こんにちは、あつしです!
今回の体験談は、戸建てにお住いのSさんからお聞きしました。
築30年の夫の実家をもらい受けてお住いのSさん。
2階建ての1階部分、ほぼすべてを変更するというかなり大規模なリフォームと同時に外壁塗装もされました。
今回は、外壁塗装と、窓を塞いで壁にする外壁リフォームに焦点を当ててご紹介します。
お住まい | 奈良県天理市 |
年齢 | 38歳 |
築年数 | 30年(戸建て) |
期間 | 外壁リフォーム:2020年1月~(約8週間) 外壁塗装:2020年3月~(約7週間) |
工事時間帯 | 8時半~ |
費用 | 外壁リフォーム:8万5千円 外壁塗装:121万円 |
工事内容 | 外壁リフォーム:腰高窓、勝手口の開口部閉鎖(モルタル仕上げ) 外壁塗装:モルタル外壁に遮熱系シリコン樹脂塗料「ASTEC シリコンREVO1000」の塗布 (雨戸、雨樋などの付帯部分の塗装込) |
見積もり | 外壁リフォーム:1社 外壁塗装:2社 |
外壁リフォームをしようと思ったきっかけ
我が家は今年でちょうど築30年になります。
それまで外壁の手入れを一度もしたことがないらしく、色あせだけでなくひび割れもあちらこちらにできていました。
夫の両親の家を譲り受ける形で結婚と同時に今の家に入居したのですが、入居から10年が経って使い勝手への不満もつのっていました。
元々は建替えを目指していたのですが、建築関連の仕事をしている知り合いに聞くと、土地の区分や家を建てた時の経緯から建替えが難しいとのこと。
そこで、思い切って大規模リフォームを行うことになったのです。
室内も壁を抜くなどの大がかりな工事をしたのですが、すきま風と結露に悩まされていた北側の腰窓と勝手口もこの機会に塞いでしまうことに。
外壁の傷みが家の寿命に関わると聞いたことがあったのと、窓を塞ぐ工事箇所の仕上がりもきれいになるので外壁塗装も同時に行いました。
外壁リフォーム業者について
業者はどうやって決めた?
それぞれどうやって決めたのか聞いてみましょう。
外壁リフォーム業者はどうやって決めた?
まず、希望のリフォームがどのくらいの費用でできるのかを聞いてみたくて、リフォームフェアのチラシが入っていた業者にアポなしで行ってみました。
営業の方が概算の金額をすぐに教えてくれて、大体の予算と一致していたので、現地確認した上での見積もりをしてもらうことに。
現地確認には、建築士の方2名と営業の方とで来て下さり、かなり詳細に調査して見積もりを出して下さいました。
その料金体系がとても明解な上に、熱心に取り組んで下さる様子に好感を持ったのもあって、他では見積もりをとらずにこの業者に決定しました。
その後の工事担当の人の対応もよくて、Sさんはとても満足したそうだよ。
外壁塗装業者はどうやって決めた?
元々は室内リフォームと外壁リフォームを依頼した業者に塗装もお願いするつもりでいたので、簡単に概算で外壁塗装も見積もってもらっていたんです。
ただ、途中で夫に「仕事関係で親しくしている塗装業者さんに依頼してやって欲しい」と言われ、元の業者さんには、外壁塗装はお断りすることに。
見積もりは形ばかりで、その知り合いの業者さんに依頼することに決まりました。
過去に同じように知り合いにリフォームをお願いした経験があり、不満があっても何も言えなくて困ったことがあったので、正直不安でした。
でも、こだわりたかった室内は私に業者選定を任せてもらえたので、ここは夫に譲ることにしました。
見積もりを取ったときの業者の対応
■よかった点
細かいことを質問しても、どちらの業者さんもとても親切に答えてくれました。
塗料も5種類ほど見積もりして提案して下さったので、自分の求める機能と耐用年数、費用を照らし合わせて決定できたのは良かったです。
隅々までチェックしてから見積もりを出していただいたので、工事内容が確定した最終の見積もり額と実際の請求額に、ほとんど差はありませんでした。
■悪かった点
どうしても他の現場のお仕事を済ませてから見積もりに来られるので、どちらの業者さんも夕方から夜にかけての見積もりになってしまいました。
薄暗い中で外壁を見て、しっかり見えているのかと正直疑問でした。
また、子どもが小さいので晩御飯の時間をずらせず、夕方の訪問には少し困ったところもありました。
見積もりと請求の金額にほとんど差がないのは、しっかり見積もりしてくれている証拠だよ!
外壁リフォーム工事について
詳しく聞いてみました!
外壁リフォーム工事の様子
■よかった点
窓と勝手口を塞いで壁にしてもらったのですが、モルタル同士は接着できないので元々の壁と新しく壁にした部分との間にいつか隙間ができてしまう、とのことでした。
「元の外壁と新しく塗る部分との間に溝を切って、隙間を塗装業者さんにコーキングで埋めて塗装した方が雨漏りの危険性が少ない」
このような提案があったのでその通りにしてもらいました。
塗装業者さんがその施行済みの新しい壁の部分を見て、「この方法が一番いいけれど、左官技術的に難しいので出来る左官屋さんは少ない」と感心していました。
塗装については、複数人で塗り進めて下さったので、ペンキのにおいがするのが短時間で済んだのでよかったです。
■悪かった点
知り合いに依頼をしたせいか、足場が立ってから塗装完了するまで1カ月半ほどかかりました。(提出された工程表では2週間程の予定)
足場のレンタルは1カ月だけだったので、最後は梯子や屋根に上って塗装していました。
天気が特別悪かったわけでもなかったので、他の現場との兼ね合いで後回しにされたのかな、という印象でした。
外壁工事の内容
まず、腰高窓と勝手口のサッシを取り外し、モルタル仕上げの壁に変更してもらいました。
これは内装工事と並行していたので、ただ開口部を塞ぐだけの工事にどれくらい日数がかかったのかは不明です。
開口部を2か所塞いだモルタルの外壁を、遮熱系塗料「シリコンREVO1000」で塗装しました。
この遮熱系塗料「シリコンREVO1000」を選んだ理由の一つは、太陽光の中の近赤外線を反射する率が高いからです。
照明を当てて温度上昇を見る実験では、壁面の表面、裏面の温度が、一般的な塗料よりも約9℃低く保たれたという結果が出ています。
とにかく、夏の2階の暑さがひどく困っていたので、次の夏に2階の温度がどうなるのかが楽しみです。
その他にも優れた耐候性で、耐用年数が13~16年と長期なのも決め手になりました。
やはり外壁塗装にはまとまった金額が必要になってしまうので、塗料の値段は高いですが、耐用年数が長い方が塗装の頻度を抑えられるのでお得かなと考えたからです。
外壁だけでなく、雨戸や雨樋などの付帯部分も修繕と塗装をしていただきました。
外壁リフォームをしてどう変わった?
結露と寒さに悩まされていた窓と勝手口を塞ぐことで、冬場も快適に過ごせるようになりました。
外壁もひび割れや色あせ、サッシ部分のコーキングが痩せているのが気掛かりだったのがなくなってほっとしています。
建て替えられないからこそ、長く大切に住んでいかなければいけないことを、今回改めて考えさせられました。
今までは室内の設備の古さや傷みばかり気にしていましたが、これからは外壁の修繕も計画的にやっていきたいなぁと思っています。
でも、家の裏側で人から見えない部分で、Sさんはほとんど気にならないそうだよ。
外壁リフォーム体験談まとめ
今回は、築30年のご自宅の開口部を塞いで、外壁塗装された体験談をご紹介しました。
外壁塗装に適した時期というのは、大体10~15年程度と言われています。
今回ご紹介したSさんは、30年間一度も塗装しなおしていなかったとのことでしたが、案外このようなお宅は多いです。
早め早めの外壁のメンテンナンスを行うことが、家そのものの寿命を延ばすことににもつながります。
計画的に周期を決めて、外壁塗装を行えるようにしておくと安心ですね。
今回のSさんは、なんとなく訪問したリフォーム会社や知り合いの塗装屋業者さんに依頼されました。
すべてが納得いくものではなかったようですが、仕上がりには大満足とのことでした。
リフォームは仕上がりだけでなく、リフォーム全期間でいかに気持ちよくリフォームしてもらえたかも満足度につながります。
リフォーム業者探しの方法の一つに、一括見積サービスという便利なサービスもあります。
必要事項の入力などの手続きは一度だけで、複数の業者から見積もりを出してもらえるサービスです。
登録されているのは優良なリフォーム業者ばかりなので、その中から自分に合う業社を探すことができます。
納得のいくリフォームのためにも、業者選びは大切な作業なので、ぜひ検討してみて下さいね。
体験談と見積書や写真をご提供いただきましたSさん、ありがとうございました。
この記事が、外壁リフォームをお考えの方の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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