フローリングにカビは生えない!
そう思っている読者様も多いのではないでしょうか。しかし、実際は違うのです。
フローリングに敷いているマットを上げたとたん、悲鳴を上げたことがありませんか?
そうなんです。フローリングにもカビは発生するんです。
そうなると、こんな疑問が浮かびませんか?
- フローリングにカビが発生したときの補修方法って?
- カビを除去する時にやかかる費用は?
解決法を知りたい方はこの先に進んでくださいね!
■目次
カビ・ア・ラ・モード?
フローリングにもカビが生えるという衝撃の事実。
では、そのカビとはどのようなものか。
読者様の中ではカビについていろいろなイメージがあると思います。
その中には薬の原料になったり、食品になったりというものもあるでしょう。
カビは善なのか悪なのか。
そのあたりのことも考えていきたいと思います。
あなたは何もの?
カビというものは最悪の場合、健康被害をもたらすかもしれない物質です。しかし、ご存知の読者様もいらっしゃるかもしれませんが、病原菌の一種ではないのです。
カビというものはおもに細胞が集まった状態の細菌、糸状菌の一種に分けられるのです。
ここで、糸状菌と耳にして何かと思われる読者様もいらっしゃるでしょう。
糸状菌の代表選手としてはキノコを挙げることができます。驚くことかもしれませんが、カビはキノコの仲間だということがいえるのです。
キノコとカビが仲間だなんてショックだわ。キノコ、好きなのに食べられなくなりそう・・・
・・・(いや、間違ってもそれはないから)
このカビにもいろいろ種類があります。そして、家の中でよく目にするカビは『黒カビ』と呼ばれるものです。
食パンにポツポツと星が飛んだようになったのを見たことのある方も多いでしょう。
このように食品に害を及ぼすカビですが、部屋の中にあっても同じことです。ですので、カビは発見した時にしっかりと除去するということを考えなければならないのです。
カビ発生の根本的理由
フローリングにカビが生えてショック!
読者様の中にはそんな声を上げたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
というわけで、ここではフローリングになぜカビが生えるのか、という理由を考えていきます。
母さんはフローリングにカビが生える理由ってわかる?
えっと~フローリングって木材よね?
やっぱり濡れちゃうから?
そうだね。濡れるっていうのもあるけど、正確には湿気かな。
そうなんだ。じゃあ、湿気がどれだけフローリングに悪いのか教えてくれる?
・・・(これっていつものパターンだよね)
母さんが口にした「濡れる」という単語は、フローリングにカビが生えることを考える時にとても重要です。
なぜなら、フローリングにカビが生える原因として「水分」と「敷物」が考えられます。この二つに共通しているのが「湿気」です。
室内外の温度差で結露が発生
⇓ ⇓ ⇓
その水滴がフローリングに垂れる
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カビが発生
寝ている間の汗が布団に吸収
⇓ ⇓ ⇓
フローリングには吸湿性がない
⇓ ⇓ ⇓
行き場をなくした汗が原因でカビが発生
湿気がカビの原因だとしても、いろいろなパターンがあるのね
好奇心ってもつものじゃないですね
ここからはちょっとショッキングな画像が続きます。読者様は気を付けて先に進んでください。
あっくん・・・ショッキングって何よ~
こういうのって、やっぱり実例を見てもらうのが一番だろう?
だから、フローリングに生えたカビの画像を集めてみました。
床材の表面に黒い点。これはカビです。
引用:住宅検査 カノム
濡れた下地合板の上にフローリングを施工したのが原因。
工事中、雨で濡れ、乾いていない
引用:住宅検査 カノム
下地の合板の上にフローリングを張り、
上から養生をしたため、湿気がこもりカビが生えた。
カビなんて、もう見たくない!
フローリングのカビ補修+α
フローリングにカビが発生してしまった!
このカビというものの繁殖が早いのは読者様もご存知のことだと思います。
それに人体に有害な面もあります。となると、適切な方法で除去して、新たに発生することを防ぐことが必要になります。
そこでカビの除去方法や予防する方法についてまとめてみました。
Do It Yourself?
フローリングに生えているカビが少しだけだったら?
その時は自分でカビを処理をすることも可能です。手順は簡単なのでここでご紹介していきます。
- 住宅用中性洗剤をカビに吹き付けしばらく放置
- 吹き付けた洗剤の色が変わったら雑巾で拭き取る
これだけです。ただし、拭き取る時の雑巾はしっかりと絞るようにしてください。
どうしてなの?
洗剤の成分をフローリングに残さないようにするためだよ。あとフローリングは水分に弱いからね。
Q:フローリングに洗剤の成分が残ったらどうなるの?
A:フローリングに洗剤の成分が残っているとカビが生えやすくなります。
それ以外にも変色の原因になる場合があります。
見えている範囲のカビが除去できました。次に読者様が知りたいことは、カビの再発を防ぐ方法だと思います。
カビの再発を防ぐって大変なんじゃないの?
そんなことないよ。ドラッグストアにあるものを使えば簡単なんだ。
え、そんなものがあるの?
ジャジャーン。これこそカビを防ぐ特効薬。消毒用エタノール!
カビの再発を防ぐには消毒用エタノールをカビの生えていた部分に吹き付けるだけです。ただし、大量にかかってしまうと変色する可能性があるので注意が必要です。
たくさんかかったと思ったら、キレイな雑巾やペーパータオルなどで拭き取るようにしてください。
餅は餅屋といいますよね
カビが生えるのはフローリングの表面だけではありません。
- フローリングの内部は大丈夫なの?
- 床下にまでカビが進行していたらどうしよう?
そんな不安を持たれる読者様がいらっしゃるのも当然だと思います。
そんな時は専門の業者に依頼することをおススメします。
でも、あっくん。カビって住宅用の洗剤で掃除ができるんでしょう?
わざわざ業者に頼む必要あるの?
床の表面に発生しているだけなら大丈夫って言えるかもだね。でも、ワックスやコーティングの下にまで侵入されたら、専門家じゃないと難しいんだよ。
そうなの? あっくんはDIYが趣味でしょう?
だったら、自分でできるんじゃないの?
そうかもしれないけどね~
でも、無理にしちゃうと変色したりフローリングが傷んじゃうかもしれないんだ。そうなったら、あとが大変だよ。
ホームセンターに行けば、フローリング修繕用の商品もいろいろとあります。
僕と同じようにDIYが趣味だという読者様も多いでしょう。
しかし、カビの除去は専門家に任せた方がいい結果になる時があります。
専門家に任せると時間や費用がかかります。
その代わり、カビを完全に除去でき、ワックスを使ってキレイに仕上げてくれることもあるのです。
フローリングが傷むかもしれないと思う場合は専門家に依頼することを考えてみてください。
予防するのは我らです!
カビを除去してフローリングをキレイな状態に戻すことができました。しかし、予防するということを考えておかないと、カビはまた発生してしまうのです。
そこで、フローリングをキレイなままにしておくための対策法をいくつかご紹介します。
布団やカーペットは清潔ですか?
布団は寝ている間に汗を吸収しています。
湿気対策として除湿マットやすのこを使うことをおススメします。
また、敷物にはダニの死骸がたまりやすいですが、これはカビのエサになってしまいます。
カーペットやマットは丸洗いが難しいですから、防カビ剤を利用することも考えてください。
結露対策、できていますか?
フローリングのカビ対策として、冬場に発生する結露を防ぐことも大切です。
窓ガラスに発生した結露が水滴になり、それが床に染み込むとカビの原因になってしまいます。
また冬場は乾燥しやすいので室内の加湿を考える読者様もいらっしゃるでしょう。
適度な加湿は必要ですが、湿度を高くし過ぎるとカビが発生しやすくなるので注意が必要です。
ワックスをパワーアップさせましょう
業者にカビ除去を依頼した時に、フロアコーティングもお願いしてみましょう。
このコーティングはワックス以上に耐久性があり、床を傷や汚れから守ってくれます。
そのことから汚れが溜まりにくいというメリットがあるので、カビを予防することができるのです。
カビを予防する方法っていろいろあるのね。私もできることからやってみるわ。
カビ取り費用は高いのか、安いのか?
フローリングのカビが補修できるということを知って安心された読者様も多いことと思います。
とはいえ、放置した期間が長いと、カビはフローリングの木部にまで進行している場合があります。その場合は自力での補修というものに限度があるので、業者にカビの除去を依頼することをおススメします。
あっくん、業者にカビの除去を依頼するのはいいわよ。でも、費用はどうなのよ。タダでしてくれるわけじゃないし、気になるわ。
母さんならそう言うと思って調べてあるよ。その時の状態によって変わるみたいだから、目安だと思っておいてよ。
カビがフローリングの木部にまで進行しているとします。
その場合でも、業者なら専用の薬剤を使用するので、カビを除去することができます。また、見た目もキレイにしてくれます。
この場合の費用が読者様も気になるところでしょう。
カビの除去費用はカビがどれくらい進行しているかということもですが、作業を行う場所の範囲によっても変わってきます。それでも、目安としては2万円からが相場となっています。
カビを除去してフローリングをキレイにするという作業は1畳以上から対応しています。
しかし、場合によると部屋一面が対象となるため、費用も数万円かかってしまうというケースが多いです。
そのため、床自体の張替えを視野に入れておいた方がいい場合もあります。
フローリングを張替えるとしたら、費用はどれくらいになるの?
業者はほとんどのカビの除去が可能です。
しかし、フローリングの深い場所まで進行していると、業者でも対応が困難になってきます。
その場合にはフローリングの張替えが必要です。
この場合、部分交換という形にすると費用は2万円からとなります。
ただし、床全体の張替えとなるとそれ以上の費用がかかるということは理解しておいてください。
まとめ
ここまでフローリングのカビのことをいろいろと調べてみました。
健康被害をもたらすカビですが、病原菌ではなくキノコの仲間であるということには驚かされました。
母さんはキノコが食べられなくなるとか言っていましたが、そんなことはありえないでしょう。
それよりも、自分でカビを除去する時に掃除機は使ってはいけないということの方が重要です。
読者様の中でカビが埃のようになっているからといって、掃除機で吸い取ることだけはしないでください。
家の中にカビの胞子をまき散らすことになってしまいます!
リビングなどのフローリングで表面だけに発生したカビは自力でなんとかできます。
しかし、マットの下などで湿気が強いところに発生したカビは業者に任せた方がキレイになるということも忘れないようにしてください。
フローリングの上に寝転がるのは気持ちがいいですよね。
カビをキレイに除去したフローリングの上でゴロゴロしてみませんか?
他にも、フローリングに関する記事は、こちらです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。