トイレって、しっかり掃除をしても2、3日経つと臭いが気になることってありますよね。
ニオイの主な原因のひとつが「壁」にあるということをご存知でしょうか。
この記事では、以下を中心に確認しながら壁の消臭に効果的な対処法を解説します。
- トイレの壁についたニオイの原因と消臭する方法
- トイレに向いている壁材と色の選び方
- トイレの壁をリフォームする場合の費用や工事にかかる時間・注意点
毎日使うトイレを快適に過ごすため、壁のリフォームの参考にしてくださいね。
■目次
トイレの壁のニオイは消臭できる?
トイレの壁って、頑張って掃除してもどうにも落ちない汚れがあったり、ニオイが気になったりしますよね。
トイレの壁に付いたニオイの原因は?
トイレに入ったとき、ツンとしたニオイの原因は主に「尿」です。
尿の飛び散りが壁について黄ばみやニオイの原因になってしまうのです。
これは、男性やお子さんだけに限りません。
トイレのフタをしめずに流した場合も飛び散ることがあるからです。
また、尿は壁に直接つかなくても、尿の主な成分であるアンモニアが空気中に蒸発して壁についてしまいます。
壁がアンモニアを吸っては空気中に吐き出していることでトイレがいつも臭ってしまうんですね。
トイレの壁のニオイは掃除で消臭できるの?
本やテレビなどで紹介される「重曹」「クエン酸」「セスキ炭酸ソーダ」などは、黄ばみや消臭効果があります。
特に、クエン酸スプレー(クエン酸小さじ1に対して水200ml)で掃除をしたあとに、アルコールで拭くと除菌、消臭両方に効果的です。
しかし、これらの方法を行ったとしても、長年のがんこなニオイを完全に消臭することは難しいです。
そういう方法もあるのね。でも、ずっとトイレの臭いに悩むより、思い切ってトイレの壁をリフォームしてみたいわ。
そうだね。壁をリフォームすると気持ちよく使えて、その後掃除もラクになるしね。
トイレの壁を消臭効果があるものにリフォームしよう!
トイレの壁をリフォームすることで、トイレそのものが生まれ変わったようになります。
自分の生活に合ったリフォームをしていきましょう。
トイレに向いている壁材は主に4種類ある
トイレに向いている壁材には壁紙だけではなく、主に次の4種類があります。
- ペンキで塗るタイプ
- 壁紙を貼るタイプ
- 漆喰などのように練ったものを塗り付けていくタイプ
(→漆喰がタイルになっているものもあります)
- 一部分または壁全体にパネルやタイル状のものを貼るタイプ
トイレの壁って、いろいろあるのね。できればお手入れもラクなものがいいわ。
そうだね。そこは重要だね。また、消臭や除菌などの機能が付加された壁紙もあるよ。どんなものがあるかみていこう。
ここからは、トイレに向いている機能がある壁材の種類と、色選びに迷ったときのヒントをお伝えしていきますね。
トイレの悩みを解決する機能性壁材
トイレを快適にするために壁を貼りかえる際、色や柄だけではなく機能が施された壁材にすると、消臭だけでなく日々のお手入れもラクになります。
どんな特徴があるのか、壁材別にみていきましょう。
- ペンキ
消臭効果があり、壁以外の床面や金属などにも塗りやすい水性ペンキがあります。
- 壁紙
特殊なラミネート加工で消臭、防汚、抗菌の3つの機能が施されている壁紙があります。
- 塗り壁材(漆喰)
漆喰は調湿、消臭効果があります。
- 塗り壁材(珪藻土)
珪藻土は天然成分が主原料で、調湿、消臭、防汚、断熱効果があります。
(珪藻土とは、水辺のプランクトンの化石でバスマットやコースターにも使われています。)
- パネルやタイル
漆喰がタイル状になっているものがあります。
また、調湿や消臭効果があるセラミックスがタイル状になっているものもあります。
どれも消臭効果がありそう。ところで、壁の色は何色にしようかしら。
トイレの壁の色は迷うよね。色選びのポイントを見ていこう。
引用:RoomClip
トイレの壁紙と色選びに迷ったら、こちらの記事も参考にしてくださいね。
トイレの壁の色選び
グレーやベージュ系のニュートラルカラーは穏やかでほっと一息つける色です。居心地の良いトイレになります。
ブルーや白は清潔感のあるさわやかなトイレになります。また、ブルー系などの寒色系は後退色と言い、後ろにさがってに見える特徴があるので、狭い空間を広く見せます。
グリーン系は腸を整える作用があると言われています。グリーンは使いづらい色かも知れませんが、黄色寄りのグリーンやくすんだグリーンを使い照明をオレンジの光にすることでノスタルジックな印象にもなります。
黄色やオレンジは腸を活発にする働きがあると言われています。暖色系は温かみがあり安心感を感じる色です。淡い色なら壁全体でもいいですが、はっきりした色の場合は壁の一面にアクセントクロスとして使うのも良いです。
また、風水などの運気を上げるラッキーカラーとしては、いろいろな解説がありますがトイレが北に近い方角にある場合は暖色系、南に近い方角にある場合は寒色系を選ぶということが共通しています。
トイレの壁をリフォームする時の費用や時間
ここからはトイレの壁をリフォームする場合の費用や工事にかかる時間、その後の注意点についてお話していきますね。
費用はどのくらいかかるの?
費用や工事の方法はリフォーム会社によっても大きく変わりますが、平均すると、施工費用が30000円から40000円、プラス材料代です。
材料費は、1平方メートルあたりの価格はスタンダードな壁紙は1000~1200円くらい、高機能壁紙の場合1500~2000円くらいです。
1畳のトイレで約38000~48000円を目安にするといいでしょう。
見積の比較サイトで見比べることもできます。
工事の時間はどのくらいかかるの?
業者さんによって工事時間は違いますが、平均すると、3~5時間くらいかかります。
工事をお願いするときに確認しましょう。
トイレの壁紙を自分でDIYするとしたら
トイレの壁紙を自分でDIYするメリットとデメリットについてご紹介します。
素材だけで済む。
ひとりでやるので1日では終わらない可能性がある。
トイレの壁を自分でDIYするのであれば、大まかな手順は以下の通りです。
- トイレットペーパーホルダーなど壁に付いているものを取り外す。
- 巾木を剝がす。
- 壁紙を剝がす。
- 新しい壁材を施工する。
- 巾木を貼る。
- 取り外したものを戻す。
自分でやるのは大変ね。プロにお任せしたほうがいいようね。
リフォームした後の注意点
新しくした壁が高機能の壁の場合でも長くキレイに保つには、換気に気を付けることです。
トイレを使用した後10分くらい窓を開けておきます。(窓がない場合は換気扇をかける)
これは、消臭以外のカビ対策にもなります。
トイレは湿度が高く通気性がよくない場合が多いです。
また、トイレットペーパーから出る細かい繊維などでホコリがたまりやすいため、カビやすい環境なんです。
(壁の端っこに黒ずみがあったら、それは黒カビです。)
トイレの壁を消臭する方法!臭いの原因とリフォームする時の注意点のまとめ
トイレの掃除を頑張っても落としきれないニオイの原因は、壁にもあったんですね。
毎日必ず使うトイレは、快適に過ごしたいですよね。
今回はトイレの壁のニオイを掃除で消臭する方法や機能が施された壁材の紹介もしました。
トイレの壁を思い切ってリフォームすることで、お手入れもラクで毎日気持ちよく使えるようになることでしょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
プロのクリーニングに頼るという方法もあるよ。