雨風の強い日に、窓枠や出窓から雨漏りにしていることに気づいたあなたへ。
ひとまず一時的に処置すれば大丈夫だと思ってはいませんか?
実は、窓枠からの雨漏りにはさまざまな原因があり、正しい対処をしないと状況がさらに悪化してしまう可能性もあるんです。
この記事では、窓枠からの雨漏りが発生する原因や応急処置はもちろん、応急処置のあとにすべき正しい修理方法についても丁寧に解説します。
業者に依頼した場合の費用相場もわかりますので、雨漏りの修理を依頼するときは本記事を参考に選んでみてください。
窓枠や出窓の雨漏りはしっかりと原因を特定したうえで、応急処置や修理をおこないましょう!
管理人のあつしです!
外壁・屋根・雨漏りのことなら何でもおまかせ!
- 外壁アドバイザー資格保有
- 実家のリフォーム経験あり
- 趣味はDIY
- わかりやすい説明と適切なアドバイスに定評あり
窓枠や出窓から雨漏りする6つの原因を解説!
窓枠や出窓からの雨漏りは、以下6つの原因が考えられます。
- 窓枠や出窓に使われているコーキング材の劣化やひび割れによるもの
- 外壁のひび割れによるもの
- 窓と屋根の位置関係によるもの
- 窓上部の配管や換気扇への雨水侵入によるもの
- 引き違い窓によるもの
- 防水処理の不備や施工不良
あなたの家ではどの原因か調べる方法も合わせて紹介しますね!
窓枠や出窓に使われているコーキング材の劣化やひび割れによるもの
雨漏りの原因で最も多いのが、コーキング材の劣化によりできるひび割れや隙間によるものです。
コーキング材は、窓枠や出窓などに利用されるゴム状の建材で、外壁と窓枠の隙間を埋める役割を果たしています。
そして、コーキング材は日々の雨風や紫外線などで劣化し、10年ほどで寿命を迎えてしまうのが特徴です。
台風が多い地域・夏の気温が高い地域・豪雪地域などでは、5年程度で劣化してしまう可能性も!
コーキング材が劣化すると、隙間から雨水が入り込み、室内にも漏れ出してしまいます。
そのため、住宅を建ててから5年以上がたっているなら、まずはすぐに状態をチェックできるコーキング材の劣化を疑いましょう。
外壁のひび割れによるもの
窓枠や出窓のコーキング材と同じく、外壁のコーキング材が劣化することで雨漏りを引き起こすケースも考えられます。
外壁のコーキング材には繊維質とセメントを混ぜた素材が利用されており、こちらも乾燥や水濡れに弱く、経年劣化によってひび割れが起こりやすいんです。
特に、出窓や窓枠付近では少なからず隙間ができてしまうため、劣化が早まる可能性があります。
外壁の劣化(ひび割れ)が発生すれば、水が窓枠まで流れていきやがて雨漏りに発展してしまうんです。
窓と屋根の位置関係によるもの
窓と屋根の位置が近いことで、窓枠の雨漏りにつながる場合があります。
そもそも屋根は外部からの影響をじかに受けやすい部分のため、風や雨・雪などによって破損することも珍しくありません。
破損した屋根に雨水が入り込めば、屋根を伝って近くの窓枠や出窓にも水が入って、雨漏りが発生してしまいます。
外壁と同じく、屋根も経年劣化するんです。
5年以上点検していないなら、屋根にも原因があるかもしれませんよ。
窓上部の配管や換気扇への雨水侵入によるもの
窓枠や出窓の雨漏りは、外につながっている配管や換気扇からも発生します。
普通に生活しているうえでは、換気扇や配管に雨水が侵入することはほぼありません。
しかし、強風や台風などで、想定していなかった方向から雨水が吹き込んできたらどうでしょうか?
いくら防水処理や防風対策がしてある場所でも、予期せぬ角度から雨水が入り込んでしまうんです。
ここで気づかず放置していると、屋外の配管や換気扇から窓枠まで雨水が到達して、雨漏りに気づくことに……。
引き違い窓によるもの
あなたは「引き違い窓(引き違いサッシ)」という窓の種類を聞いたことがありますか?
引き違い窓は多くの住宅で採用されている定番のスタイルで、左右の窓を交差させることで開閉する窓のことです。
そして引き違い窓は、開閉をスムーズにするために、左右の窓にわずかな隙間が作られています。
これが雨漏りの原因になり得るんです!
引き違い窓のデメリットとして、隙間から横殴りの雨が入り込んだ場合、室内まで雨水が侵入することが挙げられます。
そのため、強風や大雨のときだけ雨漏りするという場合には、窓の構造にも着目してみてください。
もし、特殊な天候のときだけでなく、雨が降るたびに窓枠で雨漏りが起こる場合は、別の原因も疑いましょう。
防水処理の不備や施工不良
最後に、防水処理の不備や施工不良による雨漏りです。
たとえば、雨漏りを発見して防水処理を施したとしても、処理の仕方が甘かったり、応急処置から時間がたっていたりすると、残念ながら雨漏りが再発します。
また、住宅の施工時に、本来ならきちんと防水処理がされているはずの部分で施工ミスが発生していた場合も、同じように雨漏りが発生するでしょう。
住宅を建ててから、まだ年数がたっていないなら、施工不良箇所がないかをチェックしてみましょう。
DIYで防水処理をする場合の注意点は、こちらの記事で紹介しています。
すでに雨漏りの応急処理をしている状態なら、あなたの処理が間違っているのかもしれません。
今一度確認してみてください。
窓枠や出窓の雨漏りの原因を自分で調査する方法
ここまで、窓枠や出窓で雨漏りが起こる原因をお伝えしてきましたが、特定できそうでしょうか?
雨漏りは原因によって、応急処置方法が変わってきますよ。
そこで、雨漏りしている部分を自分で特定する方法を、おさらいもかねて改めて紹介しておきます。
【雨漏りの場所を自分で調査する方法】
- 窓枠や出窓のコーキング材に隙間やひび割れはないか
- 窓と近い場所にある外壁や屋根にひび割れ・破損はないか
- 外側からホースで窓に水を撒いたときに、どこから水が侵入してくるか
目視で確認できる部分から、まずは調査しましょう。
外側から見たときに、ほかの部分と比べて明らかに劣化しているなどの変化があるなら、そこが雨漏りの原因かもしれません。
また、水を撒いて確認する方法は雨の日におこなうと特定するのが難しくなるため、晴れの日が続くときに実施しましょう。
水を撒く方向も、何回かに分けておこないながら特定していきます。
目視だけで確認できない高所部分などを、自力で調査するのはNGです!
できる範囲で調べてもわからないときは、素直に専門業者へ依頼しましょう。
窓枠や出窓以外での雨漏りも考えられるなら、こちらの記事にある調査方法もあわせてご確認ください。
窓枠・出窓の雨漏り時に使える応急処置アイテム【5選】
雨漏りの原因を探りつつ、すぐにできる応急処置方法として有効な手段を5つ紹介します。
もし原因が特定できているなら、その環境に合った対処法をお試しください。
- 防水テープ
- 吸水シート
- 防水スプレー
- コーキング材
- 雨漏り補修液
その1:防水テープ
防水テープは、防水機能のある粘着テープのことです。
ガムテープのように切って貼るだけなのでかんたんですし、雨漏りしている部分を直接カバーできます。
価格も数百円〜1,000円程度と安いものが多く手に入りやすいため、応急処置のアイテムとしてはもっとも手軽です。
防水テープの素材も硬いゴム性のものや、クッション素材などさまざまです!
僕のおすすめ防水テープは以下の記事で紹介しています。
ご自宅の窓枠のサイズや状態に合わせて選んでみてください!
その2:吸水シート
吸水シートは、薄い不織布に水分を吸収させるアイテムです。
タオルよりも吸収力が強く、吸収した後も水が垂れにくいため、とても扱いやすいですよ。
吸水力の目安は、一般的に400gのシートで500mlのペットボトル約20本分だとされています。
1枚が薄いので、保管場所に困らない点もありがたいですね。
また、費用は1枚100~2,000円程度のため、性能や予算から自分に合った製品が選べるのも魅力です◎
吸水シートの使い方はこちらの記事で詳しく解説しています!
その3:防水スプレー
防水スプレーは、主にコンクリートやタイル・木製品などに散布することで、防水・防カビ効果が期待できるアイテムです。
外壁のひびに直接スプレーすれば、一時的に雨漏りを防げます。
透明なのでどんな色の外壁にも使えて、跡も気になりません!
防水スプレーを使うときは、事前にゴミやホコリをふき取り、外壁から20~30㎝は離してまんべんなく2~3回吹きかけてください。
その4:コーキング材
コーキング材は外壁や窓枠などの隙間を埋めて、浸水部分をシールのようにふさいでくれるものです。
シリコン素材で作られている製品が多く、防水機能があります。
使う場所に合わせて素材や色も異なり、同じメーカーでもさまざまなバリエーションがあるのが特徴です。
ただし、コーキング材を使うにはある程度慣れが必要なため、まずは小さなタイルや木材などを使って練習してから雨漏りしている部分を補修するとよいでしょう。
コーキング材の注意点や正しい使い方は、以下の記事でご確認ください。
その5:雨漏り補修液
雨漏り補修液は、外壁や木材のひび割れ部分にハケで塗るだけで防水できるアイテムです。
液体がひび割れ部分に染み込むと表面に膜ができ、それが雨水の侵入を防ぐ役割を果たしてくれます。
製品によっては、セメントと混ぜて固めたり、防サビ効果があったりなど、追加の機能を持ったものもありますよ。
雨漏り補修液の使い方としては、事前に補修部分の清掃をしてから、薄めた補修液をハケで塗るだけです。
塗ったあとは、乾燥させてもう一度重ね塗りします。
雨漏り補修液の中でも特に有名な「ミラコン」を使う場合は、こちらの記事で注意点をチェックしておきましょう。
雨漏りの応急処置は「やったら終わり」ではない!
5つの応急処理方法を紹介しましたが、窓枠や出窓の雨漏り補修は応急処置だけで完全に直せるものではありません。
これらの方法はあくまで一時的であり、また雨漏りが再発する可能性も大いにあります。
そのため、雨漏りの応急処置が終わったら早めに専門業者に依頼して、きちんと補修してもらうのがおすすめです。
もし雨漏りの応急処置をして放置した場合は、以下のような二次被害につながるかもしれません。
- 窓枠や出窓に使われている木材が腐食する
- カビやシロアリの発生源になる
- 壁や屋根の破損から住宅全体の安定性が軽減する
修理を依頼するなら、被害が増えていることに気づく前がベスト!
応急処置直後の雨漏りを防げている状態で実施したほうが、時間もお金も節約できますよ。
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応急処置後に窓枠や出窓の雨漏りを完全に修理するには?【費用相場や業者選びのポイントを紹介】
窓枠や出窓の雨漏りを完全に修理するには、応急処置をしたあとに業者に依頼するのが一般的です。
しかし、どんな業者に頼むべきかわからないですよね。
特に、窓に関する雨漏りは「サッシ業者」と「雨漏り専門業者」の2パターンが考えられます。
そこで、ここでは「どちらの業者に依頼すべきか」「費用相場」「よい業者を見分けるコツ」について見てみましょう。
窓枠からの雨漏りはサッシ業者ではなく「雨漏り専門業者」に依頼する
窓枠や出窓の雨漏りを修理する際は、雨漏り専門業者への依頼がおすすめです。
「窓枠に関することなので、サッシ業者に依頼したほうが話も早いのでは?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、雨漏りの原因が窓枠ではなく、外壁や屋根など全く違うところにあるケースも十分に考えられます。
そのため、あらゆる可能性から総合的に調査&修理してくれる雨漏り専門業者に依頼するのが、もっとも早く解決できる方法なんです。
雨漏りの専門業者に修理を依頼した場合の費用相場を紹介
参考として、窓枠や出窓の雨漏りを専門業者に依頼したときの一般的な費用相場と工期を紹介します。
修理内容 | 費用相場 | 工期目安 |
---|---|---|
窓枠補修 (コーキング処理を含む) | 3〜20万円 | 数時間〜1日 |
外壁のひび割れ補修 (コーキング処理を含む) | 5〜15万円 | 数時間〜1日 |
外壁内側の防水シート張り替え | 20〜100万円 | 1日〜3日 |
窓上の屋根補修 | 20〜50万円 | 1日〜1週間 |
雨漏りの状態によって、修理費用は大幅に変動するとわかりますね。
軽度であれば半日〜1日ですべての作業が完了しますが、重度になると2週間以上になることも珍しくありません。
つまり、手が打てるうちに修理することで、費用はグッと抑えられるんです!
良い雨漏り修理業者を見分けるコツ【こんな業者はNG!】
雨漏り専門業者について検索してみると、多数の業者がヒットするため「本当にここは大丈夫な会社なの?」と不安になり、迷ってしまうかもしれません。
数ある業者から信頼できる1社を見つけるには、複数の会社で見積もりを取って比較してみるのが僕のおすすめ!
見積もりを取る際には、以下の点に対応してくれるかどうかを注意深く確認しましょう。
- 無料で見積もりしてくれる
- 雨漏りの原因も無料で調査してくれる
- あなたの話をしっかりと聞いて、質問には丁寧に答えてくれる
- 複雑かつ高額な修理プランだけを提示してこない
- 近所への騒音なども配慮して作業時間帯の相談に乗ってくれる
- 修理後のアフターサービスについても説明してくれる
相談の段階から親身に対応してくれるとわかれば、信頼度も上がりますよね。
反対に「こんな雨漏り専門業者は危険!」と判断できるポイントはこちらです。
- 見積もりを断ったあともしつこく訪問や電話営業してくる
- 見積もりから契約までの期間が短い、もしくは契約を催促してくる
- 見積もりの明細書がざっくりとしている
- 相場よりも大幅に低い金額や、極端な割引を提案してくる
早く雨漏りを直したいと思うあまり、悪徳な修理業者に依頼すると、手抜きの修理や追加費用の請求などでのちのち苦しむことになるかもしれません。
雨漏りの修理費用もけっして安いものではありませんので、情報をよく見極めて良い修理業者に依頼しましょう。
外壁アドバイザーおすすめの業者は「雨漏り修理110番」
窓枠や出窓の雨漏り修理について、外壁のプロである僕もおすすめする専門業者は「雨漏り修理110番」です。
【雨漏り修理110番の強み】
- 雨漏り修理の利用シェア No.1!お客様満足度98%など信頼できる実績アリ
- 調査&見積もりはもちろん無料
- 対応は24時間・365日OK
- 部分修理に対応可能で低価格を実現!
緊急性の高い雨漏り修理に対応できるよう、夜間や祝日も対応してくれる点はとても好感が持てます。
また、ほかの補修も上乗せして見積もりを出されることがなく、低価格で必要な部分だけを補修できる点も魅力です。
そして、何より雨漏り修理に特化したプロが相談に乗ってくれるのが心強い!
知名度や実績からも、信頼できる業者であることは明白です。
いろいろと調べてはみたけど、イマイチ修理業者を決められないというときは「雨漏り修理110番」を検討してみてはいかがでしょうか?
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窓枠と出窓の雨漏り修理はプロの業者に依頼するのが安心!
窓枠や出窓の雨漏りについて、原因や応急処置方法を解説しました。
応急処置に使えるアイテムはどれも手軽に手に入るものばかりです。
ただし、応急処置をする前には、目視で調査しながら最適なものを活用して雨水の侵入を防ぎましょう。
そして、応急処置が終わったあとは、すみやかに専門業者へ依頼することをおすすめします!
雨漏りの応急処置を自分でできても、雨漏り箇所の完全な修繕は自力では不可能です。
放っておけば事態は深刻化するどころか、二次被害まで発生させてしまうかもしれません。
また、自分で調査した原因が外れている可能性もあります。
そのため、雨漏りの補修は「応急処置だけして終わり」にするのはやめましょう。
修理業者による修理が遅れれば遅れるほど、費用も高額になりますよ。
僕がおすすめする雨漏り修理業者「雨漏り修理110番」なら、原因の調査や見積もりも無料で対応してくれます。
サービスの紹介や口コミを別記事でまとめてあるので、よかったら依頼業者の対象として検討してみてください。
窓枠と出窓の雨漏りを解消して、雨や風にも耐えられる快適な暮らしを目指しましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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