」です!
・相談、現地調査、見積もりは全て無料
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・修理費用25,000円から
雨漏り修理110番については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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