こんにちは、あつしです。
マンションのベランダや共有スペースで、もしシロアリを目撃してしまったら「うわぁ…」とつい目を覆いたくなりますよね。
一戸建てであれば駆除業者に直接お願いすることができますが、マンションに住んでいる場合、どう対処したらよいのでしょうか?
焦る気持ちもわかります。
しかし、すぐに業者へ依頼するのは待ってください。
今回はマンションでシロアリが出た時、業者に頼む前に気をつけることをお伝えしたいと思います。
注意点を知っておけば、慌てなくても済みます。
また、マンションのシロアリトラブルを避けることができ、再び安全に暮らすことができますよ!
シロアリをマンションで見かけたら?
シロアリを見かけたから…と先走って駆除の依頼をした場合、大家さんや管理会社、違う部屋に住む方々とトラブルになる可能性があります。
マンションでシロアリを目撃した時は
- 大家さんや物件の管理会社に連絡しましょう!
- 状況を詳しく説明できるように準備しておきましょう。
住民だからこそ気づく、小さな不具合や被害の状況をわかりやすく伝えられると、調査や駆除作業がスムーズに進行していきますよ!
シロアリ被害の症状についてはこちら
シロアリ駆除の費用は誰が負担するの?
マンションの共有部分にシロアリの発生原因があった時は、管理会社または大家さんが費用を負担する場合が多いです。
しかし、こういったケースでは誰が費用を負担するのか、トラブルになることが多いです。
- シロアリ発生の報告が遅れ、事態が深刻化していた
- 入居者側にもシロアリ発生の要因があった
1.床がギシギシするなど、住人が異変に気付いてもなかなか申告するに至らず、被害がかなり進行してら発見されるケース。
加えて、一部の住人が点検を拒否し、駆除が部分残しになって被害が繰り返されることもあります。
2.入居者側にも責任があった場合、敷金などから徴収されることもあります!
大家さんにシロアリの駆除を頼んだら、断られてしまいました…
Q.借家にシロアリが出た場合、賃貸借契約をした家主の持ち分はどこまでなのでしょう?
借家のシロアリ駆除や防除の費用について、家主と住人の間でトラブルが起きた際に考えておきたいのが、「家主の責任範囲」です。シロアリは地面に住んでいる生き物ですので、シロアリの駆除費用は、家主が行うケースが多いでと言われています。しかし、シロアリ予防については、「住人の任意」になりますので、家主が費用を負担しなくても良い場合が多くなります。もちろん、家主の「シロアリの駆除を放置していた」という、債務不履行が原因の損害についての賠償は家主が負う必要がありますが、一般的には、シロアリの駆除を行った後の費用の負担は、家主が負う必要はありません。
引用:シロアリ110番
つまり、シロアリ被害の報告を受けていたけど、放置してしまった時は大家さんや管理会社が費用を負担する。
住民が個人で駆除の依頼してしまった時、予防のための費用は大家さんや管理会社が負担しなくてもよい。ということだよ!
住民同士のトラブルを避け、快適な暮らしをしていくために、一人ひとりがシロアリ対策をしておくことが大切です!
そもそもシロアリは建物のどこから侵入するのか
基本的にシロアリは地面や床下から侵入します。
マンション内で被害が多いのは1階ですが、2階や3階のベランダなどから羽アリが侵入することで被害を受けるケースもあります。
一般的に、高層階になるほどシロアリが侵入する可能性が低くなっていきますが、絶対に侵入しないとも言いきれません。
なぜなら、シロアリはマンション外壁のひび割れやコンクリートのわずかな隙間からも侵入するからです。
また、近年は輸入家具に紛れて外来種のシロアリが侵入してくる事例や住宅の基礎と断熱材の接触面からシロアリが侵入するケースも増えていますね。
定期的に点検をして、できる限り未然に被害を食い止めましょう!
シロアリ被害を防ぐためにできること3つ
実は気づかないうちに、シロアリが好む環境を作り出している可能性があります。
住まい周辺の環境を思い出してみましょう!
- ベランダや家の中で観葉植物などを育てている
- 家の周りに花壇がある
- 使わない段ボールを所持している
- 庭に未処理の木材が置かれている
- 湿気がこもりやすい場所がある
シロアリの恐ろしさをお伝えしたところで、ここからは被害を防ぐためにできることを紹介していきます!
ベランダや家の周りに木材・段ボールを置かない
段ボールやウッドデッキ、枕木、ラティスなど未処理のまま置くと、シロアリのえさとなります。
そしてそれを介して家の中に入り、被害が拡大することになります。
建物の外壁下部には、床下にたまった水気を抜くための隙間が空いています。
塞いでしまうと湿気や木材が好きなシロアリを呼び寄せてしまいます。
また、不要な段ボールは処分しましょう。
もし、植物を置く場合は、植木鉢やプランターを外壁から離して置くか、シロアリ防除加工のプランターを選ぶと安心です。
定期的に換気をする
シロアリは高温多湿な環境を好みます。特に玄関のドア枠は湿気もたまりやすいです。
シロアリのえさとなる土と木材が混ざっている構造のため、被害が出やすくなります。
キッチンや風呂場、洗面所・トイレ・台所の流しの水回り・その付近の土台・床・柱などは注意。
定期的に窓を開けるか、換気扇を回して湿気を追い出しましょう!
花壇なしのマンションを選ぶ
もう一つ、玄関のシロアリ対策としては周囲に花壇を作らないということが言われます。
土があるとシロアリの発生源となる羽アリが寄りつきやすくなるからです。
マンションの場合は、物件によってすでに作られているところもあります。
花壇のない物件を選択するのも一つの手だと思います。
シロアリ被害は見えないところで進行していきます。
そのため、危機感が生まれにくく、後回しにされやすいことが被害を拡大させる原因になっています。
シロアリの被害を受けると住宅の構造部分に影響を及ぼすため、補修費用が高額になりがちです。
ある例では築25年の一戸建て住宅で、補修費が700万円ほどかかったケースもあります。
被害を拡大させないためには申告する勇気と早めの行動、個人での対策が大切になります!
シロアリを発見したら、最終的には駆除の依頼を!
「自宅のマンションにシロアリが発生しているらしい…。」
駆除業者に依頼するか、自分で駆除するか、どちらを考えますか?
まずは「自力でなんとかしたい!」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
市販のスプレー殺虫剤はNG 被害拡大のおそれも
ホームセンターやドラッグストアなどで販売されている殺虫スプレーは根本的駆除にはなりません。
しかも、何度も撒くことで薬剤被害の危険が生まれます。
身体への影響を考えると、子どもやペットがいるご家庭でのお勧めはできません。
おまけに、ドア枠や壁の奥へシロアリを追い込むことになり、駆除がかえって難しくなります。
その場しのぎになる上、見えないところでの被害も広がるということです。
シロアリを頻繁に見かける場合は、専門業者を呼んでしっかり点検を受けましょう。
駆除業者への依頼を勧める理由2つ
- 一般の方が駆除するのは困難であること
- 専門家のアドバイスを受けられることが安心につながる
シロアリがいるかどうかだけでなく、今後住みつかないかのチェックも行ってくれます。
駆除には床下への薬剤散布が必須ですが、自分が床下に入って薬剤を使用するのはちょっと怖いですよね…。
またシロアリによる被害はどこなのか、専門家でないと判断が付きにくいケースも多いと思います。
ここは自力ではなく、専門の駆除業者に一度見てもらうことをおすすめします!
- 公益社団法人「日本しろあり対策協会」の会員になっている業者を選ぶ
- 見積もりを複数取って相場を知る
- 施工後の保証期間・内容を確認する
※1 日本しろあり対策協会は優良業者しか参画できないため、依頼する会社がこの会員になっているかを確かめましょう。
※2 数社から見積もりを取れば、「自分の家がいくらでシロアリ駆除ができるか」がみえてきます。
※3 一般的には5年間の保証が含まれることが多いです。期間だけでなく、内容にも目を通しておきましょう。
これらを踏まえて、僕がおすすめしたい駆除業者は「シロアリ110番」です。
- シロアリ駆除に必要な工程を全て含んで1,200円/㎡で施工。
- 24時間365日いつでも受付。
- 日本しろあり対策協会が指定する施工方法を採用
- 調査や見積もりを無料で行う。
「シロアリ110番」では、調査や見積りが基本無料でできます。
「無料って逆にちょっと怪しくない?…」と思う気持ち、僕も同じです(笑)
ちなみに「シロアリ110番」では、社団法人日本しろあり対策協会が指定する施工方法を徹底しています。
施工方法についてはわからない人が多いと思いますので、その説明も丁寧に行ってくれるそうです!
マンションでシロアリの被害で悩んでいるという方がいたら、大家さんにもぜひおすすめしたい業者です。
詳しく知りたい方へ、評判についても調べてみました↓
シロアリをマンションで見かけたら?正しい対応を知って駆除しよう!のまとめ
マンションでシロアリを目撃した時は、戸建てと違う対応が必要になります。
まず必要なのは大家さんや管理会社に連絡し、被害の状況を詳しく伝えること。
あわてて業者に駆除を頼んでしまうと、費用負担が住人にかかることもありえます。
また、以下の2つを意識することでシロアリの予防になりえるといえます。
- シロアリがどこから入ってくるのか知る
- シロアリが好むような環境を作らないこと
特にマンションの場合は、そこまでしてもシロアリが出てくることが考えられます。
最終的には専門家の力を借りましょう!
定期的に点検してもらうのが快適な暮らしへの近道ですね!
最後までお読み下さり、ありがとうございました。