塗り壁の弱点はひび割れ!?メンテナンスまで徹底解説します!

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自然素材で身体にも地球にも優しい塗り壁。

魅力的な外壁材なので、検討・導入されている方も多いのではないでしょうか?

一方、塗り壁にはひび割れについての心配する声やお悩みがよく聞かれます。

そこで、今回は「塗り壁のひび割れ」にスポットを当てて解説していきます。

  • 塗り壁の特徴と弱点
  • ひび割れ対策
  • ひび割れのメンテナンスの方法
  • 塗り壁のメリット

こちらの4点を整理し「ひび割れ」に関するお悩みを解消していきましょう!

この記事では、ひび割れを発見したときの対応や業者選びのコツまで知ることができますよ!

目次

塗り壁の特徴と弱点

いきなりですが塗り壁に「ひび割れ」はつきものです。

結論としては、上手く付き合うしかないです。

ひびが入りにくい素材も開発されていますが、やはり、塗り壁の弱点であることには変わりないです。

そこで、今回は「塗り壁」の弱点であるひび割れとの上手な付き合い方を、全力でサポートさせていただきます!

塗り壁の特徴

塗り壁の種類特徴機能
珪藻土
  • 原料:植物性プランクトン 
  • 多孔質
  • 湿度の調整
  • 脱臭作用
  • 吸音性
  • 断熱性
漆喰
  • 原料:消石灰(水酸化カルシウム)
  • ツルリとした表面に仕上がります
  • 防火性
  • 殺菌作用
  • 防音性
  • 静電気をためず、埃がたまりにくい
  • 脱臭作用
  • 耐久性
土壁
  • 原料:土・竹・わらなど
  • 日本の気候風土に適してます
  • 防火性
  • 断熱性
  • 防炎性
  • 調湿性
ジョリパッド
  • 原料:砂と塗料
  • モルタルの上に吹き付けて塗装します
  • ひび割れしにくい
  • 材料費が安い
  • 耐久性
  • 低汚染性
  • 防音性
  • 耐火性
  • 色を選べる
  • 質感を選べる

塗り壁の弱点

  • 壁材の乾燥に時間がかかるので、工期が長くかかります。
  • 職人の手作業となるため、技術力の差が出やすい
  • コストも高くなりやすいです。
  • 壁在自体の弱点としては、汚れがつきやすくひび割れができやすいと言われています。

こうして、デメリットを挙げてみると、やはり「ひび割れ」は何とかしたいですね。

この先は塗り壁の「ひび割れ」に焦点を当ててみていきましょう。

塗り壁のひび割れを対策しよう!

初めに塗り壁がひび割れる原因について見ていきましょう。

塗り壁のひび割れる原因

塗り壁の多くはモルタルの上に塗装をしています。

引用:ユーコーナビ

図をご覧ください。

塗装の部分が漆喰・珪藻土・ジョリパッドになります。

いずれの外壁も、下地がモルタルになっていますが、このモルタルがひび割れしやすい特徴を持っているのです。

塗り壁の素材には伸縮性がないものが多く、密着している下地部分の影響を受けるため、ひびが入りやすいのです。

モルタルのひび割れには5つの原因があるので、確認していきましょう

モルタルのひび割れる原因5つ

  1. モルタル自体の乾燥
  2. 紫外線や雨等による経年劣化
  3. 地震などの外的な力
  4. 寒暖差
  5. 施工不良

基本的には、新築後10年位経過するとひび割れが起きやすいといわれています。

多くの原因は、外壁材自体の問題になりますが、地震などの外的要因もきっかけになります。

引用:外壁塗装ほっとらいん

また、窓枠のアルミサッシ等にもひび割れは発生しやすいです。

塗り壁にはつなぎ目がなく、伸縮に弱いという特徴から起こります。

塗り壁のひび割れを予防する方法

ひび割れの原因はわかりましたが、何とか予防はできないものか?と思い、調べてみました。

結論として、モルタル自体の乾燥・経年劣化・外的な力・寒暖差を無くすことは難しいです。

でも、工夫することで「ひび割れ」のリスクを軽減させることは可能です。

ひび割れを予防する工夫

  • 壁を塗る時期を選ぶ
  • 適切な厚さで塗る
  • 下地に合ったひび割れ防止剤を使う

【壁を塗る時期を選ぶ】

例えば、漆喰の場合、夏の日ざしは強く急激に水分が蒸発します。

また、冬の寒い時期も漆喰が自然と固まる機能が低下するといわれています。

自然由来の物を使う塗り壁だけに、使う素材に合った季節に施工する事が理想的です。

【適切な厚さで塗る】

選んだ素材に最適な塗り方をする、という技術面も重要になります。

漆喰なら1~3㎜が最適な厚さで、厚さが増すほどひび割れを起こしやすくなります。

このような点で、職人さんの技術が発揮されます!

【下地に合ったひび割れ防止剤を使う】

下地が吸水性の高い木材の場合には、ひび割れ防止剤が有効です。

専門的な知識のもと、最適な材料の選択が必要になりますね!

出来うる工夫・対策を考えていくとプロの知識や技術が必要になりますね。

塗る技術や使う素材の特徴を知り、適切な時期に施工する。

最適なひび割れ防止剤の選択・使用。

ひび割れの原因の1つ「施工不良」も、業者・職人さん次第です。

ひび割れの予防方法について考えると、対策には信頼できる専門家が欠かせません。

機械化が進む外壁材ですが、「塗り壁」は人の手作業で仕上げる良さがあります。

その良さを生かすためにも、信頼でき、知識・技術・経験があるプロにメンテナンスをしてもらう!

これが、塗り壁を上手にケアしていくコツになりそうです。

塗り壁のひび割れメンテナンスについて

ひび割れは、放置しておくと建物自体の劣化に直結します!

割れている部分から、雨水を吸収すると更にひびは深く広がります。

また、基礎部分が金属なら錆が発生し、脆弱化。木材なら腐敗に繋がります。

小さなひび割れでも、軽視せずに適切な対応をしていきましょう。

塗り壁のメンテナンス方法

今回は自分でできるメンテナンスとプロに依頼した場合に分けて紹介します。

【手軽に自分で出来るメンテナンス】

汚れがついてしまった場合は、水で硬く絞った雑巾で拭き取ったり、サンドペーパーで軽く削る方法がいいでしょう。

ちょっとした傷などの補修には、市販のスプレーや補修材が使えます。

手を入れた部分だけが悪目立ちしてしまう可能性もありますので、慎重に行って下さいね!

不安な方は費用はかかりますが、職人さんに依頼すると安心ですよ!

【プロへ依頼した場合のメンテナンス】

引用:外壁塗装ほっとらいん

次に、プロにお願いした場合どんな事をしてくれるのか?

ひび割れの原因に照らし合わせて、メンテナンス方法を確認しておきましょう。

プロへ依頼した場合のメンテナンス(原因別)

  • モルタル自体の乾燥
起きる時期の目安 築2年~
対策 補修、外壁塗装

家が完成してもモルタル自体は乾燥を続けるため、築2~3年を目安に自然とひび割れが起こる可能性があります。

数年以内を目安にメンテナンスをしましょう。

  • 紫外線や雨等による経年劣化
起きる時期の目安 築5年~
対策 外壁塗装

紫外線や雨は、外壁表面の防水塗装を劣化させます。

その結果、モルタルが「雨を吸水⇔乾燥」を繰り返すことで、「膨張⇔収縮」による負荷が大きくなり、ひび割れに繋がります。

このケースでは、既に、雨水を吸水しやすくなっているため、早めのメンテナンスが必要です。

地震などの外的な力

起きる時期の目安 なし
対策 補修、外壁塗装、左官

建物自体に大きなひずみが生じている可能性もあるので、早急にメンテナンスをしましょう。

  • 寒暖差
起きる時期の目安 なし
対策 補修、外壁塗装

寒暖差が大きいほど、ひび割れが生じやすくなります。

気温が高いと「膨張」、気温が低いと「収縮」するためです。

ひび割れの程度をみながら、メンテナンスをしていく必要があります。

  • 施工不良
起きる時期の目安 なし
対策 補修、外壁塗装、左官

施工不良もひび割れの原因になります。

特に下地の処理で、材料の配合・混ぜ方などが行き届いてない場合は短期間でひび割れを起こします。

施工不良を疑った場合には、建物全体の安全にもかかわりますので、早急にメンテナンスを依頼しましょう。

補修とは?
ゴム状の材料で隙間を埋める、応急処置のことです。
左官とは?
職人さんによる処置のことです。
外壁塗装
外壁を塗り直し、防水機能を復活させる作業です。

定期的なメンテナンスを

塗り壁をひび割れなく維持していく唯一のコツは定期的なメンテナンスです。

まずは、ご自宅の外壁を仕上げてくれた業者に、適切なメンテナンス時期を確認してみましょう。

また、定期メンテナンスの時期になっていなくても、小さなひび割れがあれば、早めに対応することをお勧めします。

結果的に、防水性を保つ事ができ劣化を止められ、ご自宅の美しさも維持できます。

業者選びのコツ

メンテナンスを依頼するにあたり、信頼できる業者さんに出会えるか?が不安になるポイントでもありますよね。

そこで、新たに業者・職人さんを探したい!

という方に信頼できる業者探しで抑えるべき4つのポイントをお伝えします。

信頼できる業者探し4つのポイント

  1. 複数の業者で見積もりをとる
  2. 見積もり書の価格が明確である
  3. 確かな実績・経験がある
  4. 不安や疑問が解消されるよう、対応してくれる

会社の大小に関わらず、安心してご自宅のメンテナンスをしてもらえるのが大切です。

そのためにも、僕は、信頼できる関係を築くことは最重要ポイントだと考えます。

4つのポイントを参考に、複数の会社と実際にやりとりをしてみて下さいね!

塗り壁にもメリットはある!

引用:クローバーガーデン

塗り壁の魅力は、何といっても独特な味わいがある外壁に仕上がる事です。

  • 職人の技術や使う材料によって、何通りもの仕上げ方が可能!
  • カラーバリエーションも豊富!
  • ガラスや天然石、タイルやレンガなど併用もできる!
  • つなぎ目がなく一体感のある外壁に仕上がる!

選択の幅が大きく、オリジナリティ溢れる外壁にする事が可能です。

また、自然由来の素材なので人にも環境にも優しい外壁材ですね。

塗り壁は「ひび割れが入りやすい」という弱点があり、メンテナンスも必要です。

でも、たくさんの素敵な顔を持っているのが塗り壁の外壁ですよね!

塗り壁の弱点ひび割れ!?メンテナンスまで徹底解説します まとめ

ひび割れは、塗り壁の外壁にはつきものです。

でも、それにも勝る魅力もあります!

塗り壁の特徴

  1. 塗り壁には、珪藻土・漆喰・土壁・ジョリパッドがある
  2. メリット…味わいある外壁に仕上がる事・自然由来で人にも環境にも優しい素材
  3. デメリット…工期が長い・技術力差が出る・コストがかかる・ひび割れしやすい

塗り壁材の中では、ジョリパットがコストが安く、ひび割れしにくい素材です。

ひび割れ対策

  1. ひび割れの原因…下地のモルタルがひび割れしやすく、その影響を受ける事
  2. ひび割れ対策…施工時期を選ぶ・適切な厚みで塗る・ひび割れ防止剤を使う

プロの知識・技術・経験を活用して、ひび割れ対策をしましょう!

ひび割れのメンテナンス方法

  1. 自分で…固くじぼった雑巾で拭く・サンドペーパーで削る・市販の補修材を使う
  2. プロに‥補修・左官・塗装の依頼をする

定期的なメンテナンスを、専門家に依頼するのがベストです!

塗り壁は味わいのある素敵な外壁です。

上手にメンテナンスをして、守っていきましょう!

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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