家で雨漏りが発生したけど、まだ業者に頼むレベルではないような……。
「できれば、コーティング剤を使って自力で修理したい」と考えていはいませんか?
それなら外壁のプロ&リフォーム経験多数の僕にお任せください!
コーティング剤を使った雨漏りの修繕方法をお伝えします!
すぐにでもDIYで雨漏りをなんとかしたいとお悩みのあなたに、おすすめのコーティング剤も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
コーティング剤を賢く選んで、コスパよく雨漏り修理しちゃいましょう。
管理人のあつしです!
外壁・屋根・雨漏りのことなら何でもおまかせ!
- 外壁アドバイザー資格保有
- 実家のリフォーム経験あり
- 趣味はDIY
- わかりやすい説明と適切なアドバイスに定評あり
雨漏りのDIY修理に使えるコーティング剤のおすすめ
雨漏りの修理にコーティング剤を使うと聞いて調べてはみたものの、コーティング剤がどんなものか曖昧ではありませんか?
自宅の状況に合ったものを選ぶためにも、まずはコーティング剤について概要をチェックしておきましょう。
そもそもコーティング剤(コーキング剤)とは?
コーティング剤とは、「コーキング」「シーリング」とも呼ばれている目地や隙間を埋める防水材のことです。
業者や商品によって名称は異なりますが、いずれもほぼ同じ意味で利用されています。
コーティング剤には、シリコンやポリウレタンといった水に強い素材がよく使われており、ホームセンターなど身近な店舗で数百円程度から購入することが可能です。
コーティング剤を使うと、雨漏り部分の隙間を効率良く埋められ、雨水の侵入を軽減できます。
雨漏り用のコーティング剤はどうやって選べばいいの?
雨漏り用のコーティング剤にはたくさんの種類があり、補修したい場所によって商品を使い分けることが大切です。
雨漏り修理としてのコーティング剤は、以下での使用を目的とした商品が多く、使用場所に合わせて微妙に機能や素材も異なります。
- 外壁(サイディング・モルタルなど)
- サッシ
- バルコニー
- 換気フード
- 外用コンセント周り
- 浴室
たとえば、外壁の雨漏りなら外壁素材と相性が良いものを選ぶことが必要!
雨漏り発生部分の素材が何なのかを先によく確認しましょう。
もし違うものを選んでしまうと、かえって雨漏りを悪化させてしまったり、補修しても効果を感じられなかったりと、せっかくの補修作業もムダになってしまいます。
一方で、コーティング剤(コーキング)の使用が向いていない場所もあるので、チェックしておきましょう。
- 屋根
屋根の雨漏りは屋根自体の防水塗装・葺き替え(ふきかえ)など大掛かりな工事が必要なケースが多い。 - 軽量コンクリートが使用されている場所
目地部分の補修をしてもコンクリートが劣化している可能性があり、効果が感じられないこともある。
複雑な構造をしている場所や複数の素材が使用されている場所では、コーティング剤を使っても雨漏りを防げないしれません。
雨漏り補修に使えるおすすめのコーティング剤(コーキング)5選
ここからは、自力で雨漏り補修をしたい人におすすめのコーティング剤を紹介します!
室内で多用途に使える!シリコン系素材
【商品名】
セメダイン 室内用 シリコーンシーラント 防水 防カビ 8070 プロ用 330ml
- 浴室や洗面所・キッチンなどに向いている
- 防カビ機能あり
- ゴム状弾性体となるため、ヒビ割れしにくい
- 耐水・耐熱性に優れている
- カラーは9色展開
- 価格は900円程度(2023年4月時点)
【商品名】
ボンド 変成シリコンコーク 333ml
- 浴室や洗面所・キッチンなどに向いている
- モルタルやコンクリートの亀裂補修も可能
- 冬場の低温時でも使いやすい
- 耐候性に優れている
- カラーは12色展開
- 価格は800円程度(2023年4月時点)
シリコンが主成分のコーティング剤は、塗料成分と相性が悪いため、外壁材への使用はあまりおすすめしません。
コンクリートやモルタルに合うウレタン系素材
【商品名】
セメダイン ウレタンシール S700NB 320ml
- 内外装の目地やコンクリート・モルタルの亀裂補修に向いている
- 低温硬化性が高く、発泡もないため、仕上がりがキレイ
- 外壁の場合は塗料の上塗りが必要
- カラーは4色展開
- 価格は800円程度(2023年4月時点)
ウレタン系素材は、弾力性が高く硬い素材と相性はバツグンです。
一方で、紫外線には弱いので窓ガラス付近での使用には向かないでしょう。
その他の素材
【商品名】
日本特殊塗料 水止め一番 180g ホワイト
- トルエン・酢酸エチル・酢酸ノルマルブチルが主成分
- 浴室やタイル・コンクリート・サッシなどの補修が可能
- 木材や陶器にも対応
- 乾燥が早く、硬化性が高い
- 塗料の上塗りもOK
- 価格は800円程度(2023年4月時点)
【商品名】
アサヒペン サイディング窯業系雨もれ防止補修材 ホワイト 200ml
- 樹脂・無機質充填剤が主成分
- 外壁など窯業系サイディング材が使用された部分での補修に特化している
- 密着性・耐久性・耐候性が高い
- パウチタイプで中身を押し出しながら使える
- 塗料の上塗りOK
- 価格は700円程度(2023年4月時点)
トルエン配合のコーキング材は、機能性が高いものの取り扱いが難しく、安全面での配慮が必要です。
近年は、トルエンを配合しないタイプが普及していることも踏まえて検討しましょう。
コーティング剤を使って雨漏りを修理する手順
コーティング剤を準備できたらどのように雨漏りを補修するのか、準備や手順を簡単に解説します。
補修場所によっては、手順や使用道具が異なる場合もありますので、商品の注意書きも確認しながら作業を進めましょう。
雨漏りをコーキング材で補修するために必要な道具は?
コーティング剤(コーキング)以外に必要な道具は以下のとおりです。
- コーキングガン
コーキング材を押し出すための道具で押出し式・電動式などがある。数百円から購入可能。 - プライマー
コーキング材の剥離を防ぐための下塗り材。コーキング材と同程度の価格帯。 - マスキングテープ
コーキング材の付着を避けたい場所の下処理として使用する。500円程度。 - ハケやヘラ
プライマーの塗布や仕上げとして使用する。数百円から購入可能。
あとは必要に応じて、マスクや手袋などを準備しましょう。
数千円程度あれば、すべての道具が準備できます。
自分で補修できる!雨漏りのコーティング方法4ステップ
上記で紹介した道具を使って、実際に雨漏り補修をする手順を4ステップで紹介します。
まずは、雨漏りを補修したい部分の汚れを掃除します。
水で汚れを落としたり、ハケを使って古いコーティングを剥がしたりしてキレイにしましょう。
次に、コーキング材が余計な部分に付くのを防ぐために、マスキングテープを補修部分の周りに貼ります。
合わせて下地としてプライマーを塗り、このあとに塗るコーキング材が落ちないように保護しておきます。
プライマーの素材もコーキング材と同様にさまざまな種類があるため、コーキング材に合う素材のものを選んでおくと安心です。
また、プライマーを使ったらその日のうちに最後の工程まで終わらせるようにしましょう。
いよいよコーティング剤(コーキング材)を塗ります。
コーキングガンを使いながら隙間にコーキング材を流し込み、ヘラで整えましょう。
コーキング材の種類によっては乾くまでに数日ほどかかる場合もあるため、商品の説明書きを確認しながら必要な時間を置くようにしてください。
また、外壁など屋外で作業をおこなう際は、雨天の日を避けて作業するのが安心です。
最後に仕上げとして、ヘラやハケで整えてマスキングテープを撤去しましょう。
マスキングテープを剥がすタイミングは、コーキング材が乾く前の作業当日中が基本です。
乾いてから剥がすと、マスキングテープとともにコーティングも取れてしまいますので注意しましょう。
これはNG!雨漏りをコーティング剤で補修する際の注意点
雨漏りの修理をコーティング剤を使って自力でおこなう手順を紹介しました。
しかし、自力で作業を進める際に注意しておきたいポイントもあります。
作業に取り掛かる前に、本当に自分だけでできるパターンなのかをよく確認しておきましょう。
原因が特定できていないと補修しても逆効果
雨漏りの補修は自分でもできて手軽な一方、間違った場所に施してしまうとかえって雨漏りを悪化させてしまう可能性もあります。
特によくあるのが、自分で調査した原因と実際の原因が異なるケースです。
「サッシが雨漏りの原因だ!」と思っても、実際には外壁の窓枠周りに根本的な原因があったり、屋根からの水漏れがサッシまで到達していたり、と雨漏りの原因は多岐にわたります。
ほかにも「毛細管現象」と呼ばれる状況になっていると、コーティング剤を使っても雨漏りは改善しませんのでご注意を。
安全な場所のみ自分で対応する
雨漏りを自分で修理するときには、必ず安全を確認してから作業に取り掛かりましょう。
費用を抑えてコスパよく修理したいからと、無理をしてケガをしてしまっては本末転倒です。
特に、屋根や外壁部分など脚立やハシゴが必要な高所は自力での作業を控えましょう。
事故が起きてからでは遅いです!
不安な場所は、素直にプロの業者にお願いして修理してもらうのが安心ですね。
自分でおこなう修理はあくまでも応急処置
コーティング剤を使った雨漏り補修は、あくまでも一時的な処置に過ぎません。
最終的には、再発しないよう根本部分の大幅な修繕が必要です。
たとえば、補修部分のパーツ交換や塗料の塗り替えなどが挙げられます。
そのため、コーティング剤を使ったあとはなるべく早めに雨漏り施工業者へ詳しい調査を依頼しましょう。
ただし、雨漏りの業者選びは慎重におこなうことが大切。
身近に便利屋があるから、と気軽に頼むと正しく調査してもらえないかもしれません。
雨漏り修理は専門知識がある業者にお願いするのが一番!
たとえば「雨漏り診断士」の資格を持つ業者へ依頼すれば、気になる疑問にも丁寧に答えてもらえ、不安を解消しながら修理を進められますよ。
僕がおすすめする「雨漏り修理110番」は、上場企業かつ複数の有名アンケート調査でNo.1を取得しており、実績も信頼も十分な業者です。
全国24時間365日対応してもらえるため、地方在住でも安心してお願いできます。
もちろん、雨漏り診断士も在籍していますよ。
雨漏りのコーティング剤を使った修理は知識やスキルが必要!
雨漏りをコーティング剤で修理する方法やコーティング剤(コーキング)の種類・選び方について解説しました。
- 雨漏り用のコーティング剤には多くの種類があり、場所によって使い分けが必要
- ホームセンターなどどこでも気軽に買えるので、すぐに修理を始められる
- 雨漏り補修を始める前に必要な道具は4つ!
- 天候を見ながら作業を進めよう
雨漏りをコーティング剤で修理する手順はそんなに難しくはありません。
ただし、商品と補修部分の相性が悪かったり、そもそも原因を特定できていなかったりすると、雨漏りはどんどんと悪化するでしょう。
補修後は、専門業者によるチェックを受けるのが基本です。
本格的な修繕を避けていると、いつまでも雨漏りに悩まされる生活から開放されません。
何度も補修をくり返すうちに、より複雑な問題に発展する可能性もあります。
自分でサクッと修理して雨漏りを直したいとは思いますが、早めに根本的な原因を見つけてきちんと工事しておくことをおすすめします。
コーティング剤による補修が終わったら、すぐにプロの業者へ調査を依頼しましょう。
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