外壁のタイル張り|補修費用やリフォーム価格は?タイルの種類やほかの外壁材との違いも解説

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外壁のタイル張り|補修費用やリフォーム価格は?タイルの種類やほかの外壁材との違いも解説

外壁が一面タイル張りなっている住宅はおしゃれで高級感がありますよね。

見た目だけでなく、耐久性にも期待できることから、タイルの外壁にあこがれを持つ方も多いでしょう。

しかし、気になるのは費用……。

リフォームでタイル張りにする場合の価格や、外壁のタイルを補修する際のメンテナンス費用をイメージすると、なんだか高額になりそうで不安になりませんか?

そこで、この記事では以下を徹底解説します!

  • 外壁に使えるタイルにはどんなものがある?
  • 外壁をタイル張りにするリフォーム費用は?
  • 外壁タイルの補修費用の相場は?
あつし

外壁タイルのリフォームを成功させる秘訣も合わせて紹介していますよ!

不安を軽減して、気持ちよくリフォームできるようタイルの特徴や価格を把握しておきましょう。

この記事の執筆・監修者
あつし

管理人のあつしです!

外壁・屋根・雨漏りのことなら何でもおまかせ!

  • 外壁アドバイザー資格保有
  • 実家のリフォーム経験あり
  • 趣味はDIY
  • わかりやすい説明と適切なアドバイスに定評あり
外壁アドバイザー(全国住宅外壁診断士協会認定)の認定証
目次

外壁のタイル張り費用はタイルの種類や工法によって変わる!

外壁のタイルリフォーム費用を確認する前に、知っておきたいのがタイルの特徴と種類です。

なぜなら、種類によっては価格も変動するから

そこで、まずは「タイルとは何か」や「外壁用タイルの種類」について解説します!

そもそもタイルとはなに?

タイルとは、石や土などを混ぜて1200~1300度の高温で焼き固めたものです。

タイルのメリット&デメリット
  • 耐久性・耐火性に優れている
  • キズがつきにくい
  • 紫外線や雨などに対して劣化・変色・変質しにくい
  • メンテナンス性が高い
  • デザインがおしゃれで高級感・重厚感がある
  • 自然の素材を使っていて安心感がある
  • ほかの外壁材よりも価格が割高
  • 重量があるため、自然災害時に建物負担が大きい

絶え間なく変化する自然環境の中で、日々家はもとより家族を守ってくれる外壁。

どんな外壁材にも、メリットデメリットはありますが、タイルのメリットは唯一無二と言っても過言ではないようです!!

リフォーム費用は、タイルの種類や工法によって変わります。

外壁用タイルの種類には3つの区分がある

外壁用のタイルの種類には以下の違いごとに種類が分類されています。

  • 吸水率の差
  • うわぐすりの有無
  • 成形方法

吸水率による違い

吸水率の差によって、区分されるタイルが2種類あります。

【Ⅰ類(磁気質):吸水率3.0%以下】

  • 外壁に多用されるタイル
  • 吸収率は低い
  • 親水性が高い
  • タイルの表面に水の膜ができ、汚れを洗い流すセルフクリーニング効果がある

【Ⅱ類(せっ器質):吸水率10.0%以下】

  • 外壁に多用されるタイル
  • レンガのような素朴な風合いがある

釉薬(うわぐすり)の有無による違い

タイルの表面にコーティングの役割を担う釉薬(うわぐすり)を塗るかどうかで、種類が分かれるタイプもあります。

【施釉タイル】

  • 表面に釉薬を施したタイル
  • 釉薬が塗られたタイルを高温で焼き上げることにより、表面がツルツルしたタイルに仕上がる
  • 着色できる

【無釉タイル】

  • 釉薬を施さず、素地がそのまま表面となるタイル
  • 粘土素材の自然な色や質感に魅力があり、施釉タイルよりもやや高価

成形方法の違い

そして、成形方法によってもタイルの質は異なります。

【乾式成形】

  • 高圧プレス機で型にはめて押し固める成形方法
  • 寸法精度が高い特徴
  • コストは湿式成形より安価

【湿式成形】

  • 機械から押し出し、サイズに合わせてカットする成形方法
  • 表面に模様をつけられるため、デザイン性が高い

外壁タイルの工法は2つ

タイルには、乾式工法湿式工法があります。

乾式工法
  • 近年主流の施工方法
  • 施工費1㎡あたり約4,000円~
  • サイディング素材や合板の溝などにタイルをひっかけて接着剤で固定する
  • 乾燥する時間が不要で工期が短い
湿式工法
  • 古くからおこなわれている施工方法
  • 乾式工法よりもやや高価
  • モルタルや接着剤で下地とタイルを張り付ける
  • 高い技術が必要
  • 工期が長い

このように、外壁に使われるタイルにはさまざまな種類や工法があり、どれを組み合わせるかによって価格が変わります。

あつし

それぞれのメリットを踏まえて、予算に合わせたタイルを選びましょう。

外壁タイルのリフォームにかかる費用は?価格の目安を紹介

外壁をタイルに変えるリフォームは、他の外壁材リフォームに比べ割高な費用がかかります!

ちなみに、一般的な外壁をタイルに張替える費用は、約13,000~36,000円/㎡です。

内訳は、以下のとおり。

  • 下地処理:約5,000円~6,000円/㎡
  • 外壁タイル張替:約8,000~30,000円/㎡

金額だけを見てもいまいちピンと来ないかもしれませんね。

では、ほか外壁材の価格やリフォーム費用を比較してみましょう。

代表的な外壁材の価格帯

外壁材価格帯目安
タイル約9,000円~/㎡
モルタル約2,000~8,000円/㎡
窯業系サイデイング約3,000~15,000円/㎡
金属系サイデイング アルミニウム約5,000~8,500円/㎡
金属系サイデイング ガルバリウム鋼板約3,500~6,000円/㎡
価格目安は当サイト調べ

リフォーム費用の比較

外壁の施工の種類㎡単価目安
タイル素材や下地にもよるが、約13,000円~
サイディング約4,000円~
塗装約6,000円~
価格は当サイト調べ

タイルはほかの外壁材より、価格もリフォーム費用も割高だと分かりますね。

この理由として、施工方法の手順が関係しているんです。

【外壁タイルの施工方法】

  1. 下地にサイデイング、その上に接着剤で外壁タイルを貼り付ける
  2. サイデイングと外壁タイルの二重外壁にする
  3. 外壁タイルを一枚一枚手作業で貼り付ける
あつし

外壁タイルの施工は手間も時間もかかるため、どうしても費用が高めになってしまいます。

外壁タイルの補修費用や頻度はどのくらい?

外壁をタイル張りにリフォームする費用は高めだとお伝えしましたが、補修費用はほかの外壁材よりも割安なんです!

まずは、メンテナンス頻度で比べてみましょう。

外壁施工の種類メンテナンス内容と頻度
タイル高圧洗浄
(汚れが気になったとき)
目地補修
(20年ごと)
サイディング・塗り替え
(7~10年ごと)
・張り替え
(20~30年ごと)
塗装・洗浄
(汚れが気になったとき)
・塗り替え
(15~20年)

高圧洗浄の費用

タイルの汚れや変色が気になるときは、高圧洗浄をおこないます。

費用目安は、約100~500円/㎡です。

目地のコーキング補修

コーキング材は経年により必ず劣化し、放置すると雨漏りの原因になるため、定期的な補修が必要です。

ただし、タイル自体を塗りなおす必要はありません。

  • コーキング増し打ち約500~700円/m
    (既存のコーキングの上に足す)
  • コーキング打ち替え約900~1,200円/m
    (既存のコーキングを撤去し充填)
  • コーキング材撤去費用約400~500円/m
    (打ち換えの場合発生)

タイルの塗り直しが発生しないことから、メンテナンス費用に違いが生まれ、割安になるのです。

あつし

タイルに張り替えるときのリフォーム費用は高いですが、長い目で見ると補修費用を抑えられて実はお得なんですよ。

外壁タイルの耐久性は職人さんの腕次第?業者選びは慎重に!

外壁をタイルにする場合、タイルを接着剤や金具で壁に取り付けます。

この施工をしっかり丁寧におこなえば、地震にも強く丈夫なタイル張りに仕上がるでしょう。

しかし、反対に手を抜いて施工すると耐久性も低くなり、浮きや剥がれ・タイル落下などといったトラブルが発生します!

そんなことから、外壁タイルの耐久性は「施工する職人さんの腕にかかっている」とも言われているんです。

とはいえ、依頼側は職人さんを信じるしかないわよね。

それでも、できるなら満足度の高いタイル張りにしたいものです。

そこで、気をつけるべき点が「費用にとらわれない」こと!

タイルリフォームはほかの外壁材よりも割高なため、なるべく費用を抑えたい方も多いでしょう。

しかし、そんな心理を利用して相場より安い価格をアピールし、あとから高額なリフォーム費用を請求する悪徳業者も存在しています。

実際に、問題のあるリフォーム業者に依頼した人の声を見てみましょう。

今我が家をリフォームしているのですが、室内外合わせて約50平米をタイル張りにしょうと某リフォーム会社に見積もり依頼をしたところ、膨大な金額を提示されました。

引用:教えて!goo

先日訪問販売できた業者に話を聞き、即日モニター価格ということで契約をしました。
翌日、他の業者に見積もりをとることもなく、契約までしたことに不安を感じ、費用面で適切なものなのか質問させていただきたいです。

引用:教えて!goo
あつし

目先の費用にとらわれて悪徳業者に依頼してしまうと、結果的に膨大な金額を請求されたり技術のない職人によって施工されてしまったりするかもしれません。

そのため、まずは信頼できるリフォーム業者を見極めて慎重に依頼先を決めることが大切ですよ!

当サイトがおすすめしている外壁業者は「ヌリカエ」です。

ヌリカエは優良な外壁塗装会社を紹介してくれる企業で、全国2,000社以上と提携して読者様にぴったりの施工会社を提案してくれます。

施工業者に不安があるなら、まずは複数の業者を比べてみることから始めてみてはいかがでしょうか?

外壁をタイル張りにリフォームするときは補修費用も考えて決めよう

外壁をタイル張りにリフォームする価格の相場や、補修費用について紹介しました。

外壁のタイルリフォームに関するまとめ
  • 外壁をタイルに張り替える費用相場は、約13,000~36,000円/㎡
  • タイルのメンテナンス方法は高圧洗浄と目地補修
  • タイルの価格は種類によって大幅に変わる
  • 外壁のタイル張りは長い目で見るとお得!

ちなみに、外壁のタイルリフォーム費用を左右するものには以下も含まれます。

  • タイルの種類
  • 工法の違い
  • 外壁の面積
  • 足場の有無
  • 養生の有無
  • 運搬の規模や距離

これらを合わせて総合的な費用が決まるため、見積もりや相談時にこまかく見積もりを出してくれる業者かどうかをチェックするのが得策です!

まずは、信頼できる1社を決めるために気になる業者は全部見ておきましょう。

あつし

良質な業者を一括で見比べたいなら「ヌリカエ」がおすすめ!

業者をよく見極めて、美しいタイル張りの外壁を完成させましょう。

どうか読者様にとって最高のリフォームを実現してくださいね!!

\信頼できる業者をお探しの方に/

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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